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2023年5月

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2023年5月31日 (水)

5月27,28日の競馬

 先週土曜は初夏のような、すこし蒸した感じの暑さ。ダービー前日だからか、土曜にしては東京競馬場の人出が多い印象。お昼過ぎから風が強くなり始めた。
 東京9Rは単勝262倍のアウリガテソーロが勝利。この日は東西で人気薄の激走が目立った。3着に単勝万馬券馬が絡むことが多かったし、304倍の馬がハナ差4着など、本当に不穏な?日だった。
 ラジオはこの日から10R以降の担当。10Rはハズレ、11Rは的中、12Rも▲△◎で、人気薄から強調したロードレイラインが2着に頑張ってくれた。
 葵Sはフライング寸前のロケットスタートから、モズメイメイがそのまま押し切ってしまった。何と10秒台のラップが4ヶ所連続、これは見た記憶がない。しかもそれで逃げ切ってしまったのだから、おそらく空前絶後ではないだろうか。
 
 翌日は午後から東京競馬場。ダービーデーのマスコミエリアは、業務に支障がない場合は基本的にジャケットとネクタイ着用。普段お目にかかれない方々が来場していた。

 ダービーを振り返るのはやや気が重い・・・。スローペースで時計の価値は確かに低かったが、あの展開では仕方ないし、掲示板に載った5頭はすべて自身の上がり3F33秒台をマークしていて、低レベルと断罪するのは間違いでは。特にウインバリアシオンを思い出させる、向こう正面での大仕掛けに出たハーツコンチェルトの持続力は驚異的だった。

 勝ったタスティエーラ、皐月賞で唯一前残りしたのは伊達ではなかったということ。個人的には皐月賞前のローテを必要以上に気にしてしまって△までだった。
 ソールオリエンスは全てがうまく運んでの2着。力は出せている。4着ベラジオオペラは仕掛けのタイミングがもう少し早ければ。3着をなんとか取れた我が本命ハーツコンチェルトは、力を示すことはできたけれど・・・。もし普通の流れになっていて、いつものような切れを活かせる競馬ができていたら・・・と思ってしまう。ドゥラエレーデが落馬したことで、なおさらペースが落ち着いてしまったのは痛恨だった。

 そして、詮なきことではあるが、4角での位置取り、手応えをみたら、スキルヴィングが無事だったら、青葉賞組初のダービー馬に輝いた可能性はかなり高かっただろう。それにしても忘れた頃に、突然こうした競馬の厳しい現実が白日の下に晒される。しかもダービーの舞台で。なんと運命とは残酷なものか。
 目黒記念は本命ヒートオンビートが勝ったものの、消したディアスティマが2着でダメ。もろもろ複雑な心持を紛らわすために、独り打ち上げしようと入った某居酒屋は、この日で閉店。最後まで侘しいというか、何やらひんやりした思いのするダービーデーだった。

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2023年5月26日 (金)

ダービーデー迫る

 今年もダービーデーが近づいた。競馬界の末席の端(恥?)にいる私のような者でも高ぶりを覚えるし、反面大袈裟に言えば、何やら敬虔な気持ちになる。
 ただ今年も、コロナ禍を多少配慮したのか、JRAによる府中市内の装飾やポスターは私には発見できなかった。
 今は金曜午後2時過ぎ。先ほどYouTubeの撮影を終え、競馬予想TVに印も出した。一応上位3頭の印を決めたのは木曜深夜。今年は本当に難しく、また面白い。何より嬉しいのは、天気がもちそうということ。やはりダービーは良馬場でなければ。当日は27度の見込み。

 毎年書くのでまたかと思われる方も多いとは思うが、私は生まれて初めてリアルタイムで見たレースは1971年のダービーなので、競馬年齢はダービーのたびに1つ加わることになる。じかに競馬場で見たダービーの中で選ぶなら、ベストレースはキングカメハメハが勝った年。役者、内容、強さと速さ、激しさや美しさが見事に揃った好レースだった。もちろん馬券も恩恵にあずかった。ハイアーゲーム本命、ハーツクライ対抗のワイドで、経済力の無い自分としてはかなり勝負したつもりだった。

 単体の勝ち馬としての強さなら、もちろんディープインパクト、そしてナリタブライアン。手に汗握ったのは子供の頃見たコーネルランサーとインターグッドの死闘。負けるはずないと思われた馬が負けた落胆ぶり、異様な雰囲気が画面からも伝わってきたのはハイセイコーと翌年のキタノカチドキ、共に3着に負けた年。
強いというより一番凄かったのはカブラヤオー。5F通過は当時の芝1000mの日本レコード(確か小倉でのブリンキーバートスだったはず)より0秒1速いという、暴走なんてものではないとんでもないペースでの逃げ切り。いまだにあれを超えるインパクトのレースはあまりない。
 さすがに記憶は朧げだが、馬インフルによる開催延期で上半期の競馬が大幅に遅れた72年の七夕ダービー。映像で見返すとゴール前の攻防は素晴らしい。ロングエース・ランドプリンス・タイテエムの関西3強が大接戦。武邦彦騎手はここから大レースを勝ちまくることになる。

 皐月賞をフロック視されたカツトップエースやサニーブライアンの逃げ切り2冠、もちろんナカノコールのアイネスフウジン・・・・。こんな風に昔話しかしないようになったら終わりとは思うが、自分の誕生日の出来事など何1つ覚えていないのに、競馬の誕生日だけは、ダービーのおかげでこのようにどの思い出を留め続けるのだから、これは幸せなことなのだろう。
 競馬者である喜びを感じられる、数少ない日であるダービーデー、皆さんにも幸運あれと祈る。

◆ラジオ日本・土曜競馬実況中継は、今週末から担当は午後後半となります。14時半から最終までを担当。

 競馬予想TVは出演があります。YouTubeチャンネルは金曜夜に、東京スポーツ藤井さんとのダービー情報となります。

 

 

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2023年5月24日 (水)

5月20,21日の競馬

 先週土曜の東京は、朝に少しぱらついたが、おおむね曇り。直線追い風が強めだった。肌寒いまではいかなかったが、長いこと風に当たっているとだるくなりそうな感じ。
 競馬場の入場が平常時にほぼ戻り、たまに声を掛けてもらうことがまた増えてきた。この日もとあるカップルに丁寧に挨拶をいただく。写真を撮って別れたのだが、こういう時に気になるのが、今別れた人と数分後にまた出くわしてしまうこと。別に悪い気分がするのではないが、とても気まずい。愛想笑いでまた会釈をしてすれ違ったことも何度かあるが、おそらく先方も同様の心持ちと察する。だから、私はこうして声を掛けてもらったあとは、目的地が彼らの歩いていく方向と同じなら、敢えて逆方向に歩いていって大きく迂回して向かうようにしている(笑)。

 ラジオの楽屋では、スタッフがたいてい阪神の話を振ってくれるのだが、今年は私が喜んでいるだろうという前提でニコニコして話しかけてくる。しかし、私は全く浮かれる気分にはなれない。これだけ調子が良くても横浜との差はわずか2ゲームだ。せめて5ゲーム離れないと安心できない。前半の大きなヤマは交流戦。
 
 担当は東京7Rから。口開けは的中も、8Rは本命フミバレンタインが出遅れてしまい巻き返すも4着、〇▲のタテ目を食らう。9Rも本命パルティキュリエが逃げて失速の4着、△△でアウト。
 終えて下に降り京都メインの平安Sまで見ていく。京都のダートはなぜか急に時計がかかり、この日は稍重発表でも良より掛かっていた。本命ノットゥルノは4角で好位から下がってしまうが、馬体重からも休み明けの緩さが響いた感じ。その後お台場へ。深夜帰宅。

 日曜は午前中、自宅で支度をしながら観戦。新潟3Rに出走のドゥライトは連闘なのに12キロ増。なかなか珍しいことだと思う。しかも前走が休み明けだったのだからなおさら。

 午後9R以降は亀谷競馬サロン。8割の危なくない話に2割の危ない話織り交ぜて単なる競馬オヤジと化す。気の無いレースは当たり、勝負したレースはかすりもしなかった。
 オークスは、リバティアイランドがこれぞ横綱相撲という危なげない走り。2400mの方が楽だった。オークス時の比較でジェンティルドンナに比肩するパフォーマンスと言っていい。 
私の本命シンリョクカもあわや3着かというシーンも一瞬あったし、穴馬ヒップホップソウルは2着まであるかと1秒くらい思わせてくれた。予想と結果には満足。ハーパーに2着に来られたことと、ドゥーラの大敗がマイルに限定されていたので、ここを見直すべきだった(しかもマイルの負けも1秒以内)というところが反省か。「負けて覚える相撲かな」というが、競馬の予想も同じ。ただもうあまり負けている暇はないのだが・・・。

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2023年5月19日 (金)

雑記

1週間前の週末は、春物のコートがないと外出をためらう気温だったのに、今週は東京で30度超えが2回。そして今日金曜の府中は強い雨が降ったりやんだり。ザーッと降って止み、またザーッと降ってという具合だ。気温と気圧、湿度の大きな変動で、本当に体がついて行かない。10年に1回くらいしか出ない口内炎まで現れた。

◆先週12日は東京女子医大病院の定期検診。数日来の不調を受けてか、案の定甲状腺の数値が悪化。この時季はたいてい悪くなるのだが、今年は特に。薬の量が増えてしまった。
 その女子医大病院でも、コロナが5類になったのを受けて、発熱者と一般外来の入り口が一緒になり、別棟ではなく同じフロアでの診療となっていた。考えようによっては、流行時よりも感染のリスクは上がったともいえる。加えて隣の調布市ではインフルエンザのクラスターが出た。相変わらず気は抜けない。
自分は、外で周りに人がいないところならマスクを顎に回して歩くが、雑踏や乗り物、自宅以外の建物の中では引き続きマスクは着用している。ジリジリとコロナの感染者数も増えているようだし、感染が増えてまた妙な変異をされたら逆戻りだ。

◆コロナと言えば、とある競馬マスコミ関係の方(面識なし)の話。昔からかなり個性的な方で、特に血統の造詣は素晴らしいものがある大先輩なのだが、とうとう「コロナ感染拡大は作り事、その理由は自分の周りに感染者がいないから」と書き出してしまった。あれだけの知性の持ち主でもダークサイドに堕ちるのかと暗澹たる思い。今後は逆説的な意味で興味深い観察対象程度に見ていくが、コロナ禍はこのように多くの人に見切りを付ける(付けられているかもしれないが)ことにも繋がってしまった。

◆17日に、来月出る「重賞ゲッツ下巻」の最後の赤入れを担当に渡して、なんとか終了した。実家解体準備と並行しながらの作業だったので、かなり掛かってしまったが、とりあえず肩の荷が下りた。このシリーズは、来年ダート路線が激変するので、この下巻をもって最後となる。次はまた別のことを考えないと。

◆土曜の府中は降っても午前中小雨、そして日曜は曇り時々晴れの見込み。なんとかオークス、ダービーは良いコンディションで走らせてあげたいものだ。
 週末の予定。

*YouTubeチャンネルは今日(金曜)夜にアップ。大スポの松浪さんをゲストにオークス展望です。

*ラジオ日本は今週末まで土曜の13時から14時半の担当です。

*競馬予想TVに出演あります。来週のダービーも出ます。6月は未定ですが、安田記念は出ません。

*オークス当日は亀谷氏の競馬サロンに呼ばれました。

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2023年5月17日 (水)

5月13,14日の競馬

 先週末もまた雨に祟られた。もう春の東京も折り返しに差しかかろうとしているが、五月晴れの下でのレースは1回くらいか。
 土曜はバス停から競馬場へ向けて歩いている時にポツポツ来て、まもなく傘を差そうかというくらいに強くなったが、そのあとまた弱まったが止むには至らず。そんな感じでずっとぐずつき、メイン前には本降りに。風向きは午前と午後で真逆に入れ替わった。そこそこ強めだったが、ここ2週の土曜に比べれば。

 

 自分は気付かなかったのだが、京都ハイジャンプで珍しいことがあったようだ。本馬場入場の際に、間違えてダートへ誘導されてしまったとのこと。ぜひリアルタイムで見たかった・・・。ゴール前の2頭の攻防は見応えあったが、3頭が完走できなかったのは残念。

 

 ラジオは東京7R~9Rを担当。7Rは本命の人気薄ソムリエが、前には離されたが3着に健闘してくれた。7Rは本命ルージュカルミアが勝ったが、ダイバリオンとの1点にしたのでダメ。9Rは本命ロードオルデンが、持ったまま直線先頭に並びかけるかの勢いで入ってきたものの、そこから持ったまま下がっていった。大外枠から終始外を回られたため、距離ロス大でガス欠・・・という感じ。 

 

 メインの京王杯SCは下へ降りてスタンド前での観戦。レースギリギリまで屋根の下に居て、ゲートが開くとともに出て行って傘を差さずに1分20秒。2着ウインマーベルを敢えて切ったので、当たったのは本命レッドモンレーヴと対抗ダディーズビビッドのワイドのみ。レッドの横山和騎手の、外へ持ち出すタイミングは絶好。蛯名正義厩舎は重賞初勝利を飾った。なお掲示板に挙がった5頭の内、2着ウインマーベル以外はここまで重賞を勝った経験の無い馬が占めた。

 

 その後お台場へ移動。道すがら、この日で最も勝負レースと見ていた新潟最終の本命エコログロリアスが大敗、そしてそれに次ぐ自信(複軸として)のあった東京12Rのサトミノマロンが4着だったことを知る。
 
 日曜の府中は、未明に一度ザッと降ったようで、そのあとはどんよりしていたが、またしても昼前から小雨、そして10R前からは本降りに。それでも芝では時計に影響は出ていなかった。
 この日は東京競馬場で観戦。雨空でも、ソダシの出走を筆頭に、役者が揃ったヴィクトリアMとあってかなりの混みようだった。そしてざっと見たところ、7割は30代以下ではなかったか。

 

 東京6Rはキタサンドーシンが頑張ってくれて、予想TVの狙い目はささやかに当たる。もう少しつくかと思ったが・・・。
 ヴィクトリアMは、本命ナミュールがレーンの斜行により一番大きな不利を受けてしまう。そのあとはスムーズに見えたし、直線も前が空いていたので、何もなくても3着までだったかとは思うが、繊細な牝馬が大きくリズムを崩すと、その時点でメンタルが揺れてしまい、競走に集中することはできなかったのかもしれない。
 勝ったソングラインは、去年に道中2度もこのレースで大きな不利を受けていた馬。安田記念でその雪辱はしていたが、1年越しでヴィクトリアMもしっかりモノにしていった。左回りワンターンの適性の高さと、硬い馬場ではなかったことも味方しただろう。
 なおソダシもソングラインも次走安田記念と発表された。

 

 ソダシが2着に来たので、払い戻し機の前には長蛇の列。ライトファンや、競馬ファンより先にソダシファンになった人たちは、PATにはまだ入っていないだろうし、現金での購買となるのだろう。ただ場内の券売機は確実に減らされていて、つまりは払い戻し機もますます減らされていくことになる。聞いた話だが、東京競馬場も2,3年のうちに、ほんの一部を除いてキャッシュレス販売にするという噂も。

 

 終わってからは、府中の某中華料理店でライター氏や編集氏と打ち上げ夕飯。そこへ、かつてはライターで今は某冠号馬の馬係を務めているK氏とたまたま遭遇。私は7,8年ぶり?の邂逅。今回に限らず、GⅠ当日競馬場周りでは、こういった何年ぶりかに誰かと出くわすということが珍しくない。

 

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2023年5月12日 (金)

雑記

5月中旬だというのに、窓にかなりの量の結露。今春は昼夜の気温差が大きすぎる。晴れれば初夏のような暑さだし、薫風と表現されるような気候を味わうことがなかなかできない。

 地震も多くなってきた。あまり報道されていないが、石川県の地震の数時間前に、トンガでМ7クラスの大きな地震があった。前にも何回か書いたけれど、南太平洋の巨大地震の後に、東アジアで中規模以上の地震が連動する例は本当に多い。
 関東での先日の地震は、多摩地区は路盤が硬いから揺れなかったのか、いや自分が鈍感だからだと思うが、全く気付かなかった。

◆ツイッターにも書いたが、5月4日は国立駅の旧駅舎で催されていた忌野清志郎の追悼企画に行ってきた。
この日は初夏の陽気。少し早めに着いたからといって、散歩するのもためらう暑さで、ならば「国立と言えば」のロージナ茶房で時間を潰そうと覗いたら、同様の目的と思われる同年代か少し上の初老の人たちで満席状態、断念。

 ならばと、腹も減っていたので、そのすぐ先にある中華料理店「香來」へ。実はチャーハンの美味しさで、地元民にとって知る人ぞ知るお店だったのだが、自分はこれまで行く機会がなかった。思わぬチャンス到来も、暑くてチャーハンを食べる感じではなかったので、今年最初の冷やし中華をオーダー。
ごまだれではなく酢のタイプで、どちらも好きだが今日の暑さならやはり酢は嬉しい。「これでいいんだよ」的なオーソドックスな具と、酸っぱすぎず緩すぎずの酢、なにより麺の太さと腰。大満足だった。

◆前にも書いたように、9日に解体業者の社長さんと近所の挨拶回りをしてきて、その際、自分の前職のインタビュー精神?が発動してしまい、いろいろお話を伺ったのだが、解体業界も今は人手不足が逼迫していて、外国人労働者がいないと成立しづらくなっているとのこと。しかしこれはこの業界に限らず、近未来の日本のすべての分野において確実に覆い被さってくる問題である。競馬界でも各職種において、成り手不足の声が聞こえてくる。
ITで補えない分野は実にたくさんあり、日本人が今の生活環境(自然環境という意味ではなく)を維持できると思っては大間違いなのだろう。
 物事の優先順位も解さない人たちが政治を牛耳っている以上、日本はまた大きく出遅れることになるわけだ。

◆田舎だからこそ自分の老父は、急遽空きが出た特別養護老人ホームに入れて、最後の2年半を過ごすことができたけれど、これが東京住まいだったらまず無理だった。入る前の1年半はヘルパーさんと連携を密にして通い介護をしたが、気力体力的にとても続くものではないと思い始めた矢先で、運が良かったと言えば良かったのだ(急遽空きが出たということは、他の方にご不幸があったということなのだが、そこは分かった上で)。

 と同時に、今度は自分の身に引き寄せると言い知れない不安が湧いてくる。とても東京で老人ホームに入れるだけの経済力はないし、また特養に入るほど体にダメージが出ているのを想像するのも怖い。結局、いかに健康を維持するか・・・というより、肉体の衰えの傾斜を緩くするかが、この後の人生のカギを握るのだろう。

それにしても、自分がとうとう清志郎の享年を上回ったことに愕然。

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2023年5月10日 (水)

久しぶりの更新です

 このところ、公私ともになかなかキツい展開が続いていたが、ようやく落ち着いた。といっても、キツイと感じたのは自分のキャパシティが小さいからであって、皆さんはもっと多忙な日々を送っておられることを思えば情けない限りなのだが、まあ自分の能力なので仕方ない。

そんなわけでそろそろ、このブログも再開していこうかと。頼まれたわけでもリクエストがあったわけでもなく、フェイドアウトも正直考えたのだけど、即時性はあってもツイッターでは文字数制限がやはり不満。誰のためでもなく自分のためにブログはあっていいと、改めて思い返した。

 公私の「公」の方は、例の「重賞ゲッツ」の下半期篇の制作作業だった。5月10日現在はゲラに赤を入れている最中だ。
 そして「私」はというと、ツイッターでも何回かつぶやいたが、住む人の無くなった実家の解体の前準備。上ものだけ所有で、地面は借地であり、住まない場合は更地にして返却する契約だったのだ。
 亡父が大工をやっていたので、住居だけでなく兼・作業小屋のガレージや物置もあり、そこからなんとも処分に困る薬剤(ニスや錆止めなど)が次々と登場してきてほとほと困った。しかも実家までは片道3時間かかるので、行けば昼間が全部潰れる。何度朝6時すぎの電車に乗ったことか。

 さらにいろいろな解約や役所関係の書類の提出、業者との契約など細かい事務関係、近所への挨拶回りなどの雑務が今月9日で終了。いよいよ解体工事に入ることになった。

 これまで作業日程を消化することに精一杯で、淡々とこなしていたのだけど、さすがに解体前最後の来訪となった先日は感慨も湧いてきた。だが冷静に思い起こすと、自分が今度壊す家に住んでいたのは、17歳から21歳までの5年間に過ぎなかったのだ。むしろその前に住んでいた長屋の方が自分の人格形成期に当たっていたという点では大きいのだけど、残念ながらそこを引き払った時のことは全く記憶に残っていない。ただ、カツトップエースがダービーを勝って2冠を達成したすぐ後に引っ越したことだけは覚えている(笑)。

 まあ、大工だった亡父が自分で建てた家だから、本人がこの世から消えて家も消えるというのは、ある意味ちょうど区切りにはなるのかもしれない。

 さて競馬については、今週末以降書いていくことにする。あまりにも空きすぎて、書いていなかった間のことは思い出すのも面倒くさい(苦笑)。今週中にもう1度更新できるかもしれないが、できない可能性もあるので、週末の予定を。

★競馬予想TVは当初出る予定はなかったのですが、急遽出ることになりました。
★ラジオ日本は土曜の13時から14時半あたりを担当。来週まではこの時間帯です。
★YouTubeチャンネルは金曜夜にヴィクトリアM篇。ゲストは「やーしゅん」ことパドック解説のホープ・鈴木俊也さんです。

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