5月27,28日の競馬
先週土曜は初夏のような、すこし蒸した感じの暑さ。ダービー前日だからか、土曜にしては東京競馬場の人出が多い印象。お昼過ぎから風が強くなり始めた。
東京9Rは単勝262倍のアウリガテソーロが勝利。この日は東西で人気薄の激走が目立った。3着に単勝万馬券馬が絡むことが多かったし、304倍の馬がハナ差4着など、本当に不穏な?日だった。
ラジオはこの日から10R以降の担当。10Rはハズレ、11Rは的中、12Rも▲△◎で、人気薄から強調したロードレイラインが2着に頑張ってくれた。
葵Sはフライング寸前のロケットスタートから、モズメイメイがそのまま押し切ってしまった。何と10秒台のラップが4ヶ所連続、これは見た記憶がない。しかもそれで逃げ切ってしまったのだから、おそらく空前絶後ではないだろうか。
翌日は午後から東京競馬場。ダービーデーのマスコミエリアは、業務に支障がない場合は基本的にジャケットとネクタイ着用。普段お目にかかれない方々が来場していた。
ダービーを振り返るのはやや気が重い・・・。スローペースで時計の価値は確かに低かったが、あの展開では仕方ないし、掲示板に載った5頭はすべて自身の上がり3F33秒台をマークしていて、低レベルと断罪するのは間違いでは。特にウインバリアシオンを思い出させる、向こう正面での大仕掛けに出たハーツコンチェルトの持続力は驚異的だった。
勝ったタスティエーラ、皐月賞で唯一前残りしたのは伊達ではなかったということ。個人的には皐月賞前のローテを必要以上に気にしてしまって△までだった。
ソールオリエンスは全てがうまく運んでの2着。力は出せている。4着ベラジオオペラは仕掛けのタイミングがもう少し早ければ。3着をなんとか取れた我が本命ハーツコンチェルトは、力を示すことはできたけれど・・・。もし普通の流れになっていて、いつものような切れを活かせる競馬ができていたら・・・と思ってしまう。ドゥラエレーデが落馬したことで、なおさらペースが落ち着いてしまったのは痛恨だった。
そして、詮なきことではあるが、4角での位置取り、手応えをみたら、スキルヴィングが無事だったら、青葉賞組初のダービー馬に輝いた可能性はかなり高かっただろう。それにしても忘れた頃に、突然こうした競馬の厳しい現実が白日の下に晒される。しかもダービーの舞台で。なんと運命とは残酷なものか。
目黒記念は本命ヒートオンビートが勝ったものの、消したディアスティマが2着でダメ。もろもろ複雑な心持を紛らわすために、独り打ち上げしようと入った某居酒屋は、この日で閉店。最後まで侘しいというか、何やらひんやりした思いのするダービーデーだった。
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