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2022年5月

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2022年5月31日 (火)

5月28日・土曜の競馬

27日、金曜の東京は、前夜半からかなりの雨。午前中に移動のバスの中では豪雨のレベル。その車中、スマホで共同通信木曜夕方出稿の原稿を打ち直し。金曜午前なら、土曜朝刊の葵Sの差し替えにギリギリ間に合うのだ。葵Sは有力馬が複数除外になって一度書き直し、さらにこの日9時過ぎになって、対抗としていたショウナンマッハも回避してしまった。幸い終点まで乗る経路なので、乗り過ごしを気にすることなく作業。
それにしても、自宅マンション敷地の路面には多数の枝が落ちていて、まるで台風の後のようだったのは驚いた。つくづく開催がぶつからなくてよかった。

 例年なら府中の市街地の街路樹や街灯には、ダービーの小旗がずらりと張られるのだが、今年も無し。ただダービー週だから、府中のコンビニに並ぶ競馬新聞の部数はいつもより多い。

 土曜は前日は一転、朝から初夏の日差し。東京競馬場も土曜にしてはかなりの賑わいを見せていた。場内には小旗が至る所に付けられている。
 キッチンカーで正門近くに出店していた博多焼き肉丼で腹ごしらえ、ネギマヨ掛けウマし。ただ量がやや少なかったので、スタンドで売っていたたこ天入りのかまぼこ串で腹を補充し、ラジオ控室へ。
 この日はPОG2頭出走。ドラフト1位でクラシックの期待をかけていたディーンズリスターが、なんとPОG年度最終週に出走。さすがに勝負は次かと見ていたら、フワフワしながら既走馬の骨っぽいところ相手に勝ち切ってしまった。つくづく無事だったらと惜しまれる。個人のゲーム的にはまさに焼け石に水状態(失礼)。もう1頭のマイネルメサイアは、前走の疲れが取れていなかったか?直線で持ち前の粘りがなかった。これにて完全終了。指名馬の半数近くが故障しては悲惨な結果もやむを得ず。

 ラジオはその7Rからで5頭立てなのにハズレ。8Rと9Rは消した馬に勝たれる。メインの予想までやって出番終了、こちらは誰でも取れる堅いレースで、当てても意味はなかった。レモンポップはひと息入れて、これからは一流どころとマイルで当たってどうかということになっていく。

 葵Sは軸としたコラリンが大きく出遅れて終了。そもそも2着のコムストックロードがノーケアだった。この日はこんなのばかりで酷い馬券。
 
 東京9Rで対抗としたロードミッドナイト。パドックでも本馬場でも全く落ち着き払っていたのに、ゲートでまさか座ってしまうとは・・・。このところ、競馬の恐ろしさを思い知らされる不可抗力のアクシデントが本当に多い。

 あとは戸崎騎手の手綱が冴えに冴えたこと。以前から半期に一度くらいは、ものすごい固め打ちをするタイプだが、この日はやることなすこと正解といった感じ。特に8R、絶対的に不利な東京ダート1600mの1番枠から敢然とハナを主張して、ハナに立った途端一気にペースダウンして逃げ切った騎乗、また10Rでのドンピシャのタイミングでの仕掛けは見事というしかない。葵Sまで見てお台場へ向かったので、メインと最終はラジオで聞いていたのだが、メインのレモンポップは別にして、最終のジョディーズマロン、帰宅してVTRで見直すと、スタート出てすぐに下げて溜め、直線は弓を放つように解き放っていた。ここまで冴えると翌日が少し怖いとも思ったが・・・。

 競馬予想TV経由で23時すぎに帰宅。

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2022年5月26日 (木)

5月22日・日曜の競馬と週末の告知

 日曜は天候回復、馬場も一気に回復。しかしこの日は在宅観戦。競馬場に居る時に比べると時間の経過がとても速く感じる。
 新潟で今村騎手が10勝目。女性のルーキーの勝ち鞍の記録を更新したそうだ。4角の捌きなどは新人らしからぬもので、夏場次第では年内30勝に届くかも。ただ、乗れてきたころにケガというのもよくあることで、こればかりは幸運を願うしかない。今、藤田菜七子騎手が苦しんでいるのも、重なるケガが最大の原因だ。
 
 前夜のテレビで狙い目レースに指定した新潟10Rは、本命メイショウツワブキが何とか3着に粘ってくれて、人気薄のヒモ馬ビップエレナが勝ったことで配当が少しハネた。関係者には失礼な物言いになるのでレース結果が運とはいわないが、私の的中自体は運が全て。狙って当てたつもりでも、実際は馬券なんて運が90%だと思っている。
 
 それを痛感させられたのがオークスなわけで。詳しくは前に書いた。それでなくても、この1年近く、GⅠの大舞台でスタート前、あるいはゲートでのやりきれないトラブル、事故が頻発している。これについては次号の競馬の天才で。

 オークスのレース自体にまだ触れていなかった。一言でいうなら、競走能力とメンタル両方が完成していたスターズオンアースの強さが目立ったレース。スローなのに縦長になり、懸念された大外のロスがほとんど無かったのも大きかったと思う。
また距離適性があまり問われず上がり勝負となり、かつての距離適性短めの馬の好走が多かった頃のオークスに戻った感。スターズオンアースは舐められ過ぎていた感があったので▲は打ったが、フラワーCからの2着スタニングローズにはお手上げだった。ただ、ローズ一族らしく、この馬もまたクラシックで2着・・・。まさに血の轍。そしてフローラ組は一枚下だったか。
 
 ダービーウィークももう木曜となり、いよいよ枠順が発表されて、一気にムードが高まる。木曜深夜から金曜にかけて雨のようだが、夕方までには上がって、その後は好天が続く予報だ。当日はほど良い良馬場となりそうで何より。暑さだけが心配だけど・・・とにかく何もアクシデントの無いダービーであってほしいと願うのみだ。

★ラジオ日本は出番の時間が入れ替わります。今週から東京終了までは、土曜午後の前半になり、13時から14時半担当となります。

★YouTubeチャンネルは、ダービー第2弾を金曜に撮ります。東京スポーツ藤井さん、大阪スポーツ松浪さんにそれぞれ関東関西の有力馬について伺います。もちろん私の印上位2頭も公開します。おそらく金曜夜公開となります。

★競馬予想TVは今週も出ます。なお、当初は安田記念週は出ない予定でしたが、他の出演者都合により、急遽出ることになり、おそらく数年ぶり(5年以上は間違いない)の4連闘です。その後は2週空いて、宝塚記念週となりそうです。
 それではみなさん、よいダービーを!

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2022年5月25日 (水)

5月21日・土曜の競馬

 今週の週刊競馬ブックの表紙が良い。斬新なレイアウトは目を惹くし、ダービーを迎えるワクワク感、馬の表情の可愛さも感じられる。

 21日の土曜は、朝から小雨、そして午前10時過ぎには本降りに近い状態になってきた。週の前半に出ていた予報は完全にハズレた。まだ傘なしでも行けた時間帯に東京競馬場へ向かい、まずはおよそ3年ぶり・・・記憶が正しければ2年9ヶ月ぶりに内馬場へ。俳優のキム木村さんがツイッターで紹介なさっていたキッチンカーのラーメン「茜ノ舞」へ。濃厚エビみそラーメン。スープはもちろんだが、麺がしっかりしていてとてもウマい。北池袋に店があるようだ。キッチンカーで出張ってくれなければ、巡り合うことはなかった。以前のラーメンフェスのように、こういうおまけの楽しみが、また競馬場に本格的に戻ってきてほしいものだが。

 味は満点近いが量は少なめなので、これを補うべく、こちらもかなり久しぶりに営業再開したフジビューの麺系のフードコートエリア「なないろ」へ。なじみのマスターと再会を祝して?雨で客がいないのをいいことにしばし語らう。
メニューが以前の3分の2程度に減っていたのだが、なんでも、コロナ禍の間に契約していた製麺業者や食肉加工業者が潰れてしまい、うどん類や煮込み類が出せなくなったからだそうだ。ここの名物である唐揚げや卵焼き、そして焼酎をはじめとした酒類は継続できているのだけれど、そんな状況でマスターも今1つ完全に明るい表情とはいかない。外で唐揚げを食べない私でも、ここの有田鶏の唐揚げは別格で喜んで食べてきたので、久々に口にでき満足。レモンサワーとの組み合わせがとくに好きだ。もちろんその取り合わせで。

 食リポみたいになってしまったが本題へ。東京は午後1時過ぎに一層雨が強まって、1時間近く降った後に止んで曇天。少しずつ雲は薄くなってきた。

中京8Rは幻のガッツポーズ。ケイサンフリーゼが本命、どうみても押し切れそうで、これに〇ヴァーサ、▲ワンダースティングでデキた!とおもったのだが、ケイサンが急失速してしまう。△メイショウオーギシ〇▲では何にも取れなかった・・・。
ラジオは10Rから。高尾特別は◎アラビアンナイトが全く想定外の凡走。11Rは◎▲△で嬉しき。平安Sもタテ目馬連だけ引っ掛かり、そして新潟は推したマラードザレコード踏ん張って2着。やはり平坦なら粘れた。メイン3つはかなり珍しい。ただ東京最終は手も足も出ず。

お台場へ移動、都心へ近づくにつれ、雨がまた降りだす。とうとう諦めて途中でビニル傘を買ったのだが、それまでに頭がまあまあ濡れてしまった。このご時世、風邪すらひきたくないのに、最初から持って出ればと反省。

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2022年5月24日 (火)

オークススタート前の件について

ちょっと遅くなったが、オークスのことだけ先に。
来月発売の「競馬の天才」の連載に、大観衆が戻る直前に思うこととして、正常化への通過儀礼のような感じのアクシデントが起こることへの危惧を書き、「オークス、ダービーで何事もないことを願う」と結んで金曜に送ったばかりであったが、その最たる例(と決めつけることもできないのは承知。雰囲気だけが原因ではないのはいうまでもないが、それも一因なのもまた確かだと思う)が発生してしまった。

 例の放馬ばかりが騒がれているが、その前にホウオウバニラの件もあった。横山典騎手がロデオ状態になったものの、何とか宥めて一度下馬、馬を落ち着かせて再騎乗。
その10数分後に、蹴り癖のあるリボンを付けたラブパイロ―が、何を思ったかサウンドビバーチェの顔面を蹴り上げ、サウンドは驚いて放馬してしまった。行為自体は悪癖だが、それを出した理由は興奮したからと考えるのも無理筋ではないだろう。

 無人、あるいは静か気味の競馬しか経験していない現役馬が大半、特に今回は若駒の牝馬だ。また観客も歓声を挙げてしまうのは仕方ないところで、誰が悪いと言うこともない。むしろ観客は出来る範囲で抑えていたと思う。あの醜悪な、「オイオイ」のコールもせず、拍手だけで対応していた。
 
 問題があるとしたら、主催者側だ。私はこの日は在宅競馬だったので、確実にそうだとはいえないのだけど、テレビやラジオから、場内に流れているスタート前の盛り上げ映像の声が集音マイク経由で入ってきて、話し手の声に被せるくらいの音量で聞こえてきたのだ。もちろんそれに呼応して、観衆の「オオーッ」というどよめきや、映像の都度の拍手などが起こった。その直後のアクシデント。

 まあ、直結したとは言わないまでも、大声を出すのを控えるとか、マスク着用を義務とするとか、来場者に制約を強いている状況なのだから、コロナ禍前と同じような盛り上げ演出をする必要があったのかどうか、JRAにはぜひ検討してもらいたい。それでなくとも、数万人のうねりを初体験する馬たちばかりなのだから・・・。

 さらに、放馬した馬を掴まえたあとの検査体制にも改善の余地があると思われた。ルールなのだろうが、向こう正面で捕まえた馬を、スタート地点まで曳いてきて、そこからはあっという間に検査終了。10分近くが馬の歩行時間であった。これなどは、馬体を検査する係も馬の方へ向けて歩み寄っていけば、所要時間は半分で済む。今回は外傷だから目視で早く判断できたけれど、いわゆる暴走疲労だけなら心拍数チェックなどをするから、もっと時間が掛かっていたはずだ。

 本来は、放馬した時点で、いくら心拍数が問題なくても、他の馬とは状況が変化したわけだから、公正というか、公平競馬の視点からはこれが崩れたともいえる。だから即除外という声が出るのも分からないでもない。今回もそう唱えているファンもいたようだ。ただこれが難しいのは、考えたくないことだが不正へつなげるケースも無いとは言えないからであり、厳格化を思えば現実的ではない。現行の、検査を経ての手順しかない。ただ、その手順の迅速化に改善の余地があるということだ。

 さらに、こういうことがあると「これも競馬のうちだから」のような論旨で収めようとする識者もいるのだけど、それはそれでまた的外れだ。落馬とか、出遅れとか、進路がなくなったとか、その手のアクシデントならまさに「それも競馬のうち」だけれど、ゲートが空く前の問題は、人為的に改善が可能である。「これも競馬のうち」とうそぶいていても、何の解決にもならない。

 関西で怒り沸騰だったと聞く実況ブツ切れの件はさておくとして(苦笑)、煽りにつながる演出のことや、除外決定までの手順の見直しなどの検証は、ぜひともしてほしいものだ。

 

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2022年5月18日 (水)

5月15日・日曜の競馬

 15日・日曜も入場券を事前購入で競馬場へ。
東京の芝は、Bコースになった土曜の1日を使っただけで様相が少し変わった。時計の出方が鈍り、土曜は伸び切れていなかった外目からの差しも届きつつある。芝の根付きが例年より良くないとは思っていたが、想定以上に荒れるのが早そうだ。
 昼は豚やの豚角煮丼。これもかなり久々。柚子胡椒との相性がとてもいい。となりのかすうどんには長蛇の列。

 この日の入場が約26600人。その程度でだいぶ密度が上がったというか、コロナ禍前に戻ったと思えたのだから、これで今週末から7万人開放になったら、いったいどれほど混雑した感じになるのだろうか。私は今週は土曜だけだから、さすがに7万を体感するのは先のことだと思うが・・・。

 キッチンカーも何台か出ているし、正門近くには沖縄物産のテントもある。内馬場にも臨時店舗が出ているようで、ツイッターを見たらラーメン出店の報告も。土曜は足掛け3年ぶりに内馬場へ入ってみるか。

 この日も場内をいろいろ歩き回る。9R前からはラジオ日本の控室に移り、隅でおとなしく観戦。

 レーン騎手の手綱が冴えない(ように見える)。この日も、圧倒的人気のエピファニーを勝たせたのは良いとしても勝利はこれのみ、人気以上の着順に馬を走らせたことはなかった。前日も、人気以上の手綱は4番人気を1着に持ってきた一度だけ。穴狙いとしては、ルメールやレーンが大人しくしてくれているのが一番(笑)。

 ヴィクトリアMは、たとえ有力3頭にアクシデントがなくても、ソダシが勝ち切っていたのではないだろうか。金曜までは1番人気確定と見ていたのだけど、最終的にはまさかの4番人気まで落ちていた、YouTubeチャンネルや予想TVで述べた通り、桜花賞以来の芝マイルなら買いと思っていたのだけど成長力だけが心配で本命を打てなかった。ただ、この人気が読めていたら、本命でもよかったかと反省することに。
 場内の若いお客たちは口々にソダシソダシと言っていたのだが、彼らは馬券よりもソダシファンであって、売り上げにはあまり反映せず、むしろ馬券のハイローラーはソダシ危うしと見ていた層ということなのだろう。
それにしても金子オーナーの勝負服がこの真白の馬体に、練乳掛けのような白さに、よく映える。

 我が本命レイパパレはスタートで終わってしまった。リアルタイムで見ていた時は横からなので、ただの出遅れだと思っていたのだけど、パトロールを見たらよく落ちなかったというレベルの大きな躓きだし、右はたぶんアブミが外れかけたのではないか。あれだけリズムを崩すと、3角へ向けての上昇はリカバーというより、馬がガーッと行ってしまったという感じ。しかも外を回すしかなく、完全にガス欠。距離対応どうこうより「マイルでスタミナが切れる」という、およそ想定できなかった事態に陥ってしまった。能力は全く出していない。

 ソングラインもスタートで少し後手、3角でも不利。ファインルージュは直線入ってしばらくのところで躓く。レイパパレほどではないにせよ、この2頭も痛かったのは確か。

 個人的には〇ソダシ、▲ファインルージュで馬連20倍もついたのにタテ目を押さえなかったことを大反省。馬連は相手絞っていただけに、これは買っておくべきだった。

 帰りは独り居酒屋で打ち上げてから。ポツポツと雨が降ってきた。なんとか開催中は我慢してくれた。

今週末の予定。
★土曜はラジオ日本、午後2時半から最終終了まで。
★競馬予想TV、出番あります。1週前は本命アッサリ決まったと思っていたのに、とても悩ましいオークスになってしまった感。
★YouTubeチャンネルは、オークス展望を高柳さんとやります。木曜収録、金曜公開の予定です。

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2022年5月17日 (火)

5月12日~14日・土曜の競馬

 先週は水曜帰省の翌日がYouTubeチャンネルの収録、久々に岡田牧雄さんへのインタビュー。歯に衣着せぬとはこのことという、かなり突っ込んだ内容のことを話してくださった。もちろんカットの要請なし。デアリングタクトがいるにもかかわらず、最後に当方も失礼ながら一番気になる馬というニュアンスで尋ねたら、ソダシと即答。「気になる馬」として尋ねたのに、いつの間に「買いたい」にすり替わっているところがなんとも(笑)。でも岡田さんのように忖度なしで話してくださる関係者は本当に貴重だ。ありがたいのひとこと。

 翌日は定期検査で2ヶ月ぶりの女子医大病院。尿や血液検査の異常は全くなし、中性脂肪やコレステロール値、腎機能や肝機能その他も正常。年齢を考えると立派と、担当医に軽く褒められる。甲状腺数値もなんとか正常キープ。
 待ち時間に読んでいた週刊競馬ブックの海外ニュースで、先日のケンタッキーダービーでなにもかも衝撃的な勝ち方をしたリッチストライクが、スマートストライクの3×2というとんでもない配合であることを今更知る。あの驚異的な末脚の源泉か。何となく納得させられた。

 金曜の日中は小雨、夜からはかなりの降りになったのに、そして土曜日中は曇りベースだったのに、東京競馬場の芝はあっさり回復し、良馬場同然の時計の出方に戻っていた。やや前有利、内有利。
Bコース替わりなのに内を空けて回ってくる騎手もいたが、確かに例年より芝は見た目が荒れている。ただしこの見た目で判断して内を避けてはダメだということ。

 到着して、昼は久々のどみそラーメン。中山では行く機会がなかったので、東京でやっと再会。最後に食べたのは、パークウインズ扱いの東京競馬場、モズスーパーフレア繰り上がり勝利の高松宮記念の日だったから、2年半は空いたことになる。隣の俺の道ラーメンには相変わらず長い列。今度一度食べてみようとは思うが、この日はどみその安定の味が懐かしかった。

 東京2Rの3連単の配当が10万ちょうど。今までこのジャストの配当額は出たことがあるだろうか?調べればすぐ分かるが・・・。
 7RはPОGのおそらく今季最後の出走になるであろう、ニューダイアリーズが出走。相手強化も3着になんとか。△★◎で決まってくれた。

 ラジオは10Rから。三つ巴とみていたが、◎ボーンジーニアスは馬場が乾きすぎた上に上がり勝負になってしまい、〇トゥーフェイスはスタートでアオり、セントレオナードは返し馬見て首を傾げる。3頭とも馬券圏から消えてしまった。

 11Rの京王杯スプリングC、これほどまでに牝馬が有力どころを占めたこともないだろう。しかもリフレイムとメイケイエールの現役2大個性派というか、クセ馬同士が相まみえることに。メイケイエールは外から折り合いに苦慮していたが、リフレイムが途中から離し気味になったことで流れ自体には乗れていた。そして直線、例によってお約束のリフレイムの外ラチじわじわ逃避。その間に後続が上がってくるが、わけてもメイケイの手応えはまさに弾けるという感じで、スカイグルーヴの追撃を抑えきった。これで重賞5勝目、引退式を行う権利をゲット。今から思えば、24時間後の近親ソダシの前祝だったか。
 当方が◎としたリレーションシップは想定よりずっと後ろ寄りになってしまい、瞬発力や切れの馬ではないだけに万事休す。★ワールドバローズも、もう一列前なら3着はあったかもしれない。休み明けで前半鈍かったのが痛恨。
 馬券的には東京7Rだけでなく中京10Rもあったので、なんとか負けなかった。

 12Rは◎ウインジョイフルがシンガリからの追い込み一手という予想しなかった展開でも4着に追い上げたが、前とは差があった。無△△で惨敗。
 お台場へ移動、競馬予想TV。コロナ療養から横山ルリカ嬢復帰。モノクロ写真とカラー写真の違いくらい現場が違う。

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2022年5月12日 (木)

競馬関係その他のこと

 書き忘れたこと、漏れたことがいくつかあったのでここでまとめて。

★「月刊・競馬の天才 6月号」が13日発売です。もちろんオークスダービー特集号です。よろしくお願い致します。私はいつもの連載です。
 その競馬の天才の巻末の方のページで、観客数を増やしてもフリーのカメラマンやライターの入場制限がなぜか続いていることを疑問視していたが、まさにその通りである。もしかしたらその後改善されることになっているのかもしれないが、ノーケアのままなら、無礼な話だと思う。

★日曜の競馬場話続き。客層がとにかく若い。まあ事前予約しないと入れないから、PC、スマホを使えないと無理ということで、必然的にそうなっているのだけど。フロアによっては、ざっと見て私がたぶん最年長というところも何ヶ所かあって愕然とした。

 マスクをしているからほとんど声は掛けられないのだけど、1人だけ見破られて?しまった。言葉使いがとても丁寧で、気を遣いつつ話し掛けてくれたので、却ってこちらが恐縮してしまう。競馬場では若い人の方がマナーやモラルを守ってくれるケースが多いのは以前からのこと。

★そんなこんなでこの日、帰宅してスマホの歩数計算を見たら、12000に達していた。以前は競馬場にいけば、これくらいは歩いていたわけか。

★先日、阪神牝馬Sの本馬場入場後に骨折したアカイトリノムスメが引退発表。無事に走れていたら、間違いなく今週のヴィクトリアMにエントリーしていたはず。なんという不運・・ではあるけれど、本当に不運なのかは後にならないと分からないところもある。
ライバルたちに先行して繁殖入り、母として将来、クラシックはもちろんヴィクトリアMに子供を送り込んで、できれば勝ってほしいものだ。

★老父が入所しているホームの更新手続きで、水曜に慌ただしく帰省し、ついでに実家の庭に延びた雑草の除去、雑木の枝切りなど。高枝挟みと鋸作業で、今日(木曜)は腕と胸の筋肉痛が・・・・。2時間程度の作業でもうギブアップ、本当に弱くなった。

★現在は重賞ゲッツ下巻の校正も並行している。なんとか18日には全て終わらせたい。この作業に加え、オークスダービーと続けて競馬予想TVにも出るので、ダービー終了後にあるPОGドラフトを今年はリタイアすることにした。馬の選定がどうしても適当になってしまう。せめて安田記念後の週のドラフトならまだ参加もできたけど・・・。今年度の2歳戦は、馬券だけのドキドキに留めよう。

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2022年5月12日 (木)

5月8日・日曜の競馬(というか競馬場雑感)

8日、日曜は、入場券を予約購入したので東京競馬場で終日・・・といっても11時すぎからだが、立ち見でいろいろ歩き回りつつ。

 まずNHKマイルCのことを。◎マテンロウオリオンからだったので、スタートしてしばらくしてもう絶望的な気持ちに、内からある程度出してから折り合わせて脚をタメると思っていたので、ポツンしんがりに「これは無理」と観念。しかしいつの間にか大外へ、そして目の前を疾走しての追い込み、僅差の2着。勝った△ダノンスコーピオンとの馬連は意外とついたけれど、トータルで見て馬券はマイナス。まあダノンもそれほど信じてはいなかったし、仕方ない。
それにしても、久々に横山典騎手の決め打ち真骨頂を見た。最後、少し馬がヨレた分が惜しい。
3着カワキタレブリーには驚いたが、かつてはダート血統のド人気薄が3着に飛び込んでくるのがパターンのNHKマイルCだっただけに、こういうこともあるかと。母父ディープは、父の適性を変えてしまう例も多数。

 実に2年半ぶりに、長時間を場内の通常エリアで過ごした。中山では少しそういう時間もあったけど、その前後にはラジオ出番があったので長居をしていなかったから・・・・。昔は毎週日曜がこのパターンだったのに、久々でなんだかよそ行きの感覚が拭えなかった。ビールやらソフトクリームやら片手にうろつく競馬観戦がこんなに楽しいものだったとは、改めて実感。
 
 目にする観客のありさまが、ニコリとさせられるもの、考えさせられるもの含めとてもヴィヴィッドで、レースだけでなくこちらの観察も飽きない。

◆家族連れの小学校1年生くらいの女の子「馬っていいね、馬っていいね」と繰り返していて、これには目頭が熱くなった。

◆20代前半の男性、大学生サークルらしき人たちの群れもいくつか。「カネコ馬、マキオ馬」などのワードが飛び交っていて、なかなかの通ぶり、というか、この言い方が一般に浸透しつつあるとは。

◆ツイッターにも書いたけれど、これだけ入場人員を増やしたのなら、スマートシートの意義が私にはもう薄まった気がしてならない。今後はさらに増やすわけだからなおさらだ。
だれも座っていない、通常ならだれが座ってもいい空間が、無駄にそのまま放置されている時間帯が長い。立ち見の人たちは本来腰を下ろせるはずのそこに座りたくても座れない。疲れたのであろう、空いていた所に座っていたところへ本来の席主が戻ってきて、小競り合いというか、言い合いになっているシーンも目撃した。また食べ物を食べるスペースがなくて、手に持って立ったまま食べている人たちが多いのも気になった。スタンド前の密状態も却って促進されているし、一考の余地あり。なくせば全てが解決とはいかないし別の問題も出てくるけれど。

◆あとは、マスクを外している家族らしい?6,7名の集団も発見。笑顔で自分たちの写真を撮りまくり、係員が見つけて歩み寄ろうとするとマスクを着けて移動するという行動を繰り返していたが、その内またマスクを外して大声で話し、大袈裟に笑い合っていた。遠巻きに連中の顔を見れば、みな一様に日焼けして、目が澄んでいて、ああ、これはもしかしたら取り込まれてしまった家族なのかと。入場時はもちろんマスクをしているのだろうけれど、入場を拡大していけば、中にはこういう手合いも紛れ込んでくるリスクがある。

マスクについては人によりいろいろ考えがあるので、一概に否定や押しつけはしないけれど、理性的な立場で見れば人が多いところでは着用するのが正解であることは論を俟たないし、何よりマスクをすべての入場者がすることを担保に有観客にしているわけだから、このルールに従えないのなら、少なくとも競馬場からは退場してもらうしかないと思う。

★ラジオ日本は、現在土曜後半、14時半から16時半の出番となります。
★競馬予想TV、出番あります。
★YouTubeチャンネルは、ヴィクトリアM分が公開される予定です。

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2022年5月10日 (火)

5月7日・土曜の競馬

 水曜以降の関東は多少の晴れ間はあるものの、曇りベースで雨が降ったり止んだりで、土曜は強い雨が降る予報。日曜のヴィクトリアM当日の傘マークは取れたが、青空は望めないようだ(火曜朝の予報)。
 昔は芝の道悪競馬となれば、適性判断1つで穴馬券が取り易かったものだが、ここ10年来、馬場保全の技術の変化により、主場の場合は雨でも馬場が荒れることが減り、そもそも悪化自体に歯止めが掛かっていて、かつてほど適性云々が問われなくなっている。というか、昔の芝道悪適性と、今の芝道悪適性は質が変わった印象だ。それが何なのかはまだ煮詰める必要があるのでここには記さないけれど、パワーの有無だけで語れるものではなくなっているのは間違いない。

 7日土曜の府中は曇り空。湿度はやや高め。蒸し蒸ししていて、梅雨を思わせるが、気温はさほど上がってこない。
到着してすぐ、挨拶すべき方が来場しているのでオーナー席へ顔を出して、早々に退却して下で昼食。その後にデザートとして、ツイッターにもアップした、パドック近くの売店JOYの名物・コーヒーソフトゼリーを2年半ぶりに食す。変わらぬ濃厚なミルクとコーヒーの香りに満足。

 ラジオの控室で中京6R観戦。PОG指名アストロフィライトは32秒台で上がってきたが、他の人気馬ジュンブロッサムやディオ同様、単勝万馬券の逃げたタガノフィナーレを捕まえ損ねた。後続の騎手がタガノをあまりにも舐めすぎた結果だろう、これはどう見ても(苦笑)。タガノフィナーレ騎乗は鮫島克駿騎手。ここ1,2年の進境ぶりが著しい。

 ラジオは10Rから。まずは◎サンライズウルス、この日一番連対確実な◎が勝利。しかし11RのプリンシパルSは、◎セレシオンが出遅れて、腹を括っての後方待機がハマらず。そもそも2,3着が無印では。
12Rの◎ブルーシンフォニー、この日一番1着確実な◎が勝利。ただし、圧倒的な人気だったブルー本命だから、人気どころから何か1頭消そうと敢えて外したウィスパリンホープが2着に。ゲバラ、ペイシャフェスタ、アオイカツマと流したら3,4,5着(苦笑)。

 自分のクライマックスは歓喜の京都新聞杯。◎ヴェローナシチーが2着、★アスクワイルドモアが1着。レースの内容と結果への考察はサイトに書いたのでここでは省略。中京という特殊なコースへの適性が、ハイペースで如実に出た感じ。数日前に見た、例の「紅白クロちゃんおじさん」は吉兆であったか。

 この日はテレビが無かったので直帰、府中開催での土曜直帰週の帰途は、気分的に一番緩やかな、伸びやかな時間だ。この日の後は当面ないだけに、歩を惜しむような感覚で帰宅。 

 

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2022年5月 6日 (金)

5月1日・日曜の競馬

 天気予報が急変して、明日土曜の東京は未明から午後まで雨が降ったり止んだりの予報になってしまった(もし違っても責任はとりません・笑)。東京はなかなか、土曜日曜共にスッキリと晴れる週末とはならない。

 もう金曜の昼が迫っているので、今更ながら先週日曜を手短に。土曜の青葉賞といい、天皇賞の落馬といい、競馬の不可抗力の怖さと不条理を思い知らされる結果となってしまった。スタートで落馬したシルヴァーソニックのゴール後の転倒は、最悪の事態を思わせたが、なんと擦過傷程度で済んだのは不幸中の幸い。
 ただレース結果を空馬が左右した面は否めない。外に逃げていってくれればよかったのだが、前半のペースが落ち着くまでの間にずっと馬が好位のインで立ち回ってしまった。内に入られたことで、より事態は悪化。空馬の外から被せて抜いて行こうとすると、外に膨れられたら自分も終わってしまうので、リスクを冒してまで被せて抜くことはできなかっただろう。だから前半から中盤にかけては、中団前目にいた馬はやむを得ず位置を下げたまま、前の空馬の動きを見ての運びしかできなかったケースも多かったはず。
ディープボンドも本来ならもう少し前にいたかったはずだが・・・。3角からは相変わらずのズブさで、直線入った所では3着までかと思わせたが、2着に上がりきったのはさすが。ただ、位置が前に取れていても、2着が少し楽に決まっただけで、勝ちまでは無かったように思う。

 最後の直線でこれもまた空馬の被害を受けていた勝ち馬タイトルホルダー自身の強さももちろんだが、横山和生騎手が父子3代天皇賞制覇達成したのは本当に大変な大記録だ。空前絶後とはこのことだろう。もし武史騎手が今後天皇賞を勝っても、インパクトはさすがに薄れる(笑)。

 3着テーオーロイヤルは思ったより強かった。馬に脱帽。ただ、改めて見返すと、今回は上位3頭とそれ以外の力の差が大きくて、適性云々以前の問題だった気もする。最後は完全にヘッドアップ。
 タガノディアマンテは、出走馬中最も大きな被害を受けてしまった。関係者のツイートによれば、前脚をトモで払われて躓いて走りのリズムを崩し、その後に接触されて、馬が完全に走る気を失くしてしまったとのこと。穴馬として注目していただけに残念のひとこと。大きなケガはなかったようなので、夏の2600m戦あたりでの復帰になろうか。

 福島でPОGのマイネルメサイアがやっと勝ってくれたことに加え、自分の馬券の方は、配信した福島10Rの喜多方特別、そして予想TVの狙い目兼配信した東京12Rが運よくハマってくれて、久々にすっきりした気分で終えることができた。大事なのは継続、つまり今週次第だが、福島が終わってどうなるか。

★ラジオ日本は、現在土曜後半、14時半から16時半の出番となります。
★競馬予想TV、次は14日から3週連続です。
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2022年5月 5日 (木)

4月30日・土曜の競馬

 今日(木曜)昼過ぎ、やっと「重賞ゲッツ」下巻の執筆終了。後書きだけ残っているが、実質終了と同じ。校了はオークス週だから、まずまずの進行状況だった。編集者に送信したあとは、何となく力が抜けて、良い気候でも外へ出る気にもならずゴロゴロしてしまった。
 ラストスパートのためブログも放擲していて、もう木曜の夕方。かいつまんで。

◆ちょうど1週前、自宅近くを散歩していたところ、前方から白タイツ、白シャツに真っ赤なスカートをはいた・・・・オッサンが自転車で疾走してきた。マスクも赤、前を凝視して一心不乱にペダルを踏んでいて、一瞬固まる。マスクで顔の全容は分からぬが、体躯とスキンヘッド、目つきは安田大サーカスのクロちゃんそっくり。一瞬怖さも感じたが、それよりもその迷いの無さ?に少し拍手したい気も。何よりいでたちの色使いから、吉兆かもしれぬと思い直す。

◆土曜朝、府中は寒く、午前中は薄手のコートが必要だった。毎年初夏の陽気になる青葉賞週にコートとは、本当に変な年だ。その後どんどん気温は上昇。今度はコートを持ち歩く羽目に。

◆ツイッターにもアップしたように、ラジオの控室へ東スポから差し入れ。話題の東スポ餃子を揚げたもの。ラジオはマスクしたまま喋るし、周りも食べるからいいとして、このあとテレビがあるけれど、これは食べるしかない。にんにくマシマシでパンチはあってもヘビーではないし、胃にも負担がなく、とても食べやすかった。控室に入る前に、牛丼とビールを食していたのだが、4個完食してしまう(笑)。

◆せっかく景気づけしてもらったが、馬券は不調。東京8Rの◎トランセンドパスト、9Rの★アイファーキングズ、共に人気薄、前前で踏ん張ってくれて、直線半ばまでは夢を持たせてくれたが、少しペースが速すぎたか。
 それにしても9Rのウシュバテソーロの切れは凄まじかった。あれを現場で見られたのは幸運。追い込んでギリ届くなら分かるが、4馬身突き放した。オルフェーヴルのダート馬に、マルシュロレーヌを筆頭にああいう走りをする馬が目立ってきた。ウシュバテソーロ自身の次の課題は、良馬場での走りになるだろう。

◆ラジオは10Rから。10Rはサトノセシル抜け。11Rの青葉賞は、◎ディライトバローズが飛ばして、ペースの割には手応えも良いまま直線に入ったのだが・・・。残念な故障。入線後の下馬だったが、戸崎騎手の止め方は、馬が止まってくれればすぐにでも降りたいのだと分かるほど必死だった。
 下馬後も脚を地面に着けて立っていたし、自力で馬運車にスムーズに乗ったから、それほどのケガではないのかと思ったが、後日の発表で右前浅屈腱断裂と重傷だったことが判明。
続報はないが、命を取り留めたとしても、復帰はかなり難しいケガだ。
 なお今年はというか、今年もというか、青葉賞組は本番では厳しいかなという印象。

東京12Rはまず間違いなく馬券圏と思ったローズボウルがなんとも不可解な凡走。ラジオ解説は惨憺たるありさま。

◆そこからこの日はお台場へ。なんと、競馬場正門前駅から新宿直通の特急が復活していた!乗り換えが減るし、座れるし、何より所要時間が20分近く変わってくる。実にありがたい。

 

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