12月28日・中央競馬ラストデー
中央競馬納めの28日。PОG指名馬で勝つものと決めつけていた阪神1Rのニューダイアリーズが差し切れず2着に終わる。いささか消沈して11時すぎに、東京競馬場の予約シートへ。メモリアルスタンド5Fの最前列、ピーカンの陽射しが降り注いで完全に温室状態。
周りの客もポツポツで、Tシャツ姿になっている人もいるほど。しかも紙の券を久々に1日楽しむつもりでいたら、券売機へは最も遠い席だった。まあ、当日の天気次第ではあるのだけど、座っていられないくらい暑くなるのだから、前半分と後ろ半分は値段を変えるべきではないだろうか。そもそも、陽ざしが強すぎて卓上のモニターは新聞などで遮光しないと見えないし、また目や皮膚への健康面の心配もある。あれはお金を取って売る席ではない。昔から言われているけれど、JRAは一向に対策しないなあ、あの席には。
場内を久々にいろいろ徘徊することにして、散歩タイムに切り替え。レース映像は提供されておらず、オッズのみが映し出されていた。券売機はかなり間引きして稼働。見渡せる範囲のワンフロアあたり大体4,5人程度しかおらず、ベンチを独りで優雅に使っている様子が目立つ。結局歩数だけはやたらと稼げて、帰宅したら12000歩に達していた(笑)。
肝心の馬券はまたしても不調気味。中山8Rでは期待したアイルビーザワンが内から突っ張られてバテ、阪神9Rはカフジオクタゴンとデリカダの2頭でどうしようもないと、この2頭1,2着入れ替え固定で3着目を4頭に絞り、厚く3連単を買うという慣れない手に出たら、買えなかったファンウワースが3着に入ってきてハズレ。アタマ差4着のフィフティシェビーなら持っていたのだけど・・・。完全に裏目引きまくりで大敗の流れ。
ここでメモリアルスタンド5Fへ戻る。券売機前の立ち見。
状況を救ってくれたのが大詰めホープフルS。▲◎△でいろいろな券種をまとめて。4着フィデルでもよかっただけに、直線は安心して見ていられた。
・・・と、浮かれていたところで後ろから名前を呼び止められた。見たところ知らない方のようなので、会釈程度を返したら、名乗られたので?となっていたら、なんと、20年ほど前に、一時期準レギュラー的に電話出演していた福岡のコミュニティラジオで競馬番組を担当し、制作兼進行に携わっていたNさんであったのだ!なんという合縁奇縁か。この日たまたま、普段来ない場所にお互い来て、しかも私がこの時間帯にフロアに戻ることにしたからこそ再会できたわけだ。人生にはこういうことはたまにあるけれど、それにしても・・・。
10分程度の立ち話の中でも、激動の20年を歩まれたことが伝わってきた。中年後半ともなるとたいてい大きめの病気の1つや2つは乗り越えてきているものだが、Nさんは脳梗塞で10年前にかなり危険な状況になった由。お互いに運に恵まれ、ある時は少しそっぽを向かれながら、突然思いもかけぬ場所で再会するというこの偶然性には、嬉しさや驚きはもちろん少し敬虔な感情も湧いてくる。
その運が味方してくれたわけでもないとは思うが、中山12Rはほぼ印順で3連単と馬連ワイド、阪神最終は勝ったローレルアイリスには手が出なかったが、危機回避の予感が働いたか、贅沢せずに自信の本命コスモカルナックとジュビリーヘッドのワイドを勝負にしていてこれが大正解。15時過ぎまでは青くなっていたのだけど、終わってみれば最高の締めとなった。29日の東京大賞典は、サロン会員さんのためだけに自分のサイトで予想を出して、◎〇△。中央のみならず馬券の買い納めも、堅い決着ながら的中で締めることができた。
今年は健康面が改善したこともあり、20年よりは万事マシな1年となったが、それでも10月までは胸を張れるような実績が作れず、ほとんど年末の2ヶ月に集約させたような年になってしまった。22年はもう少しコンスタントに結果を出せるようにしたいものだ。
最後に年始のメディア関係。
★ラジオ日本は1月5日の午後前半を担当します。7,8,9,10Rを担当する予定。両金杯も予想はしゃべります。
★競馬予想TV、最初の出番は8日となります。シンザン記念とフェアリーSが対象レースだそうです。
★YouTubeチャンネルは中山金杯篇を年始、2日あたりにアップする予定です。
それでは皆様、良いお年をお迎えください。
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