久しぶりに雑記です
◆しかし、社会も自然もすべてがヤバイ、本当に酷いことになっている。いつまで知らんぷり、見て見ぬふりをしていられるか分からない。「先を思うと不安になるから 今日のところは寝るしかないね」(N.О.)電気グルーヴというか、卓球の歌詞がじわじわとハマりつつある。この歌は20代前半に多かれ少なかれあるような、生きる目標もなく生活も安定しない時代の不安を描いたもので、背景はかなり違うのだけど、この歌詞だけ抜き出すと私たちの心情にぴったりと添ってくるように思う。
私のここまでの60年で、日本はおそらく今が最悪の状況だ。江戸アケミは「今が最高と言えるようになろうぜ」(つながった世界)と歌ったが、これはあくまで逆説的物言いであって、「今が最高であるはずがない」という思いが下敷きになっている。ただアケミがこれを歌った89年は、今より遥かにましな時代だった。今はもう「どうすんのこれ」としか言えない。それでも耐えてごまかして生きていくしかないわけで。
ただ怒りは表出していかないと、やっぱり舐められるだけでは意地を張って生きている甲斐がないんじゃないかと。
◆まあ戯言はこれくらいで。
いよいよ福島から10週にわたった夏競馬も最終週。終わってしまえばあっという間なのは毎年のこと。去年までは、心のどこかに、老人ホームからいつ連絡があるかという不安が頭の片隅に常にあって、もし出張中に父親が亡くなることがあれば、動きをどうしたらいいのかというシミュレーションを毎回していた。今年はその労苦というか不安が消えたわけで、何となく重荷が下りた感じは正直ある。綺麗事では済まない側面というのはあるものだ。
◆ただこの夏の出張も、来年からどうなることか?ラジオの放送時間や提供枠の変更によっては、もしかしたら出張自体が無くなるかもしれないし、あったとしても動きが長年の慣れたパターンと変わることになるはずだ。まあ変化に対応することこそ、進化の定石のようなものだから粛々と受け入れたい。そんな大げさなものではないのだが(苦笑)。
◆進化といえば、体力というか筋肉を維持するために、この3ヶ月ほど自主的に毎日・・・というか1週間に5日間くらいのトレーニングをしている。スクワットや空気椅子、プランクや捻り腹筋など、自己流のメニューを無理のない分量でやるのだ。少しでも体調が悪い日はやらない。筋肉量の多い太もも、臀部、そして腹を鍛える。
たしかに階段を登るのが楽になったし、ベルトの穴も1つ縮んだ。ダイエット目的ではないので、何キロ減らすという切実な目標がない分、気楽にできる強みがある。生活において、何かルーティンで負荷をかけるのは大事なこと。
◆話は飛ぶが、ここ1ヶ月でけっこうショッキングだったのはマウイの山火事。やっと収まったようだ。原因は大風で古い電線が切れたことではないかと見られているようだが(一応まだ不明)、もし本当にそうなら、日本でも十分あり得ることではなかろうか。
マウイは20数年前に一度行ったことがあって、さとうきび列車に乗った。ヨットが並ぶラハイナを横目に見たり(もちろん頭の中では永ちゃんの「ラハイナ」流れてました)、さとうきび畑の中を走ったり。あの長閑な光景が全て灰になってしまったかと思うとただただ悲しい。
その直後にはカナダでも大規模な山火事がおきていた。唖然とする。
◆12月に出す新刊、今度は種牡馬本だが、早めに取り掛かっている。無駄に過ごせる時間が当分ない。あくせく稼いだ原稿料も税金その他にむしられてしまうのだが、読者のことを考えて自分に鞭を振るうのみ。
今週末の予定。
ラジオ日本は土曜、13時すぎから14時半あたりまでです。
競馬予想TV、私は9月は9日と23日に出ます。サマーシリーズは100%には届かなかったが、武史騎手のおかげで何とか形はつきました。
| 固定リンク