11月24日・日曜の競馬など
先日の関東圏では、昼が晴れて寒く、深夜は南岸低気圧が通過して急激に気圧が下がって逆に気温は上がり、未明まで暴風雨、そこから朝は急速に晴れていくという、およそ年末とは思えない天候の変化があった。
目覚めたら、右耳が塞がっていて「ヤバイ、突発性難聴?」と思ったのだけど、起き上がってしばらくして、血圧というか血流が安定したら回復した。おそらくこの気温気圧の急変で自律神経の働きが悪化したのだと思う。耳の後ろの、頭蓋骨の下から首にかけての筋肉の筋を軽く摘まみながらマッサージすることでさらに改善し、随伴していた耳鳴りも少しマシになった。高齢の著名人の訃報も連日だし、私も身体が自主的に対応してくれるのはあと十数年なのかもしれない・・・。
ただ、去年の同じ時期と比べると、だいぶ体調が良い。残り1ヶ月、思ったようなペースで何事もできそうなのは幸いだ。
辛気臭い話はこれくらいで。
先週日曜。正午前に家を出て、府中市内で昼食を済ませてから東京競馬場入り。土曜ほどの晴天ではなかったが、まずまず秋晴れの範疇だ。場内にはおそらくヨーロッパからの関係者、マスコミも散見。入場券が予約販売でなければ、海外からのツーリストも来ていたのかもしれない。
土曜は高速時計連発だったダートの時計の出方も、馬場が乾いて落ち着く。芝はスローばかりで馬場が判然としないが、土曜のように内外の有利不利があまりないコンディションではありそうだ。1Rから5Rまでは全て外国人騎手が勝ったが、6Rに坂井騎手が止めた。
8Rのベゴニア賞は、ディアナザールが直線で幼さを見せる粗削りな走りながら勝ち切ったが、後日に故障判明は残念。
個人的に、この日最も勝負レースとして指定していたのが10Rのアプローズ賞。本命4番人気シゲルソロソロ勝ち切ってくれた。2着ヴァンドームとはハナ差とはいえ大きな価値。3着争いが微妙だったが、こちらも配当が付く方が3着を取る幸運。
しかし11RアーモンドアイCは1年7か月ぶりのタッチウッド逃げ切りで沈黙。いくら能力は上といっても、このブランクでは無理と思ってしまった。とにかくこの日の芝はスローに次ぐスローペースだったが、このレースでもうまく蓋をしながら逃げたクリスチャンの手綱が光った。我が本命ショーマンフリートは包まれてしまい何もできず。
そして12RはジャパンC。レースの細かい諸々は今さら繰り返すまでもない。ドウデュースは本当に武豊と合う馬だ。ハーツクライ産駒なのに、サンデーサイレンス産駒の代表格の名馬たちのような走りのタイプ。パドックは画面通しだったけど、筋肉の盛り上がりと、血管の浮き方が凄い。
あとはドゥレッツァの歩く姿勢の美しさと毛艶。この2頭が他を圧していた。パドック素人の自分は、迷惑になるといけないので当日のデキをツイートすることはほぼ無いのだけど、あまりの良さについ広めてしまった。結果が付いてきたのは偶然。ただ、パドックでは自分には存在感なく見えたシンエンペラーの同着2着には驚いた。確かに矢作先生はデキに自信を漂わせるコメントを出しておられたが・・・。だから私に見る目があったわけではない。
ただ、これもツイートしたように、いくらスローペースでも時計が遅すぎたことには画竜点睛を欠く思いを拭えない。このペースなら、前に居た馬たちが、国際GⅠレベルともあれば押し切っていないといけなかったかもしれないが、レースはそうそう机上の計算通りには進むものではないし、また速さがレベルのすべてを決めるものでもない(ないないづくしで韻を踏んでるみたいだが)。
何より、帰りの雑踏で若い人たちが至る所でドウデュースの名を口にして、ほんのり高揚している空気が道々に漂っていたのが何よりだ。分かりやすい感動は、人気拡大にはとても大事な要素だ。
自分の馬券は京阪杯でしくじって減らしてしまったが、土曜の勝ちと日曜ちょい勝ちで心地よくひとり打ち上げ。帰ろうと思ったら別のお客さんから声を掛けられた。予想TVやYouTubeチャンネルをご覧くださっている方だそうで、「チェルヴィニアから行ってしまったが、素直にドウデュースから入ればよかったです」と言っておられた。いや人の言うことは良いところだけ汲み取って、馬券は自分の思いに従うのが一番。
今週末のメディア関連の予定。
◆ラジオ日本、私の師走中山の担当は、土曜午後後半に移り、14時半頃から最終となります。
◆競馬予想TV、私は12月は阪神JFと朝日杯週に出ます。
◆YouTubeチャンネルは、次回は有馬記念週となります。おそらく12月15日の夜にアップされると思います。◆the Letterの無料メルマガ購読、登録を引き続き募集しております。https://mizukami.theletter.jp/
まで。
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