本文へジャンプします。




2022年6月

« 2022年5月 | トップページ | 2022年7月 »

2022年6月29日 (水)

6月26日・日曜の競馬

 26日は、土曜に輪をかけて高温。そして風が強い。最終日はもちろん東京競馬場へ出陣。なんとか冷房がある屋内の席が当たってくれて助かった。スタンド前には、シートを広げた家族連れが目立ったのだけど、この日差しと暑さでは心配になるばかり。

 秋までお別れとあって、やはりJOYのコーヒーゼリー、そしてにじいろのからあげ丼の定番メニュー(同時には食べないです)で開催を〆る。ビール飲みながらの観戦。

 阪神6R、この日一番確実でかつ配当がある程度見込めるとして、敢えて早い時間帯から選んだ競馬予想TVの狙い目レース。◎ドゥーベが勝ち切ってくれた。ダイワメジャー産駒とカレンブラックヒル産駒の父子種牡馬セットでワンツー。3着には期待通り人気薄が来てくれて、3連複もソコソコついた。ただ4着馬が上がっていたらもっと…贅沢はいうまい。

 阪神10R、北村友一騎手が、大怪我から復帰後初勝利。大外枠を引けたのもよかったのだろう。ご本人が、体の違和感を一生抱えて乗っていかないといけないと覚悟を以前述べていたが、それを克服しての勝利。少しずつでいいから、身体がレースに沿っていけるようになることを願う。

 宝塚記念は、想像の上を行く名レースとなった。虫のいい話だが、スタートして100m、ヒシイグアスの位置を見てもう当たった感触(笑)。それにしても、タイトルホルダーの操縦性の高さは素晴らしすぎる。
ほとんど読み通りの展開で、〇タイトルホルダーが早めに捕まえに行き自力で突き放すのも思い描いていたシーン。直線はインから◎ヒシイグアスが叩き出されて前を追うが、さすがに交わせない。勝ち馬には切られたが後ろも離した。例年なら十分完勝のレベル。宝塚のハイペース決着時のハーツクライ、さらにトニービンの相性もハマってくれた。

 パンサラッサの逃げ、さらに勝ちに行ったディープボンドの騎乗も潔い。ただ、ディープボンドは前半にあそこまで付いていけるとは思わなかった。上位に来るなら、行けずに自然と後ろ寄りの位置になり、他の馬より早く仕掛けてマクるように上がり、持続力勝負にしてゴール寸前で3着に上がるシーンを想定したのだが・・・。ただ確かにこの日の馬場では前に居ないと勝つという意味ではノーチャンスでもあったので、仕方ないところだ。むしろこの競馬ができて幅が出たともいえるので、有馬記念ではさらにチャンスも広がるだろう。

それでもゴールの瞬間は3着確保かと思ったが、なんとデアリングタクトが外を回して距離ロスもものかは、唯一差し込んできた。ケガを思えばこれも本当にすごい。
デアリングタクト本命で大勝負をかけていた亀谷氏の3連単大的中で、てっきり帯封と思い込んでツイッターで勘違いしてしまったが、競馬予想TVのGⅠ部門はどうやら逃げ切れたとのこと。翌日スタッフから連絡もらうまで分からなかった。

 エフフォーリアにとってはペースも確かにきつかったが、あの緩かった大阪杯から2キロしか減らなかったあたり、やはり本当に攻めきれてはいなかったのだろう。おそらくどこか痛いか、あるいは以前痛かったところを庇ってバランスがおかしくなっているのかもしれない(YouTubeチャンネルでやーしゅん氏が言っていたように、蹄の悪い状態ながら有馬記念で強い勝ち方をしたことで身体の対角線が崩れたという意見は説得力あり)。この日のパドックでも右トモの踏み込みが良くなかった・・・。しっかり休んで立て直せばまだやれる。
エピファネイア産駒早熟説なるものがあって、これは以前ツイッターでも否定しておいたのだが、説を確定させてしまったかのようなエフフォーリア自身が秋こそ復活し、黙らせてほしいものだ。というか、そもそもデアリングタクトのこの走りで否定するには十分だと思うのだが。(早熟というか、ハイレベルレースを続けた勤続疲労が出てしまうのだろう。思えばシーザリオもそうで、反動が脚に来てしまう。これは早熟とは意味が違う。脚元の強さ弱さの問題では?)。

 上半期の平地GⅠ 計11レースは関東の8勝4敗。ここまで東が圧倒したのはいつ以来か。もちろんこの狭い日本で東西対抗の意味はないが、ただ競馬の場合は環境が大きく異なるトレセンが東西に分かれているので、それなりの意義はある。いろいろな理由が重なってのこの数字だろうが、競馬において見られるいろいろな分野での趨勢は近未来を占う上だけでなく、馬券という意味でも影響を及ぼすと思っているので、分析は大切だ。

今週末の予定です。

★関東圏の競馬は福島へ。ラジオ日本の私の担当は、土曜午後の後半、14時半から16時半に移ります。

★新刊のAmazonキャンペーンは今週末までとなっています。

★競馬予想TV出演あります。

★YouTubeチャンネルはお休みです。過去のコンテンツでまだご覧になっていないものがあれば、この機会にでも。

★私個人の競馬サロンでは、動画コンテンツも始めました。もちろんルーティンの予想や記事更新も頑張ります。

|


2022年6月28日 (火)

6月25日・土曜の競馬

 あっという間に梅雨が明けて猛暑。もしかしたら年間で一番暑い10日間になるかもしれない。
 その一方でコロナは再拡大がどうやら加速してしまったようだ。秋口に爆発しないことを祈るのみ。フランスでも急拡大しているそうだし、世界的な第7波になったら・・・。引き続き暑くてもマスク。ワクチンは別にして、自衛の手段はこれしかない。あとは少しでも体調がおかしければ出るのを止めて検査、治療。
 
◆レシステンシアがケガ。年内には復帰可能とのことで、軽度のようだが、今年は春に大舞台で活躍した馬の故障報が多い。

◆先週末24日の金曜は、YouTubeチャンネルの撮影後に、今年の初冷やし中華を。胡麻だれ、酢、どちらも好きだが、この日はサッパリと酢。なお個人的にはハムと紅ショウガは要らない派。

◆土曜は東京競馬場。風がかなり強いのだが、熱風になっていて、涼が取れるなど程遠い。競馬場のフジビュースタンドの東端にある救護所に、女性がしんどそうに係員に付き添われて入っていくのを目にした。

 昼飯は、フジビュー西端のファストフードコートへ向かって何となく歩いて行ったら、キッチンカーでケバブを売っていたのが目に入ってきて、滅多に食べる機会がないからとこれを購入。豚バラ肉を柱のように積み上げて回転させ焼いているのが夏っぽい(どこが?)。ただ店員さんにとっては地獄の暑さではないか。感謝しつつ食す。肉、キャベツ、スパイシーな-ソース、外の生地、味も食感もグッドボタン。

◆函館5Rの新馬戦。ちょっと関わらせてもらったフミサウンドが、2着かと諦めかけたところからのスパートでハナ差交わしデビュー勝ち。420キロ台の小さい馬体でも、初戦必勝を期してけっこう乗り込んで仕上げたので、いったん休みとのこと。函館2歳Sは回避するようだ。成長してくれれば1400m以下で楽しみ。

◆ラジオ担当は東京7Rから。◎マウントベルと△40倍のプリーチトヤーンで70倍近い馬連が決まったかと思ったが、東京ダートマイルの1番を理由に消したアーレンダールが届いてしまった。
 東京ジャンプSは、▲〇◎の決着。タテ目を取らない限りは、本命連対しての馬連が番組の推奨目となるので痛恨。ただ、34倍1着のケイティクレバーを強調できて、ツイッターを見る限りでは、少しはお役に立てたようだ。
なおケイティ騎乗の上野騎手は、これがデビュー16年目の重賞制覇。ファンはよく知っているもので、ゴールの瞬間に拍手が湧いた(単に障害レースを戦った人馬を労うものだったかもしれないが)。

 9Rは△◎〇でこれはマズマズ成功。勝った8番人気ロードシュトロームに印を回せたのがよかった。マクフィは、使いようによっていい配当を運んでくれる種牡馬。実はこの直前の阪神8R、◎バンベルクがゴール前で差されてクビ差4着に落ち大魚を逸し、切歯扼腕していたので、少しは傷が癒えた。
 
 ラジオスタッフからこの日、手渡された郵便物は、ツイッターでも書いたように、松本勝則さんからのご献本だった。私の書いた文章からの引用があるからと、わざわざ局に送ってくださったのだ。「日本競馬に悲しみが止まらない」(弘文出版)、現在発売中。

◆この日は10Rまで見てお台場へ移動。買っておいた東京メインの江の島Sはラジオで聞く。★〇◎で、頭数の割には意外とついてくれた。

 競馬予想TVを終えて夜11時すぎ帰宅。これだけ暑いと、疲れは5割増しくらい。予想原稿を送って気絶するようにダウン。

 

|


2022年6月22日 (水)

6月19日・日曜の競馬

 20日の月曜は月刊・競馬の天才の連載締め切り日。いろいろ大きなネタが月後半に飛び込んできたが、考えをまとめるには紙幅の足らない課税問題や地方2冠開放はひとまず後回し、競馬殿堂のことについて書いた。

 21日は、自分の競馬サロンでも動画を始めることになり、そのZOOM撮影。会員の皆さんはお待ちいただきたい。競馬の時事的な話(こちらの方で例の開放について触れた)と、夏のローカル注目種牡馬について、15分程度だが喋った動画が来週前半にアップされる。

 そしてYouTubeチャンネルでは、19日・日曜の15時前から1時間少しではあるが、初のライヴ配信を行った。敢えて事前告知をしなかったのだが、最大で2000人の皆さんにご視聴いただけて感謝。予想の方は狩野氏のおかげもあってまずまず形は付いたし、リアルタイムで見ながら楽しむさまが届けられたことで、一応の目的は果たせた気がする。
もちろん、音声面含め改善の余地はあるので、次回に向けてもう少し練りたいところ。まあ、あまりカッチリやるのもこういうのは違う気もするので、あくまで技術的な面で。あとはコメントをもう少し拾えたらという反省もある。

 その日曜両重賞。どちらもペースが緩みなく、なかなか見応えがあった。ユニコ―ンSのペイシャエスは、位置取りは前目だったのに、直線は差し込んできたという菅原騎手の追い出しのタイミングの見事さ。そしてペイシャエス自身も、ああいう競馬ができればかなり幅が広がる。あとは初ダート組でも大外引けたタイセイディバインの粘りが目を惹いた。ハセドンは前走鬼脚の反動、ジュタロウは展開負け。
 それにしても、例の開放により、ユニコ―ンSの再来年からの位置づけも激変するはず。たぶん、施行時期は変更されるだろう。

 マーメイドSは、例年よりもペースが締まってロングスパート持続力勝負となり、格下馬や実績不足馬の入り込む余地がなかった。これが例年と結果の傾向が真逆になった最大の理由だろう。オークス3着馬が牝馬同士でも54キロで出られたということもあり、ウインマイティーが復活。ただ今年の顔ぶれから、このペースになるとはなかなか読みづらいものがあった。

 10週続いた春の東京開催も今週末でとうとう終わる。あっという間。東京は日曜に34度の予報が出ていて(宝塚市は30度とか)、しかも梅雨の湿度でのこの気温、馬の体調にも影響してきそうだ。先週も熱中症、あるいは暑さに起因する鼻出血と思しき大凡走例が散見された。全馬無事に走れるよう願うのみ。
 
 今週末の予定。
 競馬予想TVは出演があります。
 ラジオ日本は13時すぎから14時半まで。福島からは後半に移ります。
 YouTubeチャンネルは枠順確定後に収録し、金曜夜に公開予定です。やーしゅんこと鈴木俊也さんと、宝塚記念の話をします。

|


2022年6月21日 (火)

6月18日・土曜の競馬

 おかげさまで新刊は下巻も好調な出だし。感謝感謝である。

 コロナ新規感染者が連日増えてきた。研究者の間では、久々にオミクロン株の中での変異が出ているという話も出ているようだ。とにかくこれ以上拡大せず、そして変異株があったとしても、病状は大人しめのものであるように祈るのみ。

 18日の土曜、東京競馬場はかなり空いていて、フードコートもガラガラ。安田記念週までは長蛇の列で敬遠していた「俺の道」も並ばずに買えた。本当はラーメンを頼むべきなのだろうけど、この蒸し暑さではラーメンの気分ではなく、豚カレーを。豚肉は少し脂身が多かったが、味はまろやかで、あとから単なるスパイスとは違う類の刺激が程よく来る。とても食べやすい。お米の量が満足できるくらいしっかりなのも嬉しい。

 東京5R、カーターテソーロが本馬場入場後、牝馬クニにまとわりついて、イラついたクニのキックを鞍上が何とか交わすというシーン。微笑ましいというよりは、ケガがなくてよかったという方が先に立つ。そしてレースではカーターが猛然と逃げ、クニはシンガリから。ゴールではクニがブービー、バテたカーターはそこからも大きく離れてシンガリ負け。

 ラジオは東京7Rから。7番人気クラリティスケールに◎を打ててうまいこと運んでくれた。ただヒモが人気馬たちだったので、それほどついたわけではない。
 8Rは2着デュアルレインボーの粘りを予測できず。団野騎手、本当に見事だった。9Rは誰でも取れるガチガチ、1点でないと利益が出ないので当たっても意味なし。3着馬を拾っての3連単でないと厳しいところ。

 終了後は、この日もテレビがなかったので下に降りて、ビール片手に観戦・・・とここまではよかったのだ。スレイプニルSが終わった途端、地獄へ落ちることになる。◎ゲンパチルシファー、★テリオスベル、馬連200倍がもうほぼ取れたと思った瞬間、印抜けのサクラアリュールに割り込まれてしまう。なんでせめてワイド買ってないのか、そしてサクラを入れての3連複を買ってないのかと自分を呪う。ワイドについては魔が差したとしかいいようがない(涙)。サクラのコース巧者ぶりも当然分かっていたのだけど、最大の失敗は、いくら58キロでもアルドーレと、そしてエヴリワンブラックの両方が同時に圏内から消えることはないだろうという安易な思い込みだ。

 打ちひしがれて帰宅。まだまだ修行が足らない、ということ。

 

|


2022年6月14日 (火)

6月11,12日の競馬

 土曜は梅雨の晴れ間。ただ、意外と風が涼しく、空気も乾いたとまではいかないが、比較的サラリとしていて、過ごしやすい1日だった。
 東京競馬場はガラガラといっていいくらい空いていた。について、ツイッターで東スポの藤井さんがおすすめしていた、アジアンヌードルのフォーを食す。新たに出店したところで、店員さんも現地の方。言うまでもなくウマイ。フォーはおそらくこれまで5回も食べたことはないと思うけれど、特にその味について記憶に残っておらず、初めておいしさを意識した。米粉が原料だし、スープも脂が少なく、とてもあっさりしていて食べやすい。ただ量が成人男性にはやや少なめ。その分は、1コーナー寄りまで歩いて、フードコートの鳥千で埋めた。
 
 函館開幕、夏ローカル場のファンファーレが響く。まだ宝塚記念があるとはいえ、気分だけは夏競馬だ。その函館芝、時計は例年以上に速い。

 ラジオ担当は東京7Rから9Rまで。7Rは1,2着馬抜けでお手上げ。8Rは誰でも取れるガチガチ。9Rは◎ユイノチャッキーが超オーバーペースで飛ばしてしまい、最後の最後に失速、4着まで落ちてしまった。▲〇のタテ目取らずに失敗。
 この日はテレビが無かったので、下へ降りて11,12Rを下で観戦してから帰宅。馬券的にはまるで良いところがない日だったので、足は重く、帰宅後も反省しきり。夜から未明にかけて、雨が断続的に降った。

 

 日曜は指定席抽選に当たっていたので、午前から5Fから観戦。芝は稍重とはいえ、大きな影響はないように思えたが、午後1時過ぎのゲリラ豪雨のような雨には驚く。馬場状態が良に回復した途端に一気に重まで悪化。ただ、時計の出方は稍重程度で留まっていて、適性が問われるほどではなかった。ただ、速い時計の決着を苦手とする馬には救いの雨となったはず。エプソムC上位馬はその傾向が強かったのでは。そのエプソムCは◎ジャスティンカフェが意外に使える脚が短く4着に留まってしまいアウト。せめて3着なら・・・。

 函館スプリントS、◎ヴェントヴォーチェは函館入り後少し軽い調整になったのが響いたか。ナムラクレアは50キロなら、一気の短縮での高速馬場も楽々対応して完勝。穴で推したジュビリーヘッドが2着健闘。函館で2本時計を出していた。ワイドを何とか。
 
 木曜配信のサロンのコラムで今週の注目馬に挙げた中京9Rの◎ペプチドヤマト、そしてやはり中京11Rの◎ハヤブサナンデクンが勝ち切ったおかげで、この日はまずまずだったが、土曜の分を取り返すには至らず。東京9Rのカフジオクタゴンの落馬寸前のスタートミスが痛かった。まともならまず勝ち負けだったはずだから。
 しかしこの日は、ゲットアップにザウリ、ジャスティンカフェにラピカズマと、小差僅差の4,5着地獄に泣いたのも事実で、勝った気がしなかった。これらがみな3着なら・・・と思うと(涙)。
 なお、土曜日曜で単勝100倍以上の馬が3勝・2着2回・3着4回とは・・・。なんとも難しい時季であり、能力や適性よりも体調面が結果に反映する割合が高めとなって、ド人気薄が飛び込んでくるケースが多いということだろう。

|


2022年6月 9日 (木)

雑記

◆7日の火曜は久々に実家に戻り、断捨離やあっという間に伸びてしまう庭の雑草処理。ある程度まで鎌やハサミで刈ってから、除草剤を水の入ったバケツに入れて希釈し撒くという、単純な肉体作業。5往復が限度だった。さらに垣根の道側へ伸びた枝を高枝挟みで刈る。曇って肌寒い日だったが、1時間もしない内に汗だく。もしやと思い着替えを持って行って大正解だった。翌日は全身筋肉痛でのたうつことに。情けないのひとこと。
地道に片づけていき、そのうち更地にして地主に返そうと考えているのだけど、遅々として進まず。片付けが終わっても、気の遠くなるような面倒な事務手続きや業者手配も待っているかと思うと、自分の体力に自信がない。2年以内にやり遂げたいが、最大の難関は父親の説得だ。

◆今日(木曜)は、市役所で用事があって、ちょうど午前10時半ころ終了。思い立って、市役所の近くにある、府中本町駅前のラーメン店「いつみや」へ。昼には早いが、朝をパン1枚だけで済ませていたし、なによりいつも混んでいてチャンスも滅多にないので、4年ぶりに行ってきた。
まだ空いているかと思ったら大間違い、10時40分ですでに満席、外へひとり並んでいて、私の後にまもなくさらに2人続いた。相変わらずの人気。

私の記憶が確かなら、2名いた作り手のひとりが替わっていた。いつみやなら当然ワンタンメンのオーダー。麺もスープもチャーシューも卵もおいしいのは以前と同じだが、スープは少し違った。良い悪いではなく前から変化した、ということ。人気通りのうまさであることは同じ。ワンタンも、材料の小麦が高くなっているのに、大きさは以前のまま。

その後腹ごなしに分倍河原方面へ緑道をひたすら歩く。初めて通るルートで、見るものすべて初めての景色。なかなか快適な散歩となった。帰りはさすがに京王線をひと駅使ったけれど。

◆顕彰馬問題は、アーモンドアイが投票対象となったおかげで?以前から個人的に指摘し続けていた問題が顕在化した。去年の同号にも書いたが、今年も次回の「競馬の天才」でこの件を扱うつもり。

◆じゃいさんの問題も、今までJRAが見ないふり?してきた件が広く知られることになった。農水省が本気で税務関係省庁と折衝すべきなのだけど。
これについても書きたいことがたくさんある。ただ、今回の騒動が虎の尾を踏むことになった場合に、JRAや農水はハイローラーを助けてくれないし、迷惑?は拡大するだろうから、その辺をどう考えるか。
そもそも、大きい配当を当てても、気軽にSNSにアップすることの怖さは以前からあった。当たらない自分には関係ないけど(苦笑)、これも一種のデジタルタトゥーになりかねない。

◆宝塚記念のファン投票が終了。1位はタイトルホルダー、2位がエフフォーリア。投票数の上位10頭までがまず出走資格を得るわけだけど、ベスト20に投じられた約164万票のうち、なんと半数近い約83万票が死票となっている。つまり当初から出走意志のない馬、故障中の馬などに投じられた票だ。

人気投票ならこれでいいのだけど、出走枠が取れるとなると、個人的にはもう少しシビアに扱うべき問題のように思う。この83万票がすべてとはいかなくても、出走意志のある馬に割り振られたらどうなるか・・・とは考えてしまうのだ。煩雑ではあるけれど、故障や最初から休養や海外遠征を表明している馬などは、せめてWebからの投票においては、その時点でJRAが対象から外すことはできないのだろうか。たとえ投票が始まってからでも。

◆今週末は久々におとなしく過ごすことに。
ラジオ日本は13時すぎから14時半まで担当。
競馬予想TV、次回は宝塚週です。
YouTubeチャンネルは今週はお休みです。

|


2022年6月 7日 (火)

6月4日・5日の競馬

土日まとめてつらつらと。
◆いよいよ新馬デビュー。開幕週から評判馬が出走するのが常となっているが、今年もノッキングポイントが強い勝ち方。モーリス×チェッキーノだから、かなり気性が前向きだと思うので、今後はメンタルの成長待ちでさらに飛躍か。

サリエラは、これは負けたなというところから飛んできた。凄まじい瞬発力だが、反動も心配になる脚。もっとも、ここを勝ったことでしばらくは休むと思うし、父がディープに替わったことと牝馬で、巨漢の兄サリオスとは全く異なる420キロ台なら、それほど負荷は掛からなかったか。
日曜中京のモリアーナも強かった。こちらはエピファネイア産駒。

それにしてもサトノダイヤモンド、サトノクラウン、ミッキーロケット産駒が勝ち、マインドユアビスケッツ、リアルスティール、デクラレイションオブウォー産駒が2着と、新種牡馬の活躍が初週から目覚ましい。今年は当たり年とは言われているのだが、それにしてもいきなりここまで走るとは。大種牡馬が引退したりこの世を辞したりして、地殻変動が来ているだけに、跡目争いは今後の大きな楽しみだ。

◆新馬戦の馬券は日曜中京のロードディフィートで勝負した。7番人気、これはやったと思ったが・・・ハナ差負けで単勝が潰えた。しかも勝ったクラックオブドーンは買ってない。
先週は配信した本命は結構勝ってくれたのだが、2着が抜けるケースが多くて猛省。

 

◆3歳が秋競馬中盤までは斤量と素材面でのアドバンテージが続く。降級があった時代から、実は降級馬にそれほど劣らない結果を出していて、馬券妙味があったのだけど、降級廃止で今や断然人気になることがほとんど。それが勝ち切ってしまうのだから、全く妙味がなく、いかにヒモ荒れを拾うかという所に焦点が移っている。

◆鳴尾記念のヴェルトライゼンデ。平地では最長ブランクを克服しての重賞勝利。馬の能力あってこそだが、関係者にも称賛を。前半スローにしても、後半1000m57秒6のペースを差したのは凄い。どうかこのあと反動出ず無事でいてほしい。札幌記念あたり使えたら・・・。

◆日曜東京9Rのドゥラドーレス。毎日杯は取りこぼしかと思っていたが、どうも今回もスタートは甘いし、頭も上げるしで、さらに追われてからすぐスイッチが入るタイプでもないことが分かってきた。もちろんペースに恵まれなかったことは大きいのだけど、2戦続けてこれだと、少し評判が先行していたのかも。夏場にシッカリ使って地道に成績を上げて、勝ち癖つけば当然重賞の器。

◆安田記念は、◎としたソングラインがヴィクトリアMの雪辱を果たした。それにしてもGⅠとしてはお粗末と言わざるを得ない超スローで、1勝クラスより5F通過が0秒7も遅い。いくらレース上がりを33秒6でまとめても、勝ち時計が1分32秒3なんて想定外だった。先頭から4,5馬身以内で直線に入ってこないとさすがに届かない。
ソングラインは池添騎手の判断がドンピシャだった。サリオスを見ながらの動き、仕掛けも少し早めてタイミングが見事。サリオスやシュネルマイスターとの着差はわずかでも、それ以上の余裕を感じた。左回りなら崩れない。

シュネルマイスターは明らかに太目、そしてサリオスもマイルが合っていないのは確かなのだけど、馬の能力もあるが、この内容だったから2,3着に来られたともいえる。先週のダービーがああいう過酷かつ過激な?レースになったので、その反動で逆に緩んだと考えるのも、それほど間違いではないだろう。競馬にはままあることだ。もちろんレースを引っ張る存在がいなかったからスローになったという大前提はあるのだけど。
ペースと位置を考えると、ファインルージュやダノンザキッドはやや物足りない。イルーシヴパンサーはもっと流れてくれないと、マイラーとしての能力が出し切れない。そこも含めて、まだ対応力が足らないということ。

|


2022年6月 2日 (木)

雑記

◆スターズオンアース(骨折は両前脚だったことが判明)、ジオグリフに続きマテンロウレオも骨折判明。クラシック組以外では、調教中の事故でヴァイスメテオールが骨折で落命してしまった。半弟イクイノックスがダービーで2着となった数日後。なんとも運命は残酷だ。

◆競馬界の明るい話題の1つは女性騎手たちの活躍。特に今村騎手は、もう少しで新潟リーディングを取るというところまで頑張った。もちろん環境の利もあるだろうけれど、本人の才能や努力がないとお膳立てがあっても結果は出せない。しかも人気薄を持ってくることも多い。内から位置を取っていき、追い出しのタイミングもハマっている。馬に全力を出させる技術は大したもの。前にも書いたが本当にケガだけには気を付けてと願うばかり。

◆目黒記念は、トップハンデがどうにも気になり、対抗にしてしまったボッケリーニが快勝。なかなか良いレースだった。大きな祭りのあとに、今度は馬券の野心丸出しで、言っては何だが「俗に戻れる」ような、毎年大事なレースとなっている(笑)。
 それにしてもこのところ、1番人気になると思って対抗に回した馬が1番人気にならず、おまけに勝たれることが多すぎる。ヴィクトリアMのソダシ、ダービーのドウデュース、そしてこのボッケリーニ。天皇賞の▲タイトルホルダーも似たようなものだ。人気を読めない時点で曇っているし、馬券もタテ目を切ればいいだけなのだが、本命と心中してアウトが続く。拙いのひとこと。

◆安土城Sは抜けにしたエントシャイデンが逃げ切り。海外帰り初戦でも、今は何の問題もなく能力を出せる時代になった。遠征と仕上げの両方のノウハウの蓄積なのだろう。もちろん矢作厩舎ということも抜きには語れないけれども。

◆今日(木曜)朝、起きたらツイッターのタイムラインが、西原理恵子氏関係のことで騒動になっていた。売れっ子になる前のマージャン雑誌の時代から作品を愛読していた身としては、ある程度頭を整理する必要があったけれど、育児系に移ってから興味が薄れていたのでショックということはない。逆に育児系、あるいは「のばら系」や「ぼくんち」あたりで知った人たちには衝撃だったのだろう。
 他人の家庭内の問題について偉そうに、あるいは面白がって書くことは控えるけれど、いくつ感じたのは、
*現実は創作を超える。
*創作物と「私」や「個」の狭間はとても大きく、近づけようと思うと分裂をきたす。
*子育ての因果は巡る。
*人は悲しみを類型化、矮小化しないと先へ進めない。
*河瀬監督の暴力事件とも共通する、一部の女性クリエイターに芽生えるマッチョイズム(もちろんクリエイターだから、という気は毛頭ないです)について。などなど。

◆今週末の予定です。
ラジオ日本は土曜の13時から14時半までを担当します。

新刊「重賞ゲッツ・2022下半期篇」は6月18日発売です。

競馬予想TVは今週末も出ます。その後2回空いて、次は宝塚記念週になる予定ですが、一気にGⅠが6位まで転落したら出ません。

YouTubeチャンネルは、スポーツ報知の坂本達洋さんをゲストに安田記念を展望します。金曜夜に更新予定です。

|


2022年6月 1日 (水)

5月29日・日曜の競馬

 5月29日のダービーデー。毎年書いていることだが私は1971年のダービーが、生まれて初めてリアルタイムで見た(テレビを通してだが)競馬なので、この日が誕生日のようなものだ。
しかし、改めて今年思ったのだが、騎手や厩舎関係者、牧場関係者の方々、あるいはこうした人たちを早朝から現場で取材されている記者の皆さんが、ダービーへの特別な思いを語るのを聴けばこちらも敬虔な気持ちにはなるが、たかだか外野で勝手なことを書いている自分のような身が、あまりにダービーに対し取って付けたような賛辞を並べたり、自分にとっての非日常感を語ったりするのは失礼なことでもあるのではないか。ファンなら高揚感を語るのはいいけれど、立場が中途半端な自分としては、難しい部分もある。

とはいえ、この日関係者エリアに入るには、暗黙の了解というか、不文律というか、ジャケットにネクタイ着用。否が応でも私のような身でも特別感をまとうことになる。もっとも、この日の暑さではラジオ控室に入った途端、ワイシャツ1枚に。

その前に、場内を見て回ったのだけど、本当に7万人(歩いた時間帯はまだ5万人台だったが)ってこんなに多かったかと思うほどの混雑。馬券売り場以外にはどこも列、列。まあ馬券はみなPATで買うのだろうけど、ただ午後1時あたりから急に通信環境が悪くなり、ネットは繋がったり繋がらなかったりの状況だったから、ダービーを買い逃したとか、慌てて券売機に走ったとかという人も後刻には出ていたのかもしれない。

ダービー前のVTR、これはあのオークスの一件の前には作り終わっていただろうけれど、煽るような演出ではなく重厚さがあってよかったのでは。またオークスの時とは違い、施行者側がことさら観客を沸騰させるような演出やアナウンスも無かった。ただ、ファンファーレのオイオイは一部で軽く聞こえていた。醜悪さは感じない程度だったが。

レース自体の内容は、語り尽くされているので繰り返さない。平均ペースから、そのまま後半のアップにつながっていって緩まなかったことと、硬めの馬場、そして持続力お化けのドウデュースの脚が相まってのダービーレコード。あまりに早く抜け出し過ぎて、最後は少し詰められたが、着差以上の完勝だった。
直行と報道された凱旋門賞が向くとは、個人的にはあまり思わないが、能力勝負なら少なくとも海外の同年齢馬にもヒケは取らないだろう。タイトルホルダーと共に無事に走り切り、結果的に勝ち負けになれば素晴らしい。武豊騎手については、今更褒める言葉が見当たらない。呆れるほどの冷静さと集中力。経験から来る落ち着き。もちろんフィジカル面も。全てがスゴイ。
ハーツクライも、まだダービー馬が出せる種牡馬としての息の長さは素晴らしいが、掲示板に載った若めの種牡馬はキタサンブラックだけという点に一抹の寂しさもあり。

そのキタサン産駒イクイノックスが、失礼ながら思っていたより強かった。ルメールがいうほど大外枠は不利にはなっていないように思えるのだが、そこは乗った人の言うことが正しいのだろう。意外と距離ももちそう。ただ秋はおそらく天皇賞の方へいくと想像。

アスクビクターモアは、前夜番組で予想した通りのレースをしてくれて健闘。こちらもスタミナ型逃げ馬なので、メンタルがさらに成長すれば秋が楽しみ。
問題のダノンベルーガ、あの歩様とデキで0秒4差4着は強いと言えば強いが、トモを強化できないと、大舞台では善戦ホースで終わってしまうという危惧も。

各馬無事でよかったと思っていたら、今日(水曜)になってジオグリフ骨折の報。幸い全治3か月なので、秋後半には復帰できるだろう。

ゴール後10分もしない内(のように思えたが)に、スタンドが地震で揺れた。緊急速報がいくつかのスマホから出ていて、そのあとにユラユラと来た。なんとも不穏ではあるのだが、熱戦の後に妙に似つかわしい気もしてしまった。被害がなかったから言えることではあるが。

 

|


« 2022年5月 | トップページ | 2022年7月 »