ダービー週雑感
◆ダービー直前。幸い、週末の天候は週頭に出ていた予報よりもかなり好転しそう。その通りなら良馬場でできそうだ。
ダービー週は例年通りのCコース施行。これもオークス週からにしてほしいものだが・・・。なお前にも書いたが、ダービーをCコースで行うのは、以前のダービーと同じ幅員で行うため。ただ、直線の長さ含めてコース形状自体はかなり違っているのだから、そこにこだわるのはあまり意味がないようにも思える。
◆府中の市街地には、ダービー週なのに今年もフラッグが張られなかった。けやき通りの街灯、樹木に第〇回日本ダービーの文字が書かれた小旗が躍る光景は、コロナ禍以降再開されていない。町全体がダービー当日に向けてなんとなく力んでいくような、あの懐かしい感じは、もう戻らないのだろうか。来年からは復活させてほしいものだが。
◆今年から、ダービーの出走優先順位算定において、新馬戦や未勝利戦を除いたダート競走の賞金を組み込まないようになった。これは英断だと思う。
手前味噌もいいところなのだが、この案は実は2005年の「競馬最強の法則」の、私の連載初期に提案していたプランとほぼ同じ(新馬戦と未勝利戦を除外するというのは思いつかなかったが、確かに冬場のデビュー戦除外ラッシュを考えると、これはJRAの方が深慮されている)。もちろんこれだけ時間が経っているのだから、別に私の提案が活きたわけではないのは百も承知なのだけど(苦笑)。
真面目な話、ダート三冠路線が整備されたことで、ダート馬にとっての桧舞台が確立したのを受けて、芝クラシックと峻別できると判断したからであろう。
06年に出版された拙著「競馬界にケンカ売らせていただきます」(絶版・今思うと何というタイトル・笑)で、その他のもろもろの疑問点含めてJRAの番組編成担当に取材した際、このプランも提示したのだが、その時は拙著にも記したように「地方交流戦を含め、ダートを差別するようにも取られかねないので、別枠に扱うわけにはいかない」との回答だった。どんな経緯でも構わないのだが、理に適ったルールができたことには賛意を表する。
◆これも毎年のブログネタだが、私はダービーで競馬年齢を1つ加えることになる。しかし鮮明に思い出せて、勝ち馬の名前が瞬時に出てくるのは、最初に見た71年を起点とすると85年のシリウスシンボリあたりまでだ。その後は個人的な思い出とか、よほど鮮烈な勝ち方をした馬とかの年が浮かんでくるくらい。89年のウィナーズサークル、90年のアイネスフウジン、91年トウカイテイオー、そのあとのミホノブルボン、イニングチケット、ナリタブライアン、このあたりまではしばらく連続するのだけど、以降はかなり勝ち馬の後先が怪しくなる。まあ老化といえばそれまでだけど、競馬への集中度というか、仕事ではなく純粋に、寺山的に言えば「自分のもう1つの劇場」として重ねて見ていた頃とは、心理面での関わり方の濃さが全く違うということだろう。仕事になってしまうと、むしろそうはいかないものだ。
今年のダービーはそんな擦れた目にも鮮やかなレースとなるだろうか。
以下告知です
◆新刊が30日発売となりました。よろしくお願い致します。
◆ラジオ日本の土曜競馬実況中継は、今週から午後後半・14時半頃から最終までを担当します。
◆競馬予想TV、情けないですが今シーズンの出番はほぼ終了です。唯一の出番としては人数調整?として府中牝馬S週に呼ばれています。博才はないし上の方たちの迷惑にもなるので、逆転を狙うようなギャンブルはしません(笑)
◆YouTubeは、現在ダービー対象が2本公開中です。
来週頭に、引き続きNF天栄の木實谷場長を迎えての安田記念篇PART1、後半に通常バージョンの安田記念篇PART2をアップする予定です。
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