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2021年12月29日 (水)

12月25日・土曜の競馬

 急いで年内の記事を更新していく。まずは25日土曜。

 中山競馬場へ向けて朝8時半すぎに家を出た。寒さに怯えていたが、なんと未明の雨のため湿度が高くなって空気が柔らかい上に、陽が当たって一層暖かく感じる。速足で歩くと汗ばむくらいで、厚着しすぎた。
 乗り換えの西船橋駅では、コンコースのケーキ屋に長蛇の列。売れ残ったケーキの安売りに並んでいるのだ。ざっと見て20m以上はあった。食べ物を無駄にしないという意味では良いことだが、これを狙って敢えて買い控えた客も多いだろうし、店が少し気の毒ではある。ともあれ、捨てる量が少しでも減るのが一番だが。

 関係者入り口から入場し、事務所の前を通ると、ちょうど楽団の方々が楽器を抱えて歩いていくところとすれ違った。この時は知らなかったが、昼休みに演奏イベントがあった。グランプリムードは前日からじわりと高揚していく。

 ラジオの担当は8,9,10、11Rの展望で、9Rの回顧までやって終了。結果的に3勝1敗といえばマズマズだが、大きく荒れた大障害は外していて、当たった3つは堅くて誰でも取れるレースだった。まあハズすよりましか。

 この日は何と言ってもその中山大障害がクライマックス。確かに時計内容は全盛時に及ぶべくもないし、相手にも恵まれてはいたが、オジュウチョウサンが見事な復活劇を演じた。オジュウの今回の敵は他の馬たちではなく、自分自身だったように思える。加齢から来る衰えという、生ける万物が逃れられない宿命。これをあっさりと跳ね返した。だから相手のレベルや時計は関係なかったのだ。
来年も現役続行が決定。戦うことが存在証明のような馬になった。

 そしてこの大障害にはドラマがもう1つ。この日で、約5年にわたったラジオ日本のパドック解説を、育成牧場との仕事の都合がどうしてもつかずに勇退することになった谷中公一さん。その育成牧場に入って谷中さんが手がけたとたん、6年ぶりの勝利を昨夏にあげたブルーガーディアンが出走したのだ。谷中さんのラストデーにJGⅠ出走の晴れ姿。結果は最下位だったけれど、正装で臨んだ谷中さんは保護者のようで、実に誇らしげだった。オジュウチョウサンの勝ったシーンも確かに感動したのだけど、身近で見たこちらの情景も同じくらいジンときた。
 谷中さんとは、「なんかまたそのうち一緒になりそうですね」と言いながら明るくお別れ。門外漢の訳の分からない質問にも嫌な顔せず、いろいろ教えていただいた。何度かイベントでも一緒に出られたし。感謝しかない。

 メイン終了後お台場へ移動。アクアシティの沖縄料理店のタコライスを孤食して腹ごしらえ。本番終了後、タクシーへ乗るため外へ出ると、来た時の暖かさは消え失せてこの時期らしい寒風が吹きすさび、東京駅までの車中の窓の外にはなんと粉雪が舞った。東京駅のホームでは酔客が口論からのつかみ合い、すぐに駅員が気づいて収めていた。年末。

 

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