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2024年4月

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2024年4月26日 (金)

4月21日・日曜の競馬

地元開催になったので、日曜も極力競馬場へ。午前中は陽が強めに差して暑さを感じたが、午後から急に曇っていき、風が強まってきて気温も下がり出した。雨は開催時間帯には降らなかった。

 競馬場に着いて内馬場のグルメフェスタへ。多種多様な出店、一応肉メニュー中心というコンセプトはあるようだが、とにかく賑やかで選ぶのにひと苦労。この後ダラダラと食べ飲みすることになるので、軽めに「ラザニ屋のラザニアセット」を。ホワイトソースのラザニアにサラダとパン。食後はクラフトビール。
 場内を少し探せばベンチにも空きがあって、指定席を取ってなかったけれど、疲れたらいつでも座ることはできた。家族連れが目立ったが、大学の競馬サークルとおぼしき集団も2度ほど目にした。女子学生もかなり混じっていて、こういう学生競馬ライフを送ってみたかったなあ・・・と羨ましさを感じる(苦笑)。競馬場では若い頃は、常に単独行動だったから。

 東京5Rの馬連、10Rの3連複、そして木曜に私のサイトの会員用配信記事で「今週の特別戦狙い馬1頭」として出した飯盛山特別のグランドゴールドが頑張ってくれて、なんとか負けずにメインレースの時間帯を迎えた。
 フローラSは、3歳馬の一戦なのでパドックを見に行った。本命としたアドマイヤベルは落ち着いていてケチのつけようがない。枠で評価を下げたバロネッサは、イレ込んではいないが気合が入り過ぎていて、馬場入り後が少し心配な状況。面白かったのはクリスマスパレードだ。少し落ち着きがなくキョロキョロして歩いていたのだけど、パドックの正門側のコーナーへ来るたびに、鈴なりのお客さんが気になるのか、ヒョイと首を上げて眺めるという仕草を繰り返す。なんとなくアルパカ風味。これがなんともかわいらしく、パドックのお客さんも気付いてざわめきが起きていた。もちろんパドックは静かにするということは周知されているので、拍手したり大声を出したりする人はいなかったけれど、「かわいい・・」という小声のつぶやきも何百人分か集まればざわめきになる。まあ許容範囲。スマホにその仕草を収める人も多かった。

 馬券的に最も楽しみだった福島メインは、△ばかりが上位を占めてしまって、本命対抗は消えた。マイラーズCは、団野騎手に乗り替わったソウルラッシュが、人気に応えて危なげない勝利。馬場が渋りだしてなお勝ち切りの確率は高くなっていたと思う。緩かったセリフォスが、さすがの能力で2着は確保、自分はニホンピロキーフとソウルとのワイドでしのぐ。
 
フローラSは内で粘るラヴァンダを消したので、粘り込み濃厚な脚を見て直線は絶望的な気持ちになったが、外目から本命アドマイヤベルが余裕を持って差し切り。さらに外からカニキュル追い込んで3着。カニキュルも強い競馬をしているが、ただ今週の芝ではあの位置取りでは厳しかった。
パドックの主役?クリスマスパレードが僅差の4着、メンタルだけでなく馬体もまだ幼さが抜けないので、これは先々が楽しみだ。本当に良くなるのは秋華賞あたり?
 馬券は、直前でも4倍ついていたのを見て、アドマイヤの単勝を買い足したため、馬連や3連複のハズレの傷が少し縮まった程度。

 最終レースは、先週で最も堅いと思われた、東京のウェイワードアクトから馬連2点。比重をかけたのはピックアップラインの方。シゲルソロソロは元取りの保険にしたら、ゴール前でピックアップラインが差されてシゲルが2着、行ってこいのほぼ儲けなし。
 痛恨はその直前の京都最終。ディアサクセサーが直線、差して2着は取れそうな勢いだったのだけど、アタマ差届かずの3着。差せていれば・・・。

 先日府中市街をぶら歩きした時に見つけた「餃子バルあわ屋」で独り打ち上げ。これはアタリ。少し奥まっているので、まだ知る人ぞ知るという感じ。餃子のバリエーションが多いし、もちろん味もよろしい。中華店の餃子とは少し違う。

 落馬事故が続く状況には心が痛むが、今年に入り天災も世界中で続発している。日本では地震の多さ。そしてどなたかもツイートしていたけれど、東京で風の強い日、それも台風に近いほどの強風の吹く日がとても多い。季節の変わり目は風が強くなるものだが、今年は年始以来ずっとだ。もちろん気温の乱高下に伴うものだろうけど、すべての環境がおかしくなっているように思えてならない。夏はどうなる?

 週末の出演予定です。
◆YouTubeチャンネルは土曜夕方に天皇賞回をアップします。
◆土曜のラジオ日本、私の出番は午後後半で、2時半ころから最終終了までの担当です。
◆競馬予想TV、今週は出演します。なお5月はNHKマイルCとヴィクトリアマイル週、めったに出ないレースの回に出ます。

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2024年4月24日 (水)

4月20日・土曜の競馬

 ゴールデンウイーク進行で、連載誌の締め切りは1週間近く早い。15日に競馬の天才の連載を送付。そのあとはルーティンワーク。
 地元府中のロングラン開催が始まるが、天候がイマイチの日が続いて、この開催に付き物の薫風、新緑という季節感が薄い。
 土曜の午前中は、陽射しが強め、午後は曇が広がってきて、少し蒸し暑い。来場してまずはフジビュー1Fのフードエリアの「なないろ」へご挨拶、ジンとソーセージステーキ串。そのあとはスタンドへ上がって「鳥駒」で天丼。

 京都4R。カズアプディーンが差し込んで3着に入ったあと、馬がバランスを崩してしまって松山騎手が落馬。接触したようには見えず、何かに驚いたのだろうか?その時は、ゴール後の落馬でもあり大したことはないかと思っていたのだが、その後、関西からのツイッターでは、どうも軽いケガではなさそうな話も入ってきた。意識が無かったようだが、その後に「会話ができるようになった」とのことで少し安堵。以降の詳細は不明だが、ニュースがないのは無事の証拠・・・だといいが。

 福島9Rの浄土平特別では、なんと、と書いては失礼だが石神深一騎手が勝利。平地での勝利は11年ぶり、平地の特別競走となると16年ぶりの勝利とのこと。
かつての田中剛騎手や星野忍騎手、近年の熊沢騎手のように、平地との二刀流ではない騎手だけに、これは本当にレアケース。さらに勝ち馬は未勝利馬の格上挑戦、かつ連闘馬。それでいて単勝4番人気なのだから二重の驚き。

 ラジオは10Rから。湘南Sは本命リサリサが進んでいかず。メインは本命デシエルトが5着まで。砂を被るのをかなり嫌がり、しかもパサパサのダートだと終いは甘いしで、これは芝に戻る方がいいのでは。同じドレフォン産駒としては、ジオグリフパターンになりそうな気も。
 最終レースは誰でも本命のキャンディドライヴが完勝も、2着馬が抜け。

 しかし個人的な馬券は、福島牝馬Sの◎▲△で一気に巻き返せた。ただこちらでも大きな落馬事故があり、的中を手放しでは喜べない。特に吉田隼騎手の容体が心配されたが、頭部負傷の発表のみで、こちらも大事にはなっていないようだ。木幡初騎手は今日水曜になって腕の骨折と発表。馬は2頭カラ馬で走っていたが、シンリョクカが肩にヒビ。こちらは秋には復帰できそうとのこと。
 しかしこの事故の連鎖はいったいどういうことか。高知でも悲しい事故があり、中央では思えばルメールのドバイから繋がってしまっているようだ。当たり前のことだが、もうこれ以上の禍は見たくない。

 

 

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2024年4月19日 (金)

雑記

◆今年は気候の影響で、関東では例年より桜が後ろ寄りになり、開花していた時間も長かったというのだけど、自分としては、なんとなく中途半端なまま終わってしまったという感がある。例年のように、一斉にパッと咲いて一気に満開とならなかったからか、爛漫という感じもなく散ったように思えるのだ。咲く枝と散る枝が常に入れ替わっていて、MAXに至らなかったというか。自然に対して文句を言っているわけではないが、不完全燃焼には違いない。

 毎年、国立の大学通りと多磨霊園、そして府中の桜通りの桜を眺めるのが定番。ツイッターにも挙げた国立で何とか満足できたものの、多磨霊園はあの圧倒するような咲きっぷりには程遠く、枝垂れ桜も咲き切らず。
そして大規模な伐採や植え替えを行った府中桜通りは寂しいまま。3,4年前までは、桜で左右と上を覆われた廊下を歩いているかのようだったのに、この感じでは、あの姿が戻るには20年くらいはかかるのではないか。残された時間を考えると、もう自分は見られないのだろう。

 物足りなかったと書いた多磨霊園だったが、地面に散った花弁が、ところどころで小さなつむじ風に巻かれて立ち上るさまは、実に美しかった。あの渦を近くで見たい、あわよくば中に入ってみたいと思って歩み寄ると、たいていパッと渦が消えて、足元に無粋に散らばってしまう。自分が近づいたから物理的に風が乱れて消えているのかどうかは分からないが、この「ままならなさ」にはなんとなく既視感を。

◆先日他界されたヤギヤスオ(八木康夫)さんのこと。もちろん、細野晴臣さんの歴史的名盤「泰安洋行」や「トロピカルダンディ」のジャケットデザイナーとしては学生時代から知ってはいたのだけど、自分にとっての最初のインパクトは、やはりじゃがたらに関してのワークだ。
ボーカル江戸アケミ(江戸正孝)が精神病院に入院する直前のLIVEをA面、外出許可が出て最初のLIVEをB面に収めた「君と踊り明かそう日の出を見るまで」、もちろんジャケット制作に加え、これに付けられたブックレットも記していた。それまでまとまった記述に乏しかったじゃがたらというバンドの歴史、そしてアケミ個人のパーソナリティは、このブックレットで初めて知れた人が大半だったはずで、しかもアケミが発狂する前後の状況を、極めて客観的なドキュメントとして記録している。付かず離れずの立ち位置から、冷静な中にもうねった筆致で記した文章には戦慄を覚えたものだ。そして、それから10年近くを経て、アケミの追悼ベストアルバムのライナーも書いていて、こちらでは感情溢れるままに混乱したトーンの文章が収められている。

 生前のヤギさんには2回インタビューした。最初は88年頃、じゃがたら関連の取材で、ヤギさんがメンバーと最初に遭遇した(ジャケット制作の依頼のために呼び出された)という、市ケ谷駅前の某喫茶店で。そしてもう1回は、その90年頃、当時インクスティック芝浦ファクトリーの近くの、古いマンション内にあったヤギさんのアトリエにて、フランクザッパ関係の取材で。薄暗い部屋の中で、ランプだけを点けていた。当時はまだあの長いヤギひげはなく、終わるまで全く笑顔を見せなかった記憶がある。極めて淡々としていて、おそらくその後の著述から察するに、当時はメンタルがあまり順調ではなかった時期のようだった。
 その後ヤギさんは山中湖の近くの、人里離れた廃屋を改修して移り住み、人との往来をほぼ断ってしまった。ブログなどSNSは見ていたけれど、昨年秋ごろからツイッターも更新されなくなっていたのが気にはなっていたが・・・。JAGATARAのアケミもナベちゃんもシノちゃんも、それからフールズの大半のメンバーもすでにそっちへ行っているから、おそらくは不埒な?再会を果たしているのだと思う。

◆先日、夏のホテル予約が困難云々と書いたが、あくまで噂ながら、さもありなんという1つの理由を。
どうも円安により、日本への旅行を集中して組んでいる海外の旅行会社たちが、競って押さえているようだ、という話。直前にキャンセルがけっこう出るのでは?という見解もあるが、さてどうなりますか。有名観光地だけでなく、東北や四国、山陰に北陸など、従来は外国人があまり目を向けなかった地方への旅が人気という報道は、確かに目にしたことがある。円安状況が続く限り、夏に限らず、こんな状況は続くのかもしれない。

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2024年4月17日 (水)

4月13,14日の競馬

 土曜はかなり暖かく、電車の冷房も気にならず。春物のコートも要らない陽気。しかし、競馬場を覆う空気は、やはりどこか重かった。内馬場の旗は半旗。場内に設けられた献花台、記帳所への列は絶えない。
 それでもこちらは日常を過ごすだけ。この日は「鰻とと」のシングル、少し足らなかったので三幸のカツサンド。

 中山の芝は、良馬場にしては時計が掛かっている。泥が飛ぶ状況は相変わらず、ダートも少し速め。馬場造園課のコメントでは、土日共に朝露が多かったそうだ。
午後1時過ぎからは急に北風、つまり最後の直線では向かい風が強まって、実況席の新聞が煽られるほどだったが、寒さは全く感じなかった。

 ラジオ担当、最初の中山7Rは、頭数も少ないので絞ろうとして、勝ったヒシタイカンを「敢えて2着固定で」などと要らぬことを言ってしまい、本命セイウンパシュートが2着に来てもハズレ。8Rは本命スマートルシーダが12キロ減の影響もあったか、後方のまま。9Rは〇▲だが、6頭立てで1番人気エコロレイズを本命にしたら2点しか買えず、まともにタテ目。3タテを喰らってしまう。1つは勝てる阪神の方がマシ(苦笑)。終えて下へ降りて、テレビ出演がないためビール。

 この日は中山グランドJとあって人出が多い。前週土曜の5割増しにあたる約21700名。グランドJの結果については改めて書くまでもない。イロゴトシで連覇を果たした黒岩騎手のインタビューは、安っぽい感想を書けないほど哀惜の念と友への敬虔な思いに溢れたものであったし、2件の競走中止と、マイネルグロンの入線後下馬はあったが(大事に至らず何より)、レースそのものの内容も素晴らしかった。特に3着に敗れたとはいえニシノデイジーの走りが印象的。このレースまで見て帰途に就いた。中山には秋まで5ヶ月のご無沙汰となる。

 日曜は在宅競馬。この日は勝浦騎手のラストライドデー。土曜は1つ勝ったが、日曜は残念ながら2着まで。縁深いニシノ・セイウンの馬で頑張ったが、ことごとく2着までだったところも、なんとも勝浦騎手らしい・・・。
 
 この日の中山芝は、土曜とは違い最初から時計が出ていたが、午後に入ると経過に連れて時計の出方に一層拍車がかかっていった。皐月賞はそこにメイショウタバルの高速逃げ、土曜とは真逆の直線2回の追い風も相まって、とんでもないレコード決着に。
 ジャスティンミラノは、それまでスローのワンターンで上がりを活かす競馬の経験しかなかったが、小回りでコーナー4つのコースと、超高速ペースを両方、しかも大舞台でこなしてしまったことには恐れ入る。ただキズナ産駒にダンチヒ系なら、こちらが本来の姿という感もある。坂下から後ろを突き放しかけたジャンタルマンタルに、あっという間に取りついた脚は見事。戸崎騎手裂帛の気合の騎乗だった。
そしてコスモキュランダは、父アルアインがやはり皐月賞レコードをマークしていて、しかもその年も1番人気が牝馬だったということで、なんという因縁か。惜しくも勝てなかったが、内容的には同等の評価ができる。

 レガレイラはスタートこそ確かに失敗だったが、それ以外に何の瑕疵もない。シンエンペラーも同様。共にこのペースへの対応に苦慮しただけだ。特にレガレイラは上がり最速タイであり、ハイペース追走でもスタミナを失くしてはいない。このあとはオークスへ行くかダービーへ行くか分からないが、ダービーでもチャンスは残されていると思う。
シンエンペラーはダービーでは瞬発力に懸念。そして4着アーバンシックは、典型的な皐月賞負け組のダービー好走パターンの内容。実に楽しみになってきた。

 それにしても1分57秒1。私が初めてリアルタイムで見た皐月賞は、1972年、ランドプリンスが勝った年で、今見直せば時計は2分3秒5だった。まさに隔世の感。さすがに当時の詳細は覚えていないが、流感の影響でスケジュールが激変し、通常のダービー週に行われたことは、テレビ中継で再三叫ばれていた記憶がある。
皐月賞で初めて2分を切ったのがナリタブライアンで、そこから見てもさらに2秒近く詰まったことになる。日本の競走馬のレベルアップ度合いはもちろん大きいが、それ以上に主因は馬場(芝で最も時計が出るのは、適度に荒れてグリップが利く状態で、しかも路盤が硬くなっている状態とみて間違いない)と展開であることは論を俟たない。

 自分の馬券は終日酷かったが、先週はそういった生臭い思いは後回しになってしまう。競馬の結果自体も、天からの想いが通じたか、土曜のグランドジャンプ、日曜阪神4R、福島のメイン、そして皐月賞と、藤岡康太騎手と縁のあった馬や関係者が勝ち切った。これからは毎年皐月賞が来るたび、故人を思い出すことになるのだろう。

 今後の予定です。
◆YouTubeチャンネルはお休みです。次回は天皇賞前日の公開です。
◆土曜のラジオ日本、私の出番は午後後半に移り、午後2時半ころから最終終了までの担当です。
◆競馬予想TV、次は天皇賞週の出番です。

 

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2024年4月12日 (金)

4月7日・日曜のこと

 日常に戻る。戻るべきだし戻らざるを得ない。

 4月7日の日曜は、5時過ぎに起きて当日出しの予想原稿を仕上げ、8時過ぎに府中の自宅を出て、母方の伯母の告別式へ。亡母の兄の奥様であった方で、直接血は繋がっていないのだが、子供の頃からとてもお世話になった。
 公務員一家で、競馬とは無縁の血筋なので、自分の仕事はバレておらず。自営で編集の仕事をやっていると昔ごまかして以来、それで何十年も来てしまったのでそれっきり(苦笑)。
 
 伯母の訃報は30日の土曜、中山競馬場でラジオに出ている間にメールに着信していた。そういえば、競馬場にいる時に悪い知らせが届くことが多いな、と改めて気付く。亡母の容体が悪化し、延命治療についての判断を仰ぐ電話が主治医から掛かってきたのは、7年前のJC前日、東京競馬場でラジオ出番の1時間前くらいのことだったし、葬儀は阪神JFの日だった。伯父の訃報は3年前のとある日曜、東京競馬場で受けた。
しかし亡父は自分も競馬を長年楽しんできた人だったので、倒れた日、亡くなった日と、きれいに?開催日を外してくれた(苦笑)。

 一式を終えて千葉の斎場からタクシーで蘇我駅に向かう間に、スマホで桜花賞をリアルタイムで見ることができた。前半はステレンボッシュ、アスコリピチェーノ共に絶望的な位置に見えたが、やはりこの2頭は強かった。着順を分けたのは、確かに4角の捌きだったのだろうが、アスコリピチェーノ北村宏騎手の手綱にも何の瑕疵もない。
本命と対抗が入れ替わったのはともかくとして、番組で購入した土曜19時台よりも3連複のオッズがだいぶ下がってしまったものの、当日朝の買い足し分含めて、桜花賞だけみれば小遣い程度には浮いた。考えようによっては、この馬連6.3倍はオイシかったのかもしれない。
ただし狙い目は失敗。対抗評価にしたハギノサステナブルを軸にしていれば・・・。かなり迷ったのだけど。1日単位で見ればチョイ浮き程度で終わる。

 朝の内は雨が降っていたけれど、昼前から晴れてドンドン気温が上がった。月曜が雨予報だったので、もう桜は散ってしまうと思い立ち、陽気が良いので帰りに最寄り駅で下車せず、国立駅まで足を伸ばした。諸々の荷物をコインロッカーに預けて、毎年恒例の国立の大学通りの見事な桜を堪能。
晩飯はロージナ茶房の前を通っての路地、以前冷やし中華で紹介した地元の有名店「中華香來」。ビールに紫蘇餃子、春巻き。絶品。
私が入店したときはカウンターに3,4人分の空きがあったが、その後次々と花見から流れてきた常連客と思しき人たちが席を埋めて、あと10分遅かったら諦めざるを得なかっただろう。
 終えて外へ出た時には、陽が完全に沈んでいて、駅前の灯りでライトアップ効果を受けた夜桜が艶めかしい。こちらにも満足。

 さて、いよいよ今週で春の中山も終わる。皐月賞、私の選ぶベスト3は古い順に1977年ハードバージ(福永洋一騎手の神業)、94年ナリタブライアン(初めての2分切り)、1999年テイエムオペラオー(大外一気の大逆転、直後にお会いした故・野平祐二先生が「ルドルフを超えるかもしれない馬が出てきた」と話しておられた)。どれも道義上、映像のリンクは貼れないけれど、見たい方は探して、ぜひ見てほしい。特にハードバージの福永騎手は、競馬の常識が覆される凄い騎乗だ。とくに3コーナー以降、黒帽、赤地にオレンジの銭形の騎乗服を着た騎手を見ていてほしい。

 週末の出演予定です。
◆YouTubeチャンネル、土曜夜に皐月賞有力馬採点と、引き続き木實谷さんへのインタビューを公開します。
◆土曜のラジオ日本、私は午後1時すぎから2時半頃までの担当です。
◆競馬予想TV、次は天皇賞週の出番です。

 

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2024年4月11日 (木)

無題

 前回最後に書いた願いは叶わず。心よりお悔やみ申し上げます。
 世間だけでなく、競馬界にも不幸なことばかり起こる2024年。こんな現実は見たくない。今週末もいつものように管理馬を送り出す藤岡健一調教師、クラシックの大一番含め騎乗する藤岡佑介騎手の心中を察すると、いたたまれない思いになる。
 と同時に、あのレースに騎乗していた他の騎手たち、とりわけ若い騎手たちのメンタルも心配だ。こんなことは外野の要らぬ心配なのだろうけれど、人並み以下の精神力しか持ち合わせていない自分としては、傷口ばかりを探してしまう。
 すべての競馬関係者に、大なり小なり刻まれたその傷が、1日でも早く乾くことを願ってやまない。

 今回のことに限らず、突然の災害や事故、事件で命を落とす人々がいる。きっと、夕飯にあれを食べようとか、次の休みにここへ行こうとか、帰ったら家族とこのことを話そうとか思っていたはずなのに、全く想定になかった禍により、日常が突然終わってしまう。全ての人間に、そうなるおそれはある。まさに「板子一枚下は地獄」なのだ。
 
 改めて、神などいないと思い知らされる。もし日々何かに感謝するのなら、それは「運」に対してのみだ。1日無事に生きおおせることができたという運。たまたま自分に災禍が降りかからなかっただけ、ということだ。
 とりとめのない中身で恐縮だが、何か言葉にしないと眠れないので記した。不快になった方がいたら申し訳ない。この件については一切の反応をお断わりする設定としたのでご了承願いたい。

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2024年4月10日 (水)

4月6日・土曜の競馬

 土曜、朝は迷った末に薄手のコートを着ていくことにして正解。気温の上昇は少し遅れていたし、電車内は弱めとはいえ冷房が入っていて、しかも自分の立っていた場所は吹き出しに近かったので、コートが無ければダメージを受けていたと思う。
 競馬場に来るとなぜか肉を食べたくなることが多く、この日もそうだったので、和幸でかつ重。そのあとラジオ控室へ上がっていったのだが、下でお茶を買うか、上に昇ってから買うか迷って、下で暖かい緑茶を買うことにしたのだけど、こちらのチョイスも正解。記者席や放送席のあるフロアの自販機は、「つめたーい」だけの飲料に切り替わっていたからだ。
 
 中山の桜は満開。先週は放送席からは、遠めにうっすら白かった程度だったが、ハッキリと白桃色の布が掛けられたように認知できた。ただ残念ながら雲が多かったので、日に映えるには至らず。
 担当最初の7Rは本命ワンブランチが3着まで。8Rは本命イデアユウシンが2着も、勝ったネイチャーシップ騎乗、ルーキー長浜騎手の肝の据わった手綱にやられた。長距離戦、しかも捲り合いになりがちな中山ダート2400では、タイミングやコース取り含めて、ルーキーではまだまだ厳しいと勝手に判断してしまったのだ。嘲笑うような素晴らしいタイミングの追い出しが決まった。この日は2勝。翌日も2勝してすでに通算5勝。今年の新人では今のところ頭1つ抜けた感じ。

 阪神7Rで藤岡康騎手が落馬事故。この時点では映像も見ていなかったし、関東には詳細が伝わっておらず、まさかあんな事態になるとは全く思っていなかった・・・。

 中山9Rは本命アンスリウムがゴール寸前で2着に飛び込んできてくれて、なんとか的中。△◎△だった。このあと下へ降りる。気温も上がってきていたし、テレビまでは時間があったのでまずビール。11Rまで観戦。阪神牝馬Sは◎△、ニュージーランドTは〇△★。ユキノロイヤルがボンドガールを押さえていたら馬連も付いてきたのだが・・・。ワイドと複勝まで。
 なおこの日、中山では横山兄弟が7勝した。もしかしたら武兄弟であったのかもしれないが、兄弟で1日計7勝、しかも4つ3つとほぼ偏りなくというのは、相当珍しいはずだ。このあとフジテレビへ移動。

 すでに公表されているので書くけれど、情報筋から藤岡康太騎手の意識が戻っていないというニュースが、お台場にいる時に入ってきた。復帰云々よりも、まずは早く目覚め、大きな峠を越えてくれることを信じるのみ、願うのみ。

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2024年4月 4日 (木)

3月31日・日曜の競馬+α

 4月1日の月曜は、年に2回受けている緑内障の視野検査。進行は止まっている。
3日水曜はYouTubeチャンネル撮影。ノーザンF天栄の木實谷場長へリモートインタビュー。ご多忙のところ、時間を割いていただいた。感謝。
 そして今日4日は、武豊騎手の盗難被害にJRAのシステムダウンと、競馬関係の災いが重なった。もちろん台湾の大地震は別次元・・・。その後は東北も揺れた。
 
 戻して3月30日深夜、ドバイはテレビを点けたらいきなりフォーエバーヤングが完勝。そして日本で発売した4つのレースはどれもいろいろな意味で荒れ模様。不利があったシャヒーン、ルメール騎手が落馬事故に見舞われ大ケガの上に、配当も大波乱となったターフ、そして伏兵が勝ち切ったシーマクラシックにワールドカップと、不穏な?レースが続いた印象。

 ドバイターフまで見て就寝。一夜明けた日曜は初夏のような暑さ。パークウインズの東京競馬場で観戦。
 配信した阪神7Rと中山8Rの的中でドバイの負けを取り返し、気分は良かったが、キタサンブラックCが悔しかった。ブリュットミレジメさえ突っ込んでこなければ・・・サトノペルセウスを狙って配信したのに・・・。大阪杯は〇▲のタテ目馬連を押さえていたけれど赤字。
なんとか阪神最終で持ち直して、少し浮くことができた。土日共に勝利はいつ以来だろう。ささやかでも勝ちは勝ち。

 打ち上げ中に阪神タイガース今季初勝利。酒の美味さがさらにアップ。そしてツイッターに、昨夜のドバイの国際映像でナミュールの父がアジアエクスプレスと表記されていたショットが流れてきた。ちょっと原因が分からないが、とにかくいろいろあった今年のドバイミーティングの落ちがこれであったか。

 木曜夜時点で、日曜阪神の傘マークが消えている。これは助かる。ぜひこの予報のままでいってほしい。

当面の出演予定です。
◆YouTubeチャンネル、土曜夜に桜花賞有力馬採点と、木實谷さんへのインタビューを公開します。
◆土曜のラジオ日本、私は午後1時すぎから2時半頃までの担当です。
◆競馬予想TV、今週は出番あります。

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2024年4月 3日 (水)

3月30日・土曜の競馬

今朝(水曜朝)、台湾で大地震。現地の惨状が伝わってきているが、今年は本当に・・・・。

今回のメカニズムなどを、日本で発生した場合と同様に、詳しく伝えてほしい。沖縄に津波警報も、被害は出なかった模様。そして、同じ地震と言えど、報道を見るに、どういう環境(観光地でのホテル、レジャー中など)で遭遇するかによって、対応の仕方や優先順位が変わってくることも、考えてみれば当然なのだけど改めて気付かされた。

 3月30日は、日中の気温がかなり上がりそうという予報だったのだが、朝のすこしひんやりとした空気に、迷った末薄手のコートを着ていくことにした。少し歩いた時点でやや後悔したのだけど、中央線に乗ったら、冷房が効いていたためコート着用大正解に。
 肉を食べたい気分だったため、朝兼昼は中山競馬場内・和幸のひとくちヒレカツ定食。ラジオ控室でのおやつにスイーツフェアに出ていたラズベリードーナツを購入。
 控室では、プロ野球開幕戦の東京ドーム、読売阪神戦を実況したアナから、始球式の裏話(中畑氏のデッドボールになりそうなあの珍シーンのこと)など。
 
 ラジオ担当は7Rから。▲〇タテ目を拾わず。本命ファルコンミノルは出遅れてしまう。
 8Rは、2勝クラス屈指のメンバー。またしても〇▲。本命ホウオウプレミアは、出負けして挟まれ、シンガリまで下がる。直線大外回すも、とても無理な位置からだった。東京に替われば。
 9Rは、ノーマークだったダイシンアポロンに逃げ切られては降参するしかない。3戦ノー和了。

 中継予想は冴えなかったが、この日はテレビがないので気分が軽い。前週と違って、ビールのオイシイ気温だったのですぐにゴクリ。10Rからはスタンド前で観戦。その10R、千葉日報杯は◎★で馬連ゲット。
そしてメインのダービー卿CT、直線でミライミライと叫んで、岩田望来騎乗の本命アスクコンナモンダ3着を後押し。人気薄エエヤンとのワイドと、3連複的中。阪神メインで、自信のあったカセノダンサーとサンライズフレイム勝負を外したのは痛かったが、それでも土曜に勝ち切れたのは久々、心も軽く家路に就いた。

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