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2022年8月

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2022年8月31日 (水)

8月27日・土曜続きと28日・日曜の競馬

 土曜競馬の続き。

 それにしても今夏の新潟土曜は、天候に恵まれない。長い間、新潟土曜で雨を見たことがなかったのだが、3,4年前からたまにゲリラ豪雨が来るようになり、そして今年は夏空が広がったのは1回だけ。日曜はそうでもないのかもしれないが、土曜は本当に鬱陶しい気候が続く。

 そして土曜の新潟が恵まれない?のはもう1つ、直線競馬だ。毎週通っているのに、私は今年は目の前でひとレースも見ていないのだ。
 初日は12Rで、帰りが遅くなるから見送ったのが今となっては痛恨。9Rにラジオを終えていて、そのあとは自由時間だったのだけど、まあこの後いつでも見られる(とその時は安易に思ってしまった)し、作業もあるから帰りが遅くなるのも嫌だったし・・・と、メインまで見たところで帰ったのだ。これがいけなかった。
8月6,20,27日と直線レースは組まれておらず・・・。そして唯一のチャンスだった13日はメインレースにあったのだけど、競馬予想TVがあったので、9Rが終わると飛び出しで帰京しないといけなかったのだ。
 そしてラスト週も土曜に直線競馬はなし。とうとう今夏は目の前で見ることは叶わなかった。

 ちょっと前までは、毎開催日にひと鞍はあったのだが、いつしか土曜に組まれない週が出てきて、とうとう今年は6週のうち4週で無しとなった。どうも厩舎サイドで直線競馬をあまり使いたがらない陣営が少なくないという話も聞いたことがあるし、そもそもミルファームがいなければ出走数も冗談ではなく2,3割は少ないはずで、新潟競馬の売り物の1つだった直線1000m競馬も、見る側(買う側)と使う側の意識がズレはじめているのかもしれない。

 土曜のラジオは自信の本命だった10Rのリッケンバッカーが4着、これまた自信しかなかった11Rサンダーブリッツは出遅れ、かつ今は1800mはもう長いという感じの着外。
12Rは人気薄◎クラリティスケールが小差の4着と、ストレスの溜まる結果。個人の馬券は小倉のひまわり賞の絞った3連単と、釜山Sの馬連で少しは救われたけれど・・・。

 帰りは新幹線待ちの間、新潟駅内蕎麦屋でタレカツ丼、そして蕎麦焼酎「ほんやら」をロックで。最高の飲み口。

 日曜は東京競馬場の指定席で午後からウインズ観戦。
 新潟2歳Sは、在来牝系のキタウイングが勝利。連闘馬の重賞ワンツーは86年以降初めてとのこと。ペースの差こそあれ、時計は同日の未勝利戦より遅く、上位馬については次走が試金石だろう。数奇な運命をたどっている父ダノンバラードにもスポットが当たっている。ディープやキングカメハメハが亡き今、こうした種牡馬が浮上するチャンスは今後数年続くはずだ。
 
 キーンランドCは、騎手の意識が外へ強く向きすぎていて、勝手な見方をすれば、前に行った馬の中にも、いかに外へ出すかという方に意識が行き、馬のスピード適性や能力を後回しにしたように見えたケースがあった。外枠の馬の中には、トウシンマカオのように早めに出していったものの、かなりのスローのためにそのまま外を回されて、最後も外へ張られて力を出せずに終わってしまった例も。もう少し流れて普通の隊列の競馬なら結果はどうだったか。あとは向こう正面の強い向かい風も展開に影響した感も。
個人的には前走後「馬を怖がっていた」とのコメントを見たために中枠を嫌い、かつ長い移動距離が続くのを嫌って消したヴェントヴォーチェが、ポッカリ空いた内を突くルメールの手綱が冴えて、弱点が一瞬のうちに消えたこともあり、勝たれてしまったのでお手上げ。

 午前中の配信レースだった小倉1R、そして新潟6Rの新馬戦で少し資金を作ったのだが、楽しみにしていた朱鷺SとキーンランドCで見る影もない惨敗。新潟最終を大本線の3連単で少し取り返したが、完敗の1日。

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2022年8月30日 (火)

ネタ一杯、8月27日・土曜の競馬

26日の金曜は例によって新潟へ移動。この週は古町に宿泊。東京は蒸し暑く、対して新潟はこの週末も、とても涼しい。某店にて夕方5時半に夕食を済ませてしまう。ホテルではひたすら配信用の原稿を書き、10時過ぎには寝て、翌朝はお腹が空いて5時に起床。前夜にコンビニで仕入れたパンとゆで卵を食べつつ、ゆったりと当日配信分の原稿を書く。

 土曜朝の新潟は、時折陽は強く差すものの、空はほとんどが灰色に塗りつぶされ、いつ降ってきてもおかしくない。予報では夕方からの雨となっていたが、昼前から時折パラパラと降ったり止んだり。そして12R前から本降りとなってきた。

 時間は前後する。朝10時前に競馬場に到着した時点で、もう朝飯から5時間以上経っていてほど良い空腹となっている。この日はアイビススタンドのことぶきやで中華丼。

 BSN賞があるので、局主催のイベントやトークショーがあり、またそれとは関係なくプリキュアショーも開催されたため家族連れがとても多かった。アイビススタンドの外、4角方向のイベントスペースはファミリー客で埋まった。
 
そしてこの日は、東京スポーツ競馬Webの夏祭りも開催された。昼休みには舘林勲さんと赤城真理子記者(私の世代だと女子プロレスラーを思い浮かべてしまう名前だが・失礼)が登場、司会が熊切あさ美さんというメンバーでの重賞検討会もスタンド前で行われていた。お祭りムードの日だっただけに、、小雨はあったとはいえ、なんとかメイン前まで天気がもったのは何より。

 6R前から控室へ上がる。新馬戦ではアパパネの子アスパルティーコが出走も、人気を裏切り7着に終わった。ただアパパネも、アカイトリノムスメも、新馬戦では良いところなし。そういう一族である。次こそだろう。

 不思議?だったのは7R。数頭がもつれてゴール、当然写真判定と思われたが、なんと1つも判定対象にならなかった。まあそれもありだろう・・・と言えるくらいには見えたのだけど、決勝審判にしてはずいぶん思い切ったなあという感覚。慎重な時は慎重すぎるほどすぐに判定ランプ点けることを思えば、意外でしかない。
しかもである。さらに驚いたのは、確定ランプがついてから、着差表示が出るというとても珍しいパターンだったことだ。そして驚きのとどめは、1,2着の差が「クビ」と出たこと。スロー再生のゴールVTRを見ても、大きく見てアタマ差だと思ったのだが・・・。これが私だけの感覚ではなかったのは、周囲のスタッフも「え?」と声を出していたことからも明らかだ。まあ着順を間違ったわけではないのだから良いのだけど、?の3段攻撃を食らった新潟7Rだった。

 この土曜は騎手の記録でも盛り上がった。まずは今村騎手が初の1日3勝で華やかな活躍を見せる。来年はともかく、再来年は札幌の方のシリーズに乗っているかもしれない。そして小倉サマージャンプの石神騎手は、史上初の障害重賞完全制覇、史上3人目の全場障害重賞制覇を達成。4角の脚色からは厳しいかと思われたアサクサゲンキを、腕で持ってきた。執念の手綱。ちなみにアサクサゲンキはこのレース連覇。

 九州産の祭典?小倉9Rのひまわり賞は、サツマノオンナが圧勝。全姉エフェクトと姉妹制覇。そして以前同名異馬がこのレースを制していたという珍記録も。

 話題一杯の土曜競馬、列挙するだけで長くなったのでこれ以降の話は次回。

 

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2022年8月26日 (金)

8月21日・日曜の競馬

 新型コロナウイルスの潜伏期間は3~5日といわれていて、これに従うと、私は週末の長距離移動でもし感染したとすると発症が火曜から木曜あたりになるので、毎週この曜日のあたりは少し緊張するというか、体調の変化にデリケートになる。
今週は、ワクチンの影響で眠さやダルさが週中に続いたので、これがもし感染によるものが重なっていたらと一瞬心配もよぎったが、咳も熱も喉の痛みも全くなく、木曜朝からは完全にダルさも抜けたのでひと安心だ。

 先週日曜は自宅で競馬。無印に割り込まれたり、3着に来られたりして泣きまくった1日。特に新潟最終のセイウンオードリー、新潟メインのギルデッドミラーには参った。大本線が目前で逃げていく。たまに当たるレースは小倉9,10Rのように安い。

 両重賞の詳しい回顧はサロン用に書いたのでここでは省略。北九州記念はまさか16番人気のボンボヤージが勝つとは思わなかったが、小倉実績もあったし、前走はアクシデントもあったし、何より内がポッカリ空いたしで、適性と運と川須騎手の決め打ち度胸などが相まっての快挙だと思う。

 夏競馬のハイライトである札幌記念は、対抗本命の順で本線決着。3着ウインマリリンは敢えて切ったので3連単は外れたが、勝負手は馬連としていたのでまずまず成功。9倍付くとは思わなかった。力量だけを見れば、普通なら3,4倍が良いところの組み合わせだが、何よりソダシがいてくれたおかげ。ソダシは去年勝っているので一応△は回したが、今年の展開と馬場と斤量ではかなり厳しいとみていた。5着は面目を施したと思う。
 
展開はほぼ思ったような内容になったのだが、意外だったのはラップの数字。このメンバーにして前半は59秒台、それでいて後半はさらに大きくラップが落ちたのにはやや驚いた。想定以上に馬場が重くなっていたということだろう。
 ジャックドールはYouTubeチャンネルでも述べたように、こういう競馬はもともとできる馬だと思っていた。次は天皇賞直行とのこと。パンサラッサは減った馬体の維持に苦労した中間だったようだが、能力の高さであとひと息まで粘った。ただ反動が気になる走りでもあり、次はしばらく空けた方がいいのかもしれないけれど、厩舎を考えれば、うまく立て直して11月1週目、今年はキーンランドのBCターフに持っていく可能性もあるのでは?もちろん香港まで空ける手もアリだけど。

 クローバー賞では、地方道営所属のジョリダムが競り勝った。地方所属馬がJRAのレースを勝ったのはシンボ以来2年1ヶ月ぶりとのこと。ただ時計は1Rの未勝利戦レベルで、その辺をどう評価するか。

 札幌記念だけでは傷が癒えるはずもなく、この日はほどほど負けた。どうもこの夏はスッキリと勝てず、イライラばかりが募る。
 
 今週前半はだるさの中、調子のいい時間をかいつまんでの作業。来月の「競馬の天才」でかなり久々に連載以外のページをいただけたので、その原稿を仕上げて、あとは月末の事務処理系とルーティンの原稿などであっという間にまた週末。ただいま金曜のお昼前で、また出張の準備を急いでしないと。

◆ラジオ日本は14時半から最終までを担当します。
◆YouTubeチャンネルは、札幌記念回で14万回のアクセスを頂戴しありがとうございました。次回は秋競馬スタートに合わせます。今週来週はアップしません。
◆競馬予想TVは次回未定です。

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2022年8月25日 (木)

8月20日・土曜の競馬

 月曜に3回目のワクチン接種。本当は春に予定していたのだけど、たまたま体調を崩してキャンセル、その後単行本モードに入ったので1日たりとも無駄にできぬ状況になった上、ノババックスが接種できる見込みが出てきたこともあって今頃になった。
 そのノババックスについては、ツイッターにいろいろ書いたのでここでは省略するが、高熱が出ることもなく、痛みもほとんどなく、当日から普通に生活できてはいる。ただ、眠気やだるさは3日経っても続いていて、集中しなければならない仕事を当然優先にした分、ブログに手が回らなかったという感じ。高熱出る代わりに、足掛け3日でスッパリ何も残らなかったファイザーとはそこが違うか。
もちろん体質によると思うので、あくまで個人の経験です。関心があれば、失礼な書き方ではあるがご自分で情報を集めて判断の上、また次回打つ可能性がある時に選択肢に入れてみる手はあるかもしれない。ちなみに8月末現在、多摩地区では大規模接種会場でのみ、予約の上で接種する体制になっている。

 先週は木曜に連載の原稿を入れて、金曜は例によって新潟移動。この日は東京同様暑かった。チェックインの時に、旧知の某カメラマン氏と偶然並んで手続きすることになりビックリ、何という偶然。
夜はこれまた例によって開店直後、客が自分だけのラーメン店。毎年1回は訪れる店で、去年は突然閉店してしまい、諦めていたのだが、リニューアルで再開していたのだった。ラーメン、餃子、ハイボール。

 ここは2週前にも泊まったビジネスホテルで、その時に実は本を忘れていたのだ。買ったばかりの町田康の「私の文学史」。寝ながら読んでいて、ベッドにそのまま置いてきてしまったのだが、フロントで保管してくれていた。ビニルに入ってうやうやしく差し出されたのだけど、表紙が町蔵の顔のアップというド迫力写真のため(私はカバーを掛けない主義)でやや恥ずかしかった。いや町蔵はとてもカッコいいんだけどね(アマゾンか何かで表紙を見てください)。

 土曜の新潟は曇っていてとても涼しい。朝は先週ファミレスで食べ損ねたカレーを松屋で。最初からジャケットを羽織っていないと肌寒いほど。そして予報では午後2時あたりからだった雨が、10時ころからポツポツ来て、11時前には本降りになってしまった。その後も降ったり止んだり。そして午後後半には直線向かい風が強くなっていた。

 札幌2R、話題のドゥラエレーデがダートに回ってあっさり勝っていたのには驚いた。たぶん早い時期に勝っておいて、その後休んでまた芝に戻すとは思うが・・・。
 小倉6Rの新馬戦はヤマニンウルスが平地史上最高着差で勝利。新馬で記録されたのは意外だけど、最も玉石混交のクラスでもあると思えば分かる気もする。注目は次走だろう。ダートのぶっちぎり勝ちは次走極端な結果になることが多い。

 個人的にこの日最も勝負したのは小倉8Rのウナギノボリだった。相当自信があったのだが、時折見せる出遅れをダートでもやらかしてしまったし、終始外を回らされて脚を使わされてしまった。挽回する時の脚を見ればダートでもやれるはず。再度試してほしい。

 新潟9Rの瀬波温泉特別は、先に次ぐ勝負のレースで、トモジャリアが連は外すまいと思っていたら3着。ラジオの本番前に痛手を負ってしまった。
 ラジオと言えば、新潟で午後後半を担当するのは何年ぶりだろう。前半だと終わってから下でビールなど飲めるのが楽しみなのだが、後半だとそれができない。加えて馬券もダメでは立つ瀬が無くなる。
 担当の10Rは本命マラードザレコードが飛ばして止まってしまい、△無△。メインレースは◎ロバートソンキーが勝ち切って◎▲、推奨した馬連と単勝、馬単。馬場はだいぶ荒れて外差しに傾きつつある。
そして12Rは○◎無、安いが馬連はなんとか。番組的には3戦2勝でこちらもなんとか。馬券は札幌12Rの馬連、小倉12Rの1,3着ワイドで傷をだいぶ埋めて、まあ泣かない程度の負けには回復できた。

 最終レース終わってからだと、直帰でもだいたい21時となる。気温22度くらいだった新潟から、30度で湿度がとても高い東京、変化について行けず一気に身体に不調が出てきた。耳鳴り、ふらつき、だるさ。仕事を終えて1時頃就寝。


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2022年8月18日 (木)

タイキシャトル逝く&8月13、14日の競馬

 タイキシャトルが星になってしまった。悲しいことではあるが、前日まで元気での自然死(発表は老衰による心不全)なら仕方ない。競走馬としての功績や凄さは語り尽くされているので、個人的な思い出をいくつか。

 ★一番強いと思ったのは大雨の中の安田記念。もちろん特殊な馬場だったとか、相手が弱かったとかぶっちぎりとなった理由はあるんだけど、単純に雨と泥をはね上げて疾走してくる直線の唸っていた姿が忘れられない。他馬の蹄の音がバシャバシャなのに、この馬だけドコドコという響きになっていて、あの極悪馬場をしっかり捉えて走れている証明だと思った。それだけ体幹(当時はこの言葉無かったけど)が強いし、蹴りも強いということだったのだろう。

 ★次は嫌味な自慢。ラストランとなったスプリンターズS、当時構成を担当していて、自分のコーナーも持っていた場内FMで◎マイネルラヴ、〇シーキングザパール、▲タイキシャトルという予想を公開。本来はスプリンターではないという判断、展開も向かずとした。4角前で外から初めてマイネルラヴに被せられて一瞬怯んだのが印象的だった。当日のパドック解説をなさっていた夕刊フジの今田禎嘉さんに褒めていただけた。

 ★そして業界の一部で有名なエピソード。タイキシャトルはそのスプリンターズS当日に引退式、今でこそ増えているが当時は先駆け的な試み。
そのセレモニーで流れた通算戦績の画像が、前日のリハのままであり、まさか負けると思わず想定で「1着タイキシャトル」で入れていたラストランの成績を、差し替えずに出してしまうというアクシデントが発生。
その担当者は私も直接知る人だったので、その後数週間はどこへ行ってもこのことで持ち切りだった。今なら笑える話なので改めて。

タイキシャトルの直系の血がどこまで残るかは分からないが(メイショウボーラーも短距離ダートに特化しているし、高齢だし。レッドスパーダも大物は出せるか?)、その血が血統表のどこかに入っている馬は絶えないだろう。改めて安らかに。

 13日、土曜の続き。9R回顧のあとの競馬場は豪雨だったが、幸いタクシー乗り場まで屋根が続いているので、濡れずに乗車。阿賀野川を渡ってしばらく行くと急に空が明るくなり、新潟駅の近くはなんと道路も濡れていなかった。まあ昨今は調布で大雨、府中で晴れも珍しくなくなっているから、それほど驚くことではないのかもしれないが・・・。

 競馬場の出口で買った競馬新聞と、駅の売店で買ったお握りとお茶を持って新幹線へ。このあとの競馬予想TVの狙い目レース探しであっという間に大宮あたり。空は不穏な色になり、上野が近づくにつれ大粒の雨。北陸の雨は線状降水帯の際に掛かっていたためだが、こちらは台風の影響。東京駅のタクシーは長蛇の列で一瞬怯んだが、回転も速く、だいたい30分待ちで何とかなった。ただ強風に乗って雨粒が時折吹き付け、待っている間に左半身がかなり濡れてしまった。Yシャツの着替えを持ってきていて助かった。

 日曜は台風一過で夏空が戻った東京だが、湿度が凄いことになっていて、何とも身体が重い。前日の長距離移動などもあって短時間のうちに気温や気圧の変化を味わい続けた2日間、むべなるかなである。
 この日は東京競馬場のパークウインズ指定席で午後から過ごした。馬券は酷いもので、またしてもWIN5は札幌のハナ差で逃げるわ、とても自信があった新潟9Rのフルムは走らないわ、両重賞は馬連本線を厚く番組で買っていたところに、馬連では相手に取らなかった2頭に割られるわ、その関屋記念の3連複は引っ掛けたけど焼け石に水だわ・・・。散々なものだった。帰りに飲んだ冷たいビールだけが救い。

今週末の予定です。
★ラジオ日本ですが、開催途中ですが時間が入れ替わります。私の担当は午後2時半から4時半までと後半に移動です。

★YouTubeチャンネルは久々の予想バージョンです。札幌記念分が金曜中には公開されます。

★競馬予想TV、私の次回は未定です。秋の中山、中京開催のどこかには出ると思います。

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2022年8月17日 (水)

8月13日・土曜の競馬途中まで

11日が山の日とかいう祝日だったから、、翌金曜の人の移動はいくらかマシかと思っていたら甘かった。12日金曜の東京駅は出る人7割、早めに帰ってきた人3割という感じで大混雑。午後1時半すぎの上越新幹線は満員だった。
土曜の夕方以降の首都圏では台風の影響が懸念され、東京駅からお台場への移動について、万一の場合の電話連絡あり。

 夕方到着した新潟は晴れて暑い。早めの夕食、戻って予想原稿を終えて、23時ころには横になったのだが、なかなか眠れず、YouTubeでプロレス関係の動画を見てしまったのがアダとなった。何とも奇天烈な夢で中途半端に目が覚めてしまう。
私が、今のではなく以前の渋谷駅で、ジャンボ鶴田そっくりの若者を見つけ、「似てるとよく言われるでしょ、紹介したい人がいるんだよ」などとインチキスカウトのような口説き文句でその若者を、芸能事務所やテレビ局ならまだしも、なんと近所にある(実際にはない)新日本プロレスの事務所へ連行し、そこで坂口征ニ社長に引き合わせるという(もちろん面識はない)、本当に壊れている夢だった。動画だけでなく暑さと、使い慣れない枕のせいでもあろうが、何より自分が病んでいる。

 土曜朝は当日のルーティーン原稿を配信し、朝は珍しくファミレスでカレーを食べようとしたのだが、朝のメニューには入ってなかった。ハンバーグステーキ定食をたいらげたのは、夢で体力を消耗したからかもしれない。50代も末期になって朝からこれがイケるのだから、まだ大丈夫だろう。

 競馬場は陽射しが強く、心配された週末の雨の影響は馬場には残らず、ダートは砂煙が上がっていた。空には数種類の雲が踊っていてなんともうるさい感じだったのだが、これが数時間後の荒天の前触れだったとは・・・。

 この日は、ラジオ後すぐに東京へ移動しなければならず、本番後に競馬場で寛ぐ時間がないので、本番前にいろいろ歩く。安田ソフトクリームの濃厚さは札幌のソフトに匹敵する。甘さよりも牛乳の風味で口から鼻が一杯になる。その後は、たまたまではあるのだが、アイビス1Fの売店で、目の前でコーヒーを手でサイフォンを使い豆から挽いてくれるところに遭遇し、出来立てのホットを1杯もらう。競馬場でこのグレードのコーヒーが飲めるとは思わなかった。タイミングに感謝。なおこの日はコロンビア豆だったそうだ。

 5R前に控室へ上がり、ラジオは7Rから。印上位の馬は上の方に来たのだけど、軸としたタイセイエールがなんと終始後方のまま。最内枠で寄られてしまったのか、外回りであんなに後ろからでは勝負にならない。勝ったハイハローは他馬より1秒速い上がりを使えていたが、それでも中団にいて、4角では前を射程に入れようとしていた。
 8Rは圧倒的人気のタヒチアンダンスには逆らえず本命も、2着アイスヴィスタを嫌って撃沈。このあたりから少しずつ空模様が怪しくなり始め、遠雷が聞こえてきた。五頭連峰と競馬場の間に稲光。
9Rもタテ目でハズレ。本命としたエシカルはスタートで大きく遅れて、そのまま後方、直線では上がり2位タイの脚を使うも3頭くらいしか交わせない。出遅れたのが全てとはいえ・・・。
 
 この日の自分のハイライト?は競馬よりもその後のことだった。9Rが終わった途端に一気に空が暗くなり、雷がどんどん近づく。そしてレース回顧を放送している最中に、まるで太さ10mくらいの竹が頭上で割れたかのような音と(そんな竹を見たことないけど)、フラッシュ100個くらい炊いたかのような一瞬の光と(フラッシュ100個の光加減が分からんけど)、さらに傍で象がタップダンスしたのかというくらい細かい振動が(象は踊らないと思うが)身体を襲った。横にいたHアナは、放送中にもかかわらず雄叫びを上げたが、もともと雷が大の苦手の私は却って、自分のイメージの中にある、恐怖の対象の雷とあまりにも違っていたから、意外と冷静に「あ、落ちましたね」的なことを言って淡々と進めていた気がする。おそらく、スタンドか場内の敷地に落ちたはず。9Rの出走馬が引き上げたところで本当に良かった。ただ10Rの出走馬はパドックへ出ていたはずで、どうだったか後から心配になった(後日の騎手コメントでは、やはりメンタルが萎んでしまった馬もいたようだ)。

 長くなるので続きは次回に。

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2022年8月10日 (水)

8月7日・日曜の競馬

 北日本はまたとんでもない大雨の被害を受けている。毎週のようにこれがおきる異常さ。新潟競馬場への行き帰りには毎回、長さ約900mの阿賀野川大橋を往復するのだけど、先週は豪雨から2日近く経ってもまだ水位が高く、水の色も泥っぽく濁っていた。今週はもっと北寄りに被害が出ているようだが、もともと雨の被害が長年ほとんどなかった(突発的に台風などはあったけれど)地域だけに、家庭の備えとか、治水とかの面の経験が不足しているはずだ。もうどこに住んでいても、あらゆる天災(時に人災)が襲ってくることを想定しなければいけない時代なのだろう。

 日曜は、午前中まで自宅で競馬、午後分を先にPATで買って、亀谷氏の競馬サロンからのオンライン配信に出演のため水道橋へ。電車の中で今村騎手が12番人気で勝ったことを知り、到着したら1番人気で勝った瞬間だった。もちろん斤量利はあるけれど、それ以前に勢いだけでないことに唸らされる。今更私が書くまでもないことだけど。
先日、数名の騎手を預かっているホリプロに所属したそうだが、その方が取材の交通整理をし易いだろう。日本の競馬はオフシーズンがないだけに、野球選手などみたいに割り切ってメディアに集中的に出ることもできないから、なおさら捌きも難しいし。

 イベントは会員限定。一番盛り上がったのはWIN5で、サロンメンバーで共同購入していたという企画。新潟10Rのラーグルフを切っていてここで終わり。その後は勝っていただけに何とも残念。
翻って自分の身の上を忘れていた。この日は珍しく、WIN5を自分でも買っていて、レパードのスタート直前にWIN4まで残っていたことを思い出したのだ。ハピとタイセイドレフォンの2点だから、半分当たったつもりでいたら、なんとダートでは1着はないと切り捨てたホー騎手にやられてしまった。いくらダートの手綱が疑問であっても、大外枠だから好きに動けたということか。それにしても大外から内へ入ってまた外へ持ち出すというのも、なかなか想像できず。着差が着差だけに悔しい。

 あとこの日は、札幌で強風により結果を左右されたケースが多かった。エルムSは面白いラップ構成になっていて、これはブログで詳しく書く類のものではないので省略。風の影響と、各馬の動きが絡んでなかなか趣のある数字が並んだ。期待した◎ロードレガリスは仕掛けが少し遅れたのが痛恨。ただ〇△△で、フルデプスリーダーを3連複1列目2頭にして置けたことと、勝ち切れないけど3着以内なら濃厚のオメガレインボーを2列目にしたのが奏功して何とか引っ掛かった。驚いたのはブラッティーキッド。このローテではさすがに厳しいと思ったが、あわやのシーン。このあとはシッカリ休んでほしいが。

 新潟最終は◎エーティーマクフィが2着に頑張ったが、勝ったコミカライズが抜けてしまった。

 まあ言いたい放題好き勝手して配信イベントは無事終了。ツイッターにも上げたが、亀谷氏とスタッフ様から三冠のお祝い花を頂戴して恐縮。

今週末の予定です。関東は週末台風の心配が出てきたようです・・・。

ラジオ日本土曜競馬実況中継は、午後1時すぎから2時半まで担当します。
終わってすぐ帰京して競馬予想TV、今週はサマーシリーズの自分にとっての最終戦。まだ回収率100%に届いた者がいないと、スタッフから発破を掛けられております(苦笑)。

なおYouTubeチャンネルは、次回は札幌記念週となります。

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2022年8月 8日 (月)

8月6日・土曜の競馬

 5日金曜に新潟へ移動。午後の上越新幹線は、お盆の帰省の家族連れでほぼ満席。駅のとある売店のサンドイッチが完売して、飲み物しか買えなくなっていたのには驚いた。
 新潟でのこの日の宿は古町。新潟祭りの週だが、かなり規模を縮小して実施していたようだ。もちろん賑やかさはほとんどなかった。夕方は少し散歩。宵の口には涼風が吹き渡るのは東京と違うところ。

 新潟競馬場へは1R前に到着。前夜が嘘のような暑さ。空気がきれいな分陽射しが強い。グルメフェアを考えていたが、中山からの金久右衛門ラーメンは来月現地で食べられるし、小倉のうどん、東京の牛カレーなど、酷暑では敬遠したくなるメニューばかりなので方針転換、夏に一度は食べる、アイビススタンドの「ことぶきや」の冷やし中華。たしかこれまで1種類だったはずだが、今年から四川風の新顔が追加されていた。この日はオーソドックスな酢のタイプ。量が少し物足りなかったので、売店でフランクフルトを追加。

 新潟5Rの新馬戦では、大器と噂のフェイトが、想定以上(私にはだが)の強さ。追い上げる脚もさることながら、抜け出してからの逞しさの方が印象的だった。流しているのにフットワークに力感がある。
この時期の新潟外回り、1800mの新馬戦で、前半60秒7なら流れた方でもあり、ドスローからキレキレの展開ではなかったことも評価。リアルスティール産駒は晩成と信じているのだが、この時期でこのパフォーマンス、あとはゆっくり空けて、東スポ杯直行がいいと思う。

 ラジオ担当は7Rから。◎ホワールウインドと〇ハイパーストームで決まったかと思ったが、そこへ△ベルシャンテに割り込まれて、○△◎。馬連ベースなので解説としてはハズレになってしまうも、予想としてはまずまず正解。

 8Rは△◎で780円が何とか引っ掛かる。◎テイエムファクターの単勝を推していただけに、悔しいクビ差負け。3着馬は狙えなかった。

 9Rはダリア賞。縁のあるフミサウンドが必勝態勢で臨んだが、出負けが痛恨。ペースが遅くないのに、動き出したのが早めだったので、そこで脚も使ったし、直線では後続の目標になってしまった。ミシシッピテソーロに差されて2着。ブーケファロスは押さえ込んだが・・・。出遅れで切った馬に勝たれては予想としては情けない。

 このあとは下へ降りて観戦。屋台のブルーシールアイスを食べた後に、甘さを消すために向かいの屋台のゆずジントニックという、めちゃくちゃな取り合わせで涼をとる。10Rは◎ノーブルシルエット、△ヴォワドアンジェで決まったと思ったら、単勝160倍のリバプールタウンが2着を粘り切って呆然。11Rはこれまた△エルカスティージョに◎アルーリングウェイで決まったと思ったら、単勝62倍のフェルミスフィアにブチ抜かれてしまう。内回りは差しが決まるとは思っていたが、あの位置から届くとは・・・。

 ここで新潟駅へ移動し、駅の回転寿司屋で最終レースをラジオで。距離がどうしても不安で△に留めたグットディールが勝ち切ってしまったが、◎ダノンハイファイブが2着、〇コバルトブルーが3着で形は付けた。このワイド20倍はなかなか美味しかったし、3連複も40倍あればまずまず。それでもトータルでは少し負けた。札幌はこの日は7R以外手を出さなかった。

 帰りの新幹線では越後湯沢から3列前くらいの席に乗ってきた人がノーマスクなのにたまに咳。即刻車両を替えた。帰りが空き気味で助かった。帰宅後入念に鼻うがい。

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2022年8月 4日 (木)

7月31日・日曜の競馬

木曜夕方時点、豪雨は福井、石川、富山が危険区域。山形、新潟は峠を越えたとのこと。
新潟中越下越は木曜午後には雨がほとんど上がっていて、明日金曜からは夏空が戻る予報になっている。自然災害の前に小さなことだが、出馬が発表され、開催は予定通り行われる見通しだ。自分の仕事としてはひと安心も、すでに被害に遭われた皆さんには心よりお見舞い申し上げる。
 こういうことを冒頭に書くのも、なにやら免罪符めいていて本当は気が引けるところもあるのだが、せめてもの気持ちということで。

 先ほど週末の出張の準備をしたのだけど、夏の新潟出張1回につきマスクは4枚は持参する。そのうち、密閉度の高いKN95は主に移動中に着用する。 
通常のものより口元が楽で、かつ密閉度が向上した立体型マスクはだいぶ行き渡って、ドラッグストアでも買えるようになったけれど、さらに密閉度が高いKN95には、私はまだ店頭でお目に掛かったことがなく、専門業者から通販で買っている。これを手軽に買えるように、早く販路を確立してほしい。

あと、人の多いところに行って帰宅するとすぐに、鼻うがいを行うようにしている。キットに生理食塩水を入れてやると実にスッキリする。ただし耳や鼻に炎症性の持病がある人はやらない方がいいでしょう。鼻、ノド、目がウイルス侵入経路のトップ3だから、鼻の防御は当然やった方が良いからだ。

 先週日曜の競馬。午前中は自宅、そして午後2時45分からはYouTubeチャンネルの生配信へ。
本番直前の新潟9R出雲崎特別、個人的に自信ありまくりの本命だったエバーシャドネーが、まさかの後方待機策を採ってしまい、これでは開幕週の外回りでは届かないと思っていたら案の定、直線伸びても脚を余した。新潟外回りの序盤週は前有利が鉄則、それも先行できる馬に吉田豊騎手が乗るから待機はまずないと思っていたから、これにはガッカリ。ハッキリ言って怒りに燃え、かなり不機嫌なまま本番へ突入。

 禍福はあざなえる縄の如しで、すぐにツキが回ってくる。口切りの札幌10Rは◎〇★で決まって大喜び。まさに現金なもの。
続く新潟10Rは、ご覧になった方はお分かりのように、遊び程度に力を入れず買うレースとしたから、ハズレても痛くない。

 クイーンSはどうやっても当たるレースとたかを括っていた。ウォーターナビレラについてはツイッターでも散々つぶやいたので繰り返さないが、52キロと阪神JF、桜花賞の内容を鵜呑みにし過ぎたという反省はある。本命以外はほぼ印順に決まっただけに、悔やんでも悔やみきれない。あとは負けたことで推測できるウォーターの弱点も浮かんできた。今後のレースに活かせるようにしたい。

 アイビスサマーダッシュの方は、反対に予想としては諦めがつく結果だった。今でも、ビリーバーに重い印は打てず、馬と騎手を褒めるしかない。いつもなら、有力馬たちがもっと中枠外枠に入るために、外ラチ付近がもっと渋滞するのに、内へ行った馬が例年と違って数頭いたために、外が意外と早めにバラけて、ビリーバーの前が空いた。ただ、空いたからといってこの切れが7歳で使えるとは想像できなかった。
杉原誠人騎手は重賞初制覇。以前、北村宏司騎手、松岡正海騎手とのトークショーを開催した時に、ご夫妻で客席にいた杉原騎手に飛び入りでステージに挙がってもらったことがある。実に穏やかで優しげな好青年だったが、今回一瞬の仕掛けの気迫は、勝負師のそれであった。
 そして「直線競馬の虎の穴」と私が勝手に命名しているミルファームも、馬主としては初の重賞制覇、それを直線競馬で飾ったことには、きっと感慨もひとしおではないかと察する。土曜の黒岩騎手といい、今週の新潟のキーワードは初制覇であったか。

 生配信はあまり締まらない結果となったが、前回同様楽しくはできた。また秋に1回はやりたい。音声は、どうもPCだと小さくなってしまうようだ。前回から策を見いだせないままだが、この改善も技術班と研究しなくては。

 最後に今後の予定。
 土曜のラジオ日本は7Rから9Rまでを担当します。
 競馬予想TVは13日の出演となります。
 次回のYouTubeチャンネルは、札幌記念の週に公開します。通常の競馬大学バージョンです。

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2022年8月 3日 (水)

7月30日・土曜の競馬後半

今回の感染力強いオミクロン5では、さすがに身近というか、近しい知人に感染者が相次いでいる。と同時に、この暑さで体調を崩している人も増えている。
 その中には、発熱だけがあって、のどの痛みや咳が無いというケースもある。暑さ疲れや冷房との寒暖差により、自律神経がバランスを崩し体温調節に支障をきたして発熱→私が春先にコロナを疑って受診した際に、医師に診断されたあの症例だが、それと同じ状態を耳にすることも珍しくない。ただしこの場合は高熱にはならない。出ても37度台中盤止まりで、しかも2日程度で治る。数日続いたり、38度台になったりしたら別の病気を疑うべき。もちろん喉痛あるいは咳があれば、熱が低くてもコロナの可能性は大。

 あとはマイルドな熱中症。エアコンを切って就寝中の部屋温度上昇や、寝汗による脱水により、朝に発症することが多いそうだ。真昼間と違い暑さの度合いが弱いだけに、症状は軽いダルさや頭痛、筋肉痛、微熱程度なのだが、熱中症と気づかず放置するから、そのままダラダラ1日続くということ。
もちろんコロナの症例も人それぞれだから、そんなに簡単に区分けはできないけれど、咳や喉痛のない不調として参考までに。睡眠、栄養、水分摂取は言わずもがなだが、室内にいる時は身体を冷やし過ぎないように冷房をコントロールすること(熱中症との兼ね合いは難しいところだが)。食べ物で内臓をたまには温めることも大事。

土曜の競馬の続き。
新潟の控室は福島と真逆で冷房がとても強く、私のように冷えに弱い体質の人間は体調を崩すほどなのだ。家を出る時に思い出し、カーディガンを慌ててトランクに詰めたのが正解で、初日から着用。これでちょうどいい体感。

新潟5R、外回りマイルの新馬戦のレース上がりは32秒0の超高速。いくら前半が63秒8の超スローだからといって、新馬戦でこの上がりは凄まじい。勝ったリバティアイランドの上がり推定はなんと31秒4!31秒台の上がりなんて、08年の新潟大賞典のオースミグラスワンくらいしか記憶にない(31秒4は史上最速タイだそうだ)。ただ、ここまでマイルで切れると距離的な限界はありそうだし、また違う流れのレースや坂コースになると話は違ってくる。ただ上がりが速いから良いというものでもないのだが、瞬発力が物凄いことだけは保証されたとみていいだろう。

 ラジオ担当は7Rから9Rまで。7Rは◎アウトオブサイトが好位を立ち回り、これは大丈夫と思ったらラスト1Fで息が上がっていた。△〇▲でのハズレ。
8Rの新潟JSは無難に的中。黒岩騎手は重賞初勝利だったとのこと。勝ったホッコーメヴィウスも、重賞2着3回はあったがやっと初勝利。バリバリの在来牝系で、兄はホッコーブレーヴ、近親がカネトシガバナー、さらに牝系を辿れば、テンポイント最後のレースとなった雪の日経新春杯を勝ったジンクエイト、野平祐二騎手とのコンビで活躍した名牝スイートフラッグ、さらにはワシントンバースデーHで軽ハンデだったとはいえ、当時北米最強のラウンドテーブルを破り、日本馬初の海外GⅠ級レース勝ち馬となった、ダービー馬ハクチカラもいる。先祖を辿って感懐に浸るのもなんとも夏らしい。

9Rは格上挑戦でも◎ジャスパーグレイトがまず負けないので単勝、と言い切って救われた。2着アンクラウデッドが抜けという醜態だったので、発言内容によりハズレの色が薄まった(姑息)。

ここで下へ降りて、10R、11Rは場内を歩き回りながら観戦。とにかく暑く、屋台で出ていた長岡からのガンジーソフトアイスを数年ぶりに食す。このアッサリさは本当に食べやすい。しかも嬉しいことに、コーンの中のクリームを食べやすくするためにスプーンを添えてくれる心遣い。

しかし、この後に悲劇的な光景を目にすることになる。関越Sのグレートマジシャンが故障。そのまま天に召された。いろいろ書きたいことはあるが、今はただ、志半ばで斃れた若駒を悼むのみ。

この時点ではまだ落命したことは分からなかったが、様子から重症度は分かったので、やや暗い気持ちで競馬場を後にした。最終レースはラジオで。そして新潟駅では、早い時間帯のため先客2名の蕎麦屋でへぎそばと、蕎麦焼酎ロックを呑み気分を直し帰京。夜になっても、東京の暑さは新潟とはまた質が違い、ぬるま湯に浸かっているかのような、まとわりつく感覚がある。

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2022年8月 2日 (火)

7月30日・土曜の競馬前半

今日火曜の13時現在、府中市は37.9度で、日本の観測点で第6位です。皆さまいかがお過ごしでしょうか。

暴力的な暑さ、そして収まる気配のないオミクロン5と、なんだかサバイバルを強いられているかのような夏になってしまった。

 その両方を掻い潜っての新潟出張がスタート。金曜午後の新幹線だが、この時間帯ともなると乗車率はけっこう高かった。と思ったら、週末はフジロックなのか。越後湯沢でごっそりと下車していった。
 万代口は、新潟駅の大工事で今年はまた去年とは違う動線になっていた。少し迷う。
毎年のように逗留しているホテルが、カードキーになったのは便利。これまで外出するたびにフロントにカギを渡すor返してもらうという煩わしさが解消するばかりか、チェックインする客と別の待ち列がなかったために、カギの受け渡しだけのために長い列に並ぶ必要があった。かなり快適に。

これだけ感染が拡大すると、夏の旅を断念した人も多いと思うので、呑気にどの店でこんなウマイものを食べたということは書かないことにする(競馬場内の店は別。意味が違いますからね)。夕方5時に腹が減るように腹具合を調整して、開店直後の、店員さん以外無人の店内でそそくさと。もちろんこれでは朝までもたないので、夜8時に食べることを念に置き、コンビニでゆで卵とサンドイッチを買って補う。

翌日の空の青さは、さすがに東京では拝めないクリアなもので、その分陽射しの輝きも強い。夏の新潟としては3年ぶりとなる、当日入場券発売による開催。その初日だったからということはもちろんあるが、それにしても新潟に通い出して10数年、土曜の1R前からこれほど多くの人が詰めかけたのは初めて見た。記者の方も「今日の入場は凄い」と驚いていたほど。
それでも、後刻発表の入場人員は約7500名で、日曜の半分程度に留まっていた。ということは、この7500の大半が、朝から集まっていたということなのだろう。

その原因の1つは今村騎手だったかもしれない。この日最初の騎乗となる2Rのパドックは、焼け焦げるような陽射しなのに鈴なりで、カメラを構えている人たちの多いことといったら。しかし、騎乗合図が掛かったら、今村騎手はパドックではなく馬道の方へ移動。どうやら馬道騎乗の手はずだったようで、これを見たパドックには、嘆息がミストと混ざるかのように漏れていた(苦笑)。

さらにこのパドックではアクシデントもあった。短期免許で来日したホー騎手はこれが初の騎乗レース、パドックで騎乗したかしないかの瞬間に馬が暴れ、ホー騎手は地面に投げ出されてしまったのだ。幸い何事もなかったようで、馬が落ち着くのを待ってから騎乗していたが、ヒヤリとするシーンだった。
パドックのカメコたちは、嘆いた後に急いでコースへ。そして今村騎手はメイショウアジロで完勝、朝から歓声と拍手。パドックで肩透かしを食った人たちは、代わりに勝利の瞬間をカメラに収めることができたわけだ。

風はたまに多少ゆるりと吹く程度、午後は頬に感じる程度には直線追い風が吹いたが、熱風で何の役にも立たない。ダートには何度も散水されていたが、すぐに表面は白くなってしまう。蹴り上げた砂煙がなかなか落ちてこない。この日はなんと7回散水したそうだ。
芝の時計の出方は去年と全くと言っていいほど同じ。やや短めか?ダートは良馬場でも時計が出ていて、こちらも例年通り。

朝兼昼飯は、新潟の有名洋食店、場内で昔から営業しているイタリア軒のカレーライス。まだラジオの控室にも入っていないが、冗長な内容にしてここまでかなり分量をとってしまったので、以降は次回に回す。

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