5月31日・土曜の競馬
土曜朝は小雨、1R前から本降り。肌寒く、着るものの選択が難しい。この時期に春物の薄手のコートを引っ張りだすことに。まだ梅雨ではないが、いわゆる梅雨寒?ともまた違う感覚。妙な陽気だ。その妙な陽気がこのあと異変を起こすことになる。
競馬場への入りが遅れたので、この日はメモリアルスタンド地下の吉野屋であっさりと。ムシャムシャやっていたら声を掛けられて汗顔。
8Rはチザルビーノ5走連続の2着。ムーア×3にキングときて今回レーンでも勝てず。こういうタイプはむしろ次に減量騎手でも乗せた方が勝ち切れるかもしれない。
このあと雷鳴が轟いて、一転土砂降りの豪雨。雨に煙って向正面の景色が放送席からは見えづらくなった。返し馬に散っていた9Rの出走馬が、急いで待避所に集合し、観客へは屋内へ入るようにアナウンスが流れる。しばらく雷鳴が途切れたと思ったら、突然ドンと凄い音。スタンド側では光が見えなかったが、パドックにいた解説のやーしゅんこと鈴木俊也さんによると、競馬場のすぐ近くに落ちたように見えたとのこと。あとでわかったことだが、正門前の駅から北へ進んで、八幡宿の交差点近くの、旧甲州街道を渡ったところの建造物の避雷針に落ちたらしい。競馬場のスタンドからは300mあるかなしかの場所だ。
結局9Rは天候調査を経て取りやめが決定。その後急速に雷雲が遠ざかり、皮肉にも中止決定の放送直後から、空はやや明るくなった。だがこういう対応は、羹に懲りてなますを吹くくらいでちょうどいい。
雨雲レーダーで雷雲が抜けたからであろう、芝コースに多くの係員が入って走路をチェックしていた。これは推測だが、万一雹が混じっていた場合に走路に散らばっていては事故へ繋がるから、氷粒が落ちていないかのチェックだったのだろう(あるいは雨水が集中的に溜まって脚を取られる危険な箇所があるかどうかのチェックでもあったはず)。
思い返すと、数年前にプリンシパルS以降が雹で中止になった時も、そして新潟(福島だったか?)競馬場でスタンドに落雷があった時も、私が担当していた時間帯。災厄を呼び込んでいるのは私なのかもしれない(苦笑)。
10Rの発走時刻が一度発表されたが、そこから、さらに遅れることになった。発走時刻が決まってからでないと、放送媒体は対応が決められない。受け身の立場だけにバタバタはするが、そこは海千山千のスタッフなので、難なく対応。
先週から開催終了までは私は午後後半の担当。10Rは本命トーホウガレオン、好位置につけていたが直線内目を失速。11Rの本命ウェイワードアクトは完勝も、2,3着はヌケ。最終レースはまさかの11番人気ユアフラッシュ勝利ではどうにもならない。
この時間帯になるともう雨は上がっていて、帰途は傘無しで歩けたが風は冷たいまま。中止になった9Rの陣営には申し訳ないが、おそらく多くのファンや関係者が「明日でなくて不幸中の幸い」と思ったであろう。ダービー前日だけにこれは仕方ないところ。
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