7月29日・土曜のこと(競馬前)
7月28日の金曜は、正午ごろ家を出て新潟へ向かう。東京駅の人出は見た感じ、前週の1.5倍くらいに感じた。ホームには上越、北陸、東北の新幹線が次々と出ては入ってくる。特に大人気で行列が長いのは北陸新幹線だ
私がこれから6週使う上越新幹線、この日は大宮で自由席が満席状態に。その6割くらいは越後湯沢でどっと下車。フジロックに2日目から参加する人たちも少なくなかったと思う。
もう20年近く毎夏通っているが、ビッグスワンの屋根が右の車窓に見えた途端、新潟に来たという気分が高まってくるものだ。そんなお馴染みの風景が変わりつつあるのは新潟駅。ここ2年工事が続くが、1年経っても思ったほど進んでいなくて、万代口はかなり使いづらい。駅の中もだいぶ変わってしまい戸惑う。
晩飯は「鯛屋」で鯛の刺身、いかの陶板焼き、鯛茶漬けに焼酎少々。こちらは久々に通常営業形態に戻っていた。
翌朝は9時半頃に競馬場へ向かう。全長900mを超える阿賀野川大橋を渡る。これも毎年、飽きない眺め。
ところが、この後にやや憤りが。私は入場制限が掛かっていない限りは、入場料を払って一般の入り口から入ることにしているのだが、この日から新潟競馬場は当日の現金入場券売り場が完全無人化となったのだ。この時代だからキャッシュレス化は当然の流れなのだが、問題は動線設定の拙さだ。
朝から暑い中、屋根のないところへ並ばせるのもどうかと思うのだけど、当初3列に分かれて並ばせているのに、これを途中からわざわざ高速の合流のように一列にさせて(しかも合流させる旨のアナウンスがなく、割り込みと間違えて混乱がチラホラ)、その一列をヘアピン状に折り曲げさせた挙句、5台ほど設置された券売機へひとりずつ誘導するのだ。それが2台ほど柱の陰になっている上に、1台ずつ仕切られているので前の人が終わったかどうか客も係員も視認しづらい箇所があり、空いた機械への誘導がモタつき、捌きのテンポが悪い。
おまけに機械のタッチパネルの反応や画面の切り替わりが鈍く、スマホやATMに慣れた我々にとっては実にストレスフル。これでまた時間がかかり人が捌けない。結局入場前に20分近く並ばされた。
機械もそうだが、最悪なのは3列を途中から1列にする意味のないシステム(というか、最初から1列だと列が長くなりすぎると思ったのかもしれないが)。最初から機械の前に台数分の列を並ばせて捌けば何倍も速くなるはずだ。
11時頃以降に来場した人には、このイライラは無かったと思うが、1R前から入場したい人には最悪のシステム、一応係員にこの動線はマズイと伝えておいた。まあ初日で慣れないところもあったのだとは思うが、シミュレーションが甘いことは否めないと思う。
この他にも目に付いた件が、客捌きについていくつかあり、これについては改めて雑誌の連載の方でまとめたい。とにかく、無人から有人を再開した時の中山競馬場や、ダービーや天皇賞など「超GⅠ」当日の東京競馬場のスタンド内など、JRAの決める客動線については首をひねらされることが多すぎる。
本題前で長くなったので、競馬については次回。なお競馬場内のイベントやレースはとても楽しめるものだった。
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