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2023年2月

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2023年2月28日 (火)

2月25日・土曜の競馬

週最低でも1回は実家に行き、せっせとゴミ出し作業を続けている。昨日月曜はとうとう解体業者3社を1時間おきに招いて見積もりをしてもらった。人生最初で最後の経験になるが、これまで全く与り知らぬことだっただけに、建築のこと、ゴミのこと、解体業界のこと、処分問題などいろいろ勉強になることが多く、移動は大変だけどなかなか面白い。いっそ数泊泊り込もうと思う時もあるが、ホテル代と交通費を比べるとそれでもまだ通う方が安く付く。いくら田舎でも、新潟に比べると外房のビジネスホテルは、首都圏近郊だけに決して安くはない。

 先週の競馬。中1ヶ月ぶりの中山だが、久々感があるのは不思議なもの。不思議なほど電車が空いていた。しかし西船橋の乗り換えでは、武蔵野線ホームに多数の人が集まり、中には数名の駅員さんたちがスマホやカメラを手に電車を待つ姿。何事かと思ったら、メタリックなカッコイイ電車が入ってきて、窓から覗くと、外観に反して中はお座敷やソファーのあるホテルの客室のような作りになっていた。ホーム上の多くのお客さんはおそらく撮り鉄で、駅員さんはたぶん広報的な仕事で撮影していた感じ。いったいどういう車両で、何という名前なのだろう。珍しいものを見られた。

 中山は直線向かい風が強め。雲1つ無い快晴だったが、正午前からだんだん雲の量が増えてきて、私がラジオを担当する午後1時過ぎには曇りといってもいいくらいに。
 
 毎年恒例、引退厩舎は多数出走。阪神1,2Rは五十嵐厩舎が連勝、小倉5Rでは橋田厩舎が勝利。

 2回中山開催では、私は7Rから9Rまでの予想と回顧と、10,11Rの予想を担当。午後前半パートの方が、しゃべる機会は多い。
7Rは△◎、8Rは◎△でまずまず快調。9Rは調子に乗って穴馬フェアエールングから入ったら大ハズレ、〇▲の順で堅く決まった。
 なおこの日は阪神8Rの平場がターフビジョンで放映された。アナウンサー氏とこれは珍しいという話に。小倉8Rが障害の特別戦で放映する都合があるから、その流れでは?ということで落ち着いたが、以前はこのパターンでも、関西圏は9Rにならない限りは東開催場の場内実況に乗せなかったはずだ。

 この日は競馬予想TVの出番はなかったので、ラジオが終わると下に降りて最終まで楽しむ。このパターンはお酒を飲みながら観戦できるから良い。黒霧ロックとお好み焼き串。予想だけしてきた10Rはタテ目を食らい、本命グランドラインがゲートで暴れて終わる。しかしメインは◎ジネストラ、△フィールシンパシーで決まってくれた。穴馬で期待したソウルトレインも頑張ってくれたけど5着まで。
 西の方は悔しいレースがいくつかあったけど、マズマズの結果で寒くなることなく帰宅。体質的に焼酎はとても抜けが早くて残らないので、夜の書き仕事にも全く支障はない。

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2023年2月24日 (金)

雑記

 まだ2月も終わらない2023年、80年代のカルチャーを担ってきた人たちが、毎週のように誰か鬼籍に入ってしまう。自分のひと回りくらい上の人たちも多く、驚きや寂しさに加えて、わが身を思うと愕然とさせられる。自分の残り時間もそうは長くないのだ。功成り名を遂げた彼らと比べるわけではないけれど、自分はいったい何をしてきたというのか。

 終わるのは人ばかりではなく、たとえば「タモリ倶楽部」も40年の歴史にピリオドを打つそうだ。私が浪人時代に始まったのだから・・・。当時は「いいとも」のお茶の間受けではなく、オールナイトニッポンやタモリ倶楽部での姿こそ本当のタモリだったので、毎週楽しみにしていたものだ。タモリもさることながら、スタッフの企画のふざけ方がサイコーで、その発想は業界で仕事をする上で、とても勉強になった。タモさんはまだまだ元気だ。
 
 そのオールナイトニッポンが55周年とのことで、過去のパーソナリティが55時間リレーでオールナイトニッポンを繰り広げていた。自分が聞きまくっていたのは学生が終わった87年あたりまでで、特に79年ころから85年まではほぼ全曜日聞いていた。あの頃サブカルチャーのみならず、若い人たちの文化の最先端は間違いなくラジオ(と音楽)だった。

 今回のスペシャルで聞いたのは、追悼で録音が放送された高橋幸宏さん、そして例の事件後2人でのラジオは初となる電気グルーヴのオールナイト。
電気グルーヴがオールナイトを担当していた頃は、自分はもう仕事を始めていたので、生放送で聞くことは滅多になかったものの、録音しチェックしていた。仕事にかこつければ、直接話を聞ける立場にはいたが、それだけに取材時に備えてラジオでの発言は聞いておく必要があったのだ。

 2人とも50代半ばに差し掛かってきたが、言葉の切れに全く衰えがない。そして若い頃より語気が軟らかくなった分、却って中身の毒が浮き上がってくるように思えた。言葉だけとると何1つ危険な語句や、攻撃的な内容はないのだが、それでいてとても「ヤバイ」のだ。卓球氏いわく「思想で影響を受けたのはたけしとジョンライドン」だそうだが、真の2大パンクスの直撃を受けたほぼ同世代として、とてもよく分かる。

 パンク・ニューウェーヴの洗礼を浴びた世代としては、冒頭のようにネガティヴなことを考えず、動けるうちは動き続けることに価値を見出すしかないのだ。怒りを込めて。

◆ラジオ日本の土曜競馬実況中継、中山開催前半の私の担当は、13時から14時半に移動します。
競馬予想TVは、次回は弥生賞週に決まりました、3月は高松宮週にも出るので計2回です。
YouTubeチャンネルは、弥生賞当日の午後2時半あたりから、生配信する予定です。

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2023年2月22日 (水)

2月18,19日の競馬

 毎年、2月の東京開催はあっという間に終了してしまう。個人的にはこの開催は、秋よりも好きである。寒いのだけど、晴れていれば競馬場へ向かう時の空気がなんとも柔らかいのだ。
大國魂神社の脇道から武蔵国衙の遺跡前を通り、直進して長い急坂を降り競馬場の西側の入り口近くに出て、左に曲がり馬頭観世音の前で手を合わせ、正門から入るルート。春よりも低い角度から、秋よりもひんやりした空気を、まるでほぐすように差し込んでくる日光が、なんだか入浴しているかのような暖かさで包んでくれるからだ。この感覚は冬開催でしか味わえない。

 八福で小籠包とレモンサワー、そのあとはふくみつの焼きそばで朝兼昼飯。腹ごなしにパドック裏の庭園を歩きつつ、7R前に8Fの控室へ。
 阪神8Rでは、武豊騎手がシンガリ人気(16番人気、127倍)の馬に乗るというかなり珍しい事態、しかも3着に持ってきた。

 ラジオ担当は東京10R以降。金蹄Sは〇★◎評価の順に入ってくれたが、タテ目の馬連を押さえず。安い3連複と、ホウオウバリスタとテンカハルのワイドのみ。
 11RのダイヤモンドSは、長距離戦の面白さを十分味わうことができた好レースも、馬券は2着ヒュミドールが抜けてしまった。勝ったミクソロジーは京都の天皇賞だから楽しみである。

 京都牝馬Sは◎〇▲の印順で、堅いながらも少し重ねて取れた。東京最終は自信のあった軸馬ヴィクトゥーラが動かず。芝中距離戦はスローペースのレースが多すぎる(日曜もだが)。なお注目のモレイラ騎手、土曜は唸らされるようなシーンはなかった。彼も引退前の世界行脚中だ。

 日曜の東京はとにかくルメール、モレイラ、バシュロ。そして国内最終騎乗となる福永騎手は、ヒヤシンスSで最後の勝利を飾った。最終騎乗を来週サウジにしたあたりは、引退を特別視せずに、競馬の流れの中で淡々と終えようという、いい意味で「スカした」ところのある福永騎手らしさだ。それでも最後の挨拶ではこみ上げるものがあったようだが。
 父・洋一騎手が、悲運の落馬事故により、騎手人生を突然終わらされてしまったことを思えば、自分の意志で幕引きして、しかも第2の競馬人生をスタートできることは、洋一さんの全盛期を知る者としてとても感慨深い。最後まで馬券の相性はあまり良くなかったけれど(苦笑)。

 フェブラリーSは、時計的には良馬場の東京としては水準のやや下くらい。前半のペースの割に上がりが掛かり過ぎたのは、逃げ先行勢が淡白になってしまったからだ。
自分の本命メイショウハリオはご存じのようにスタートで大アクシデント。浜中騎手はよくぞ落馬を堪えてくれた。開き直ってシンガリから運んで、ロスなく直線に入ってから外へ出せたのが奏功。3着まで持ってきてくれたおかげで助かった。馬連には届かずも、贅沢は言うまい。レモンポップとのワイドで4.7倍ならまずまずだ。
 ドライスタウトは一気の相手強化、しかも被せられる展開ながらよく4着に盛り返していた。経験が今後活きるだろう。スピーディキックは小さくない不利を受けながらの6着、これは素晴らしい、大健闘のひとこと。
 この日は配信した勝負レースの伊万里特別が◎▲△で決まり、勝利はこの時点で確定。久々に明るい気分で日曜の夕方を迎えることができた。

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2023年2月17日 (金)

2月12日・日曜の競馬

 今週はルーティンの仕事をしながら、13,16日と実家に戻ってゴミ処分。このところ週2回ペースで通っている。
13日は雨でやや内容が制限されたが、16日は快晴、寒さも昼間は緩んで働きやすかった。タイヤをショップに持ち込んで買取してもらったら、往復の電車賃分にはなって少し嬉しかった。まもなく解体の見積もりも始まる。

 これを書いているのはもう金曜の夕方近くなので、日曜のことはさらりと。

共同通信杯は、ダノンザタイガーには少しかわいそうな競馬になったが、反応にもたつくあたりは、やはりまだ幼いということなのだろう。しかも外からタスティエーラに被せられて切り返すシーンもあった。連対できなかったのはかなり痛恨。
後日、皐月賞回避濃厚のニュアンスのコメントが出ていて「1戦してダービーへ」とのことだが、これはもう毎日杯しかないだろう。ダービーに出すのではなく勝つつもりなら、青葉賞は使わない方がいい。
勝ったファントムシーフは、キャリアと戦ってきた相手という点で一日の長があったか。こちらはハービンジャーだけに、クラシックで勝ち切るまではどうかとも思うが、どちらかといえば皐月賞の方がベターでは。2着タッチウッドも皐月賞向きの感。大崩れしなさそうなタイプ。出遅れを一気に巻き返していって、脚がもったのは驚きだった。

京都記念はゲートが開いてから、ゴールだけでなくその後の一連の経緯までがレースだったという印象。まさかエフフォーリアが心房細動を起こし、急転直下、レースから1週間経っていない内にもう牧場へ向けて旅立つことになっていようとは。ギルデッドミラーの骨折もそうだが、本当に無事にレースに出る、あるいはゴールに入ることだけでも大変なのだと、何十年見ていても、改めて思い知らされる瞬間がある。
アクシデントさえなければ、ドウデュースとどんな叩き合いになっていたか・・・「起こらなかったこともまた歴史のうちである」というセリフは寺山修司で知ったが(オリジナルは知らない)、まさに寺山がいうように、これまた競馬においては定期的に思い知らされる。

ドウデュースは小回りでもこの内容。エフフォーリアが力を出せなければ圧倒して当然の相手関係だったとはいえ、昨年の良かった頃に近づいてきたのは間違いない。次走ドバイでは、馬場や距離は大丈夫だろうから、凱旋門賞の大敗が馬場やコース形状だけだったのか、あるいは海外へ持っていくとコンディションが落ちてしまう馬なのか、それがハッキリすることになるだろう。

地味に(といっては失礼だが)大記録が1つ刻まれていた。ツイッターで知ったのだが、一昨年デビューした中央競馬の若手ジョッキーたちが全員、先週土日で勝ち鞍を挙げたのだ。ベテランで同期の数が少なくなれば珍しいことではないのかもしれないけれど、これだけ現役が揃った世代で同一週に全員は大快挙ではないだろうか。

最後は告知。
◆ラジオ日本の土曜競馬実況中継、土曜14時半から最終までを担当。
◆競馬予想TV出演、3月は現時点では未定です。
◆YouTubeチャンネルは今日深夜にフェブラリーSの更新あります。

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2023年2月15日 (水)

2月11日・土曜の競馬

金曜の雪のあと、雨が思っていたほど降らなかった。府中は小雨程度。だから雪が想定より残ってしまい(むしろ少量の雨で表面が濡れたところに夜中で気温下がって固まって、なおさら融けない)、土曜の東京競馬は開始時刻が45分遅れた。それでも、急遽の動員増など懸命の尽力で、この程度の遅れでスタートできたし、もちろん終日滞りなく終えられた。頭が下がる。

11時前に到着し、珍しくどうしても味噌汁が飲みたくなり、和定食を探してレストランフロアで食べ終え、そのまま店の前の、パドックに面したベンチに腰を下ろしてボーッと雪の残る景色をみていたら、ライターの上野誠氏に遭遇。私が滅多に行かないエリアだったのに、よく見つけたものだ。もっとも、雪で人出が遅れていたからということもあるだろう。

陽がよく当たって思ったほど寒くはない。土曜に延ばしていた作業があったので、早めに控室に入ってせこせこやっていると、あっという間に出番の時間となる。ただ2時半すぎともなると、スタンド8Fの吹き曝し実況席は早くも翳り出すので、刻一刻とひんやりしてくる。

10Rは△▲△。11RのクイーンCは△◎〇だった。ただし勝ったハーパーを、よせばいいのに展望で「3着として考えている」などと言ってしまう。印上は的中でも解説としては恥をかく結果。
想定よりずっと厳しい展開となり、その流れを前目の位置につけてさらにひと伸びした1着ハーパーと2着ドゥアイズ。この流れでスタミナが問われた。桜花賞よりオークスが楽しみな印象。1,2着に中距離タイプが入り、3着モリアーナはマイラーの競馬をして届かなかった。キャリア1戦で4着のイングランドアイズも、今後マイルで楽しみな1頭になりそう。

12Rは〇◎△で、勝ち馬は6番人気。やっとスパッと決めることができた。ひと安心。

この日は小倉で南井厩舎の馬が、東京では大江原厩舎の馬が勝利。引退調教師にとってはあと2週の競馬となる。他には橋田厩舎、五十嵐厩舎、池添兼厩舎が該当。能力や適性度外視で注目する必要がある。

 お台場へ移動して競馬予想TV。横山ルリカさんから男性陣に恒例のチョコレート頒布。個人個人に大人数分すべて準備するのだから恐縮してしまう。ただのチョコレートではなく毎年ひと捻りしているのもさすがで、今年は口の中でパチパチ弾けるフルーツソーダチョコだった。

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2023年2月10日 (金)

雑記(雪・バカラックと競馬・左耳の不調など)

府中の雪は峠は越えたようだ。寒さもそれほどではなく、今午後3時半だが、そのうち雨になりそうなべたついた雪に変わった。明日は晴れ予報で雪はかなり解けると思うが、おそらく午後からは競馬場では除雪作業に当たっている方々が大勢いると思う。せめて労いの思いを。輸送は滞りないと良いのだが。

それにしてもこの雪が1日前だったら、実家で大きな家財道具の改修作業や植木伐採などの日程はズレていた(あるいは大きな支障を生じていた)だろうし、1日後なら開催はアウトだったことだろう。個人的にはツイていると思いたい。

◆今日はYouTubeチャンネル収録のあとは、2、3日前から左耳の聞こえが突然悪くなったので耳鼻科へ。数年前に患った突発性難聴とは違うというのは体感で分かっていた。原因は、鼓膜が陥没していたからと発覚。飛行機に乗った際の耳の不調と似たような状態で、くしゃみとかあくびの拍子でおかしくなったのではないか?とのこと。自覚しているきっかけはないが、鼓膜を吸引?してもらったら、激痛は走ったがそのあと嘘のように閉塞感が消えた。耳鳴りは多少残っているが、だいぶましに。ついでに耳のクリーニングもしてもらって爽快。そして雪のために患者がほとんどおらず、待ち時間が10分なかったのも最高。

◆音楽家の訃報相次ぐ。今日金曜はバート・バカラック。バカラックと言えば北米競馬では有名な馬主であり、生産も手掛けていた。3歳最優秀牝馬のハートライトナンバーワンのオーナーであり、その甥にあたるソウルオブザマターは自家生産馬で、タバスコキャットやシガーらと渡り合う北米トップクラスの1頭に送り込んだ。よく口にしていたのは「競馬はやってみなければ分からないよ」という言葉だったそうである。

蛇足だが、バカラックの影響を強く受けていた高橋幸宏さんは、94年度のJRAのCMソング「青空」を手掛けていた。中井貴一、真田広之、時任三郎がキャラクターだった懐かしい年である。

最後は告知。
◆ラジオ日本は土曜14時半から最終まで。
◆競馬予想TV出演あります。
◆YouTubeチャンネルは金曜深夜に京都記念分の更新あります。
◆月刊「競馬の天才」3月号が発売されました。連載コラムの担当です。

 

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2023年2月 7日 (火)

2月4日・5日の競馬

 1月下旬から、東京では暖かい日が増えているように思う。身を切られるような寒さは、競馬場でも感じない。4日の土曜もそんな1日。

 昼飯は、この日はなぜか牛丼が食べたくなって、メモリアル地下の吉野家。そのあと、フジビューの2Fにある「とんや」でモヒートの写真を見たらどうしても飲みたくなり、仕事前だが自分に甘いので一杯。まだ出番までは3時間以上あるので問題なしと自己判断。

 小倉は朝からいきなり武豊騎手4400勝のメモリアル。前週勝利無しからいきなり、しかも小倉の1Rで決めるというのもなかなか。しかもこの日は福永騎手の小倉ラストデーでもあり、2人で勝ちまくった。まるで小倉競馬が主場のような1日。
 こちら東京は芝の時計が冬場にしては速いし、前が残る。去年は開幕週の前残りから、2週目は一変して差し追い込み馬が台頭していたのだけど、今年は雨が少なすぎて馬場が硬いのか、そうはなっていない。これを読めていなかったのは誤算だった。だからといってダートでも手を焼いたし、小倉はさらに困難。全くダメな週。

 ラジオは10Rから。勝ったファロロジーがそもそも買えない。単勝38倍・・・。ベッラノーヴァもルージュエクレールも良いところなし。
 11Rはサペラヴィがどうやったら買えるのか・・単勝234倍が2着。
 12Rは本命フルオールが勝って、対抗エルパソ3着も、マブストークに割り込まれた。
 中京のアルデバランSも、本命メイショウフンジンと対抗バイシュラバナの間に、無印ホウオウルバンが挟まってしまう。惨敗の1日。

 お台場へ移動し競馬予想TV。深夜帰宅し土曜を踏まえての予想原稿。

 日曜は東京競馬場。土曜に見つけた台湾食堂八福で豚角煮饅頭とネギ塩小籠包、レモンサワーで大満足。そのあとは、JOYのコーヒーゼリーソフトをデザートに。あとは場内を歩き回り、スマホの万歩計は1万を超えた。
 
しかし馬券となると相変わらずひどい。競馬予想TVの狙い目とした東京7Rも、本命にしたキャロライナリーパが2着は確定・・・という所から3着に落ち、複勝のみという始末。東京新聞杯のインダストリアには自信があったが全くの不発。あのハイラップの流れで逃げ切れる馬場とは。雨がないから内が相当硬いのだろう。ただ今週末は金曜土曜に傘マーク。また傾向が変わるかもしれない。
 きさらぎ賞はもともと見るレースだと思っていたが、この日のレースの内容からはフリームファクシもオープンファイアもまだまだ課題が多いと感じた。裏返せば伸びしろはまだ豊富ということ。
 
 先々週はバンドワゴン産駒、先週はシルポートにローレルゲレイロ産駒と、地味な種牡馬の産駒が好走。どれもリファール系のマイナー種牡馬だ。今年もこの季節が来たか。昔より種牡馬数、母の父としての馬数も少なくなっているけれど、確かに母父キングヘイロー、ホワイトマズルも来ているし、しばらくは人気薄でもヒモに入れておきたい。

最後は告知。
◆ラジオ日本は土曜14時半から最終まで。
◆競馬予想TV出演あります。このあとは3月まで出ません。
◆YouTubeチャンネルは金曜深夜に更新あります。

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2023年2月 3日 (金)

雑記

◆いま国民の生活において共通する関心事の最たるものは光熱費問題だろう。ウチは東京ガスとまとめているのだけど、1月はガス電気込みで前月の約1.5倍の請求額となった。使用量はガスが少し増えたくらいで、電気はむしろ減らしているのだけど・・・。電気やガスの代金だけが高いのならまだ我慢はできるのだが、全ての物価が上がっているのだから、かなりきついものはある。お気楽な話で恐縮ではあるが、庶民の暮らしが冷えれば、馬券の売り上げも下がることは必定で、自分の仕事についても当然マイナスとなっていく。社会が元気で浮ついていないと、この業界は成り立たない。

専門家の話によれば、単にウクライナでの戦争が終われば元に戻るというものではなく、数年はこの状況が続くという見込み。暗澹たる思いだが、結局この国は少子化対策もエネルギー対策も、全て後回しにしてきたツケが、まとまって負債となって大半の国民に圧し掛かっきているということだろう。いい加減な気持ちで投票行動を続けてきた一部の国民側にも多少責任はあるのだろうが、やはり政治家や官僚の不作だ。

電気で思い出したが、中山競馬場には太陽光でその日の電力をどれだけ賄っているかを示すパネルが、正門側から入ってきたスタンドの入り口にあって、行くとほぼ毎回見るのだけど、東京競馬場には無い(はず)。東京でもそういう取り組みはしているのだろうか。今や三浦某の事件で悪者になってきた太陽光発電だが、日本に適した自然発電の方法と、送電システムの構築も急務である。

◆花粉症になって足掛け3年目、1月末から鼻ムズムズを感じるようになった。それほど酷いものではないし、薬を飲むレベルではないのが救いだが、確実にシーズンの訪れを感じている。多摩地区だからなおさらだ。昨日(木曜)は実家の片づけに外房へ帰ったが、家の周りには杉を含んだ林があり、何度かくしゃみをさせられた。

◆競馬のことも少し。川崎記念のウシュバテソーロは強かった。横山和騎手の4角の捌きがまた見事。ダートGⅠを連勝するのはなかなか大変なことで、中距離においては名実共に現役トップの座を確定させた。コースも馬場状態も不問。

◆週末の東京新聞杯にはマテンロウオリオンが出走。前走出遅れから後方ポツンでの大凡走、横山典騎手のいつものパターンかと諦めていた人も少なからずいたと思うが、今週アタマの東京スポーツが「ゲートで頭を強打していた」という厩舎コメントを報道。ちなみに週報誌には、マテンロウオリオンの前走について触れた文章に、このことは載っていなかった。

こういうことは本来、積極的にレース終了後に騎手が発信「すべき」とは言わないまでも「してほしい」ものであり、それもファンサービスである。騎乗したのはレース内容についてはコメントしないか、しても木を鼻でくくったようなコメントが多い横山典騎手で、それもまた1つのスタイルとして認知されて久しいけれど、レジェンドジョッキーとしてはファンの方をもう少し向いてくれてもいいのではという気もたまにする。
ファンサイドから見えなかった敗因が、レース後早い段階で分かるかどうかは重要なことで、競馬を支える「馬券を買う」という行為に直結する情報でもある。騎手が難しいのなら、レース後に発覚した異常を、関係者ができるだけコメントしてほしいものだ。ネガティヴなことだから触れたくない気持ちも分かるのだけど。

◆今週末。競馬予想TVは出番があります。
ラジオ日本は土曜午後後半、14時半から最終まで。
YouTubeチャンネルは先日の対談がもう1本、おそらく日曜までに公開されると思います。
来週は久々の展望バージョンで、京都記念を取り上げる予定です。

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2023年2月 1日 (水)

1月28,29日の競馬

◆先週半ばから、関東は寒い日が続いた。出先では氷柱を見つけたが、都心部で民家から氷柱が下がっているのを見た記憶はない。陽射しが強く、風が弱めだった分救われた。
 土曜は2ヶ月ぶりなのだが、感覚としてはもっと空いたような気がする東京開催スタート。地元だし、ラジオの出番は午後後半なので、朝はかなりゆったりできる。競馬場に到着した11時過ぎ、さすがに富士山はかなり霞んでしまっていた。昼はフジビュー4Fの鳥駒で丼。
この日も寒いは寒いのだが、スタンド前は陽射しがとても強く、コート無しでも大丈夫なほど。ただ午後2時を過ぎると急に気温が下がってきて、8Fの実況席ともなると、やはりコートがないと厳しかった。

 加えて自分の馬券はさらに厳しい状況になった。8Rはフミバレンタインの初ダートに賭けたのだが、手応えに焦ったか仕掛けたら馬が掛かったように見えて、それでいながらよく粘っていたのだが、さすがにもたず惜しい4着。ムチを落としたようにも見えた。
さらにかなり自信のあった9Rのケイアイロベージは、直線で隣と接触し躓きかけるアクシデントで、そこからは反応が鈍り、これまた4着。意気消沈。

 ラジオ担当口開けの10Rは△▲◎で煮え切らぬハズレ。穴で推したサトノヴィレが頑張ってくれたのが救い。11Rは▲△〇。これまた今回は自信のあった本命トゥーフェイス、さすがにあんな地点から動いたのでは脚がもたない。かなりのロスもあり参った。12Rは勝ち馬が無印ではどうにもならなかった。
 小倉メインは、本命に人気がなかったエナジーグランで配信したのだけど、これが勝ち切ってくれたところで、2着の単勝万馬券馬が無い。せめて3着に留まってくれたら、120倍近かった馬連が的中していたのだけど・・・。
 
 ヤケ酒呑みたい気持ちを抑えて直帰、仕事に集中。

◆日曜も、せっかくの地元開催なので競馬場へ。まずは「なないろ」のご主人に挨拶がてら、前にもツイッターで紹介した柔らかく旨味十分の唐揚げと黒霧島ロック。主食は別店で焼きそば。そのあと2つ3つレースを見てから、耕一路のおなじみモカソフトワッフルを初めて食す。評判になるのも当然のほど良い甘さでクセになる。

舌は満足したが、馬券は土曜に輪をかけて酷かった。本命勝てばヒモ抜け、そして本命が力負けならともかく、アクシデント受けてしまうことも。年に何度かある踏んだり蹴ったりの一日(ストンピング&キッキングデー)。英語で言い換えたからどうという話だが、そもそも踏んだり蹴ったりとはなんだ。踏まれたり蹴られたりではないのか、気分としては。

シルクロードSは、マッドクールで仕方ないと思っていたが、3着に終わった瞬間はまさかの思い。しかし後で数字を突き合わせて見直せば、これは相当強いレースをしていた。詳しくは仕事で書いているのでそちらを。もちろん差した1,2着馬も強い。

根岸Sは順当すぎて、なんの盛り上がりもなく、ただレースを見るだけという感じ。期待していたのはギルデッドミラーの方だったがこれは仕方ない。タガノビューティーは3着取れる!と思ったが・・・。
上位馬にとって問題は次走、本番フェブラリーSに向けて。レモンポップは中2週でのマイルは武蔵野S時と同じローテとなる。そこで予行演習をしているので、間隔自体はあまり心配要らないと思うが、ただ今回、次走も、昨秋とはメンバーが違うので、そこの疲労残りがどうか。
ギルデッドもマイルならチャンスは広がると思うが、こちらは輸送の中2週となるのが大きな懸念材料。関東馬のレモンポップとはそこが違うだけに・・。
なおテイエムサウスダンやヘリオスは、リピーター云々もうそうだが、前走カペラSで連対した馬以外の1200m出走組が近10年で40数頭いてほぼ全滅だっただけに、敗因はそちらではないか。

中京12Rのスタートの件。いろいろ考えはあると思うのだが、私個人としては、スタート担当に過失はないし、ギリギリまで係員が扶助もしていて、回避の手立ては打っていた。今のルールの中ではあれ以上やりようがないと思う。

また、あの馬を救うためにゲートから一度出すなどの措置も考えられるが、映像ではスタート前からずっと脚を突っ張っていて、引いて出す、あるいは騎手が出させるにも時間がかかったのではないかと推測する。となれば、他の馬に迷惑が掛かってきて、公正さを阻害される度合いが拡大するかもしれない(もちろんそうならないかもしれないが)。絡んだ馬券を買っていた人には気の毒だが、もし過失を無理に見つけるとするならば、やはり調教の段階から、ということになるのだろう。

あくまで間接的な情報を漁った限りでのことであるのはことわっておくが、返し馬段階から挙動が不安定なシーンが何度か見られたとの話もあったようだ。今のルールでは馬体に異常が発見されて、獣医が程度を判定しないと除外にはならないが、フィジカルのみならず明らかにメンタルがおかしいと騎手が判断した場合は、やはり獣医含めたチェックを要求できるようにすべきではないだろうか。(もちろんゲートボーイ云々の議論が起きてもいいのだろうし)
 ただ、あくまで今回に限って言えば、競馬にごくごく稀に起こる、みんなが不幸になってしまう瞬間の表出と考えて、諦めるしかないと思うが・・・。

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